
グーグルが中国からの事業撤退を視野に 113
巨人VS巨人 部門より
Googleが撤退も視野に入れた中国事業の再検討を考えているとのこと(日経の記事、ASCII.jpの記事、47Newsの記事)。
「ウェブ上での発言の自由に対する制限などもあり、中国事業を再検討する」とのこと。中国政府による検閲にGoogleは嫌気が差してきているようです。Googleがサイバー攻撃を受けたことも事業再検討の理由に挙げられていますが、それも中国の人権活動家の情報を引き出すことを目論んだものだったようです。
ASCII.jpの記事によくまとまっていますが、google.cnの閉鎖も視野に、中国当局と状況の改善を目指して交渉するようです。一企業が一国の人権状況を改善することに成功するのか否か、興味深いです。
また、あるAnonymous Coward 曰く、
米Googleは公式ブログにて、昨年12月に同社が受けたサイバー攻撃が中国人権活動家のメールを狙ったものであったことを明らかにし、「言論の自由」と中国当局による検索内容検閲をめぐり中国事業からの撤退も視野に入れていることを明らかにした(本家記事、時事通信、CNET Japan)。
公式ブログによると、昨年12月Googleが受けた組織的なサイバー攻撃は同社だけでなくIT系や金融系、メディアや化学関連企業など、同社が把握しているだけで少なくとも20社を対象とした大規模なものだったという。この攻撃は中国人権活動家のGmailアカウントへのアクセスを目的としたものであり、2つのアカウントでアカウント設立日やメールのサブジェクトといった限定的な情報がアクセスされたとのこと。
また、中国だけでなく米国や欧州の中国人権活動家のGmailアカウントが第三者によって定期的にアクセスされていることも明らかになったとのこと。これらのアクセスはGoogleのセキュリティを突くものではなく、恐らくコンピュータに仕掛けられたマルウエアやフィッシングを通じて試みられていたと考えられるそうだ。「Google.cn」は2006年にラウンチされて以来、中国当局による検索内容の検閲を受け入れてきたが、ラウンチ当時からGoogleは「中国における状況を注意深く監視し、場合によっては中国への取組みを再考する」ことを明言している。今回のサイバー攻撃や、中国がここ1年進めてきた言論の自由への更なる制限を考慮し、同社は中国での事業を再考することを決断したとのことだ。
今後GoogleはGoogle.cnの検索結果への検閲を中止し、フィルタリングなしの検索エンジンの実現を中国政府と協議するとのこと。状況によってはGoogle.cnの廃止や中国事業の撤退もあり得るとした。
非関税障壁メソッド (スコア:3, 興味深い)
日経によればグーグル+アメリカ当局VS中国検閲らしい - mkr の日記 [srad.jp]
グーグル、障壁高く戦略転換 検閲撤廃求め中国当局と交渉へ インターネット-最新ニュース:IT-PLUS [nikkei.co.jp]
Re:非関税障壁メソッド (スコア:3, 参考になる)
米大統領、中国でのインターネットの自由を支持 [yahoo.co.jp]
Re: (スコア:0)
中国には莫大な国民がいて、彼らが食っていけるようにする必要がある。
そして、今後も有望なIT業界ではまだ出遅れている。
だったら障壁作って国内産業を育てる時間稼ぎをするのは悪くないかと。
一部のすでに世界へ羽ばたける人達は逃げてしまうかもしれないけど、
国家の産業規模ってのはデカいから、最先端だけを見ているわけには行かない。
(優遇して引きとめる事もできるしね)
Re:非関税障壁メソッド (スコア:1, おもしろおかしい)
>だったら障壁作って国内産業を育てる時間稼ぎをするのは悪くないかと。
それで大失敗した「日本」という反面教師もあるぞ。
Re:非関税障壁メソッド (スコア:1, 興味深い)
向こうの幹部養成学校、社会科学学院では日本の明治維新の研究が盛んだそうだけど。
幕末から明治にかけての指導者の評価が高いらしい。
表面上何を言っていようが、最終的には開国に向かうだろ。
ただ、政治闘争の盛んなお国柄だからそんなこと表に出したりしないだろうけど。
表面上言ってることと内実は全然違うと思った方がいい。
Re:非関税障壁メソッド (スコア:1)
どうも。電気代高そうですねぇ。電気ストーブ時の電気代のトラウマが残っているもので
No security, No business... (スコア:3, すばらしい洞察)
一言でいえば、まぁ、そう云うことでしょう。公権介入によって投資に見合う利益が確保できない(つまり経済活動のセキュリティが破綻していることになる)のなら、投資を止めるということ。
いまのところは賃金格差で成立している製造業系のビジネスモデルについても、いずれ同じような問題が起きるんじゃないかな。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re: (スコア:0)
◎ No profit, No business...
カントリー・リスクが大きすぎるところじゃ商売なんかやってられない
コストが大きかったり、その国の政府の一貫性の無い政策でビジネス・コストがころころ変わるようなところでは儲けられない
市場の大きさに目がくらんだヤンキーどもも、ようやく当たり前のことに気づいたというところか
中国政府の反応 (スコア:3, 参考になる)
中国のインターネットはオープン 会見で姜瑜副報道局長 [tokyo-np.co.jp](東京新聞 2010年1月14日 18時29分)
・「中国のインターネットはオープンだ。われわれの管理は国際的慣行に合致している」=中国政府の対応には問題がない
・「中国は国際的なネット企業が法律に従って業務を展開することを歓迎する」=国内法に反する営業やサービスは認めない
・Googleに今回の発表についての説明を求めている(新華社電)
検閲は正当であり、異論は認めないということのようです。
(#1702582) [srad.jp]にあるような検閲解除を受けて中国警察がgoogleのオフィスに乗り込む日も近い?
正面からかかってこい (スコア:1)
検索結果への検閲とは違うんじゃないかな (スコア:3, 興味深い)
令状によるものだったら少なくとも形式上はその強制力が及ぶ範囲が限定されているとおもうけど、検索結果への検閲は対象が特定されていない、不特定多数への検閲になるという点で同列には語ることが出来ないんじゃないかな、と思います。
実際に令状に書かれた範囲だけで強制力が実行されているかどうかというのは確認しようがないのですが。
屍体メモ [windy.cx]
Re:正面からかかってこい (スコア:1)
中国にも裁判所と称する機関は存在するが、温家宝が「三権分立なんか絶対やんねー」と宣言している通りの国だから、令状自体の正当性も怪しいものだ。
Re:正面からかかってこい (スコア:2)
日本の裁判所は令状請求を盲判的にかたっぱしから認めるので有名な気が・・・。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:正面からかかってこい (スコア:1)
むしろ令状ありならサイバー攻撃なんかせずに直接押しかければ良いんじゃないでしょうか。
それを行う権力もあるはずなのに、しないでサイバー攻撃に出る理由が
ちょっと良く分かりません
Re: (スコア:0)
令状なしに強制捜索できますし、人権も制限します。
グアンタナモ刑務所で中国に負けじと人権を無視した拷問も
行われておりますし。
無実の人をいきなり拉致してキューバの刑務所に入れて拷問するような
人権を侵害するような国の人に、クジラを守れなんていう権利は
ないと思うな。
Re:正面からかかってこい (スコア:1, 興味深い)
非人道的な取り調べ、拷問等禁止条約において拷問とされる取り調べは日本でも頻繁に、というか、日本の警察の取り調べにおける拘留が条約上では拷問に該当する [apc.org]わけで、日本の警察は基本的に拷問を行うとも言えちゃうのでなんとも。
なんせ犯罪者の引き渡しの条約で加害者の人権を理由に引き渡しを拒否される国ですからねぇ。
Re:正面からかかってこい (スコア:1)
地位協定によって米軍には治外法権があるので警察以前の話で、地位協定を結んだことについては国が外圧に弱かったって話なんじゃないかと。
基地内での警察権がそもそも無いんだから、地位協定があっても基地内に踏み込んで警察権を云々というのはできないんじゃないかと。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:正面からかかってこい (スコア:1)
あくまで記憶ベースですが、いわゆる国際戦争法規(としてまとめられる一連の条約)ではスパイやゲリラ(テロリストもこれに含まれるでしょう)は人権を認められないことになっていたはずです。
これは不正規戦争を避けるために定められたもの。(テロ行為を行うと、行為者のシンパと見られるものたちもみなテロリスト(=人権のないもの)扱いされ、どの様な目に遭うか判らない。被テロ側はこの法規を元に己が正当性を主張でき、全ての責任をテロリスト側に被せることが出来る。そのような目に遭いたくなければテロ行為を行うな……という理屈でしょう。)
と、いうことで、一連の条約に加盟している国の政府であれば、どの政府でもテロリスト相手に
>グアンタナモ刑務所で中国に負けじと人権を無視した拷問も
>行われておりますし。
を行うことが許されています。
これが許せいないと言うことであれば、当該政府にこの条約から脱退させるか、条約そのものの改正を迫るしかないでしょう。
なお、既に該当の条約が改正されていたり、米政府がこの条約から脱退していた場合には、このコメントは的外れなものとなります。
# 現状がどうなっているか知らないけれど、もし六十年代安保闘争の時に日本政府が一連の条約に調印・批准していたら、中核派だの革マル派だの日本赤軍だのといった組織の構成員を根絶やしに出来ていたかもしれないなぁ。その反動も凄かっただろうけれど。
# ま、連中は自分達同士で人権無視な「総括」とかいうやつをやっていたそうだけど。やってた連中は集団での暴行・傷害・殺人犯としてしかるべき刑に処されたのだろうか?
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
Re:正面からかかってこい (スコア:2, すばらしい洞察)
なんという奴隷……人権は自然権だって小学校で習うはずだが。
Re:正面からかかってこい (スコア:2)
> これがおめでたいのであれば天賦人権説や自然法の理論がそもそもからおめでたいということになる。
実際,「おめでたい」思想だと思いますよ。
憲法とか改定可能な文書に書かれていて削除されることもありえたり,強力な政権に反故にされることもありえる宣言文に書かれていたりと,脆弱な根拠しかないのでしょう?
検閲半解除状態でしょうか? (スコア:1)
「中国のグーグル検索に「天安門事件」登場、オフィスは厳戒」
http://www.cnn.co.jp/business/CNN201001140005.html [cnn.co.jp]
IDENTIFICATION DIVISION.
AUTHOR YUKI-KUN.
Re:検閲半解除状態でしょうか? (スコア:1)
当局とgoogleが争ってるまさに最前線なのか、キャッシュやらでばたついてるだけのインターネットでは良くある光景なのか、いまいち読み取れない。
Re:検閲半解除状態でしょうか? (スコア:1)
急上昇ワードが google.cn にもあったら連鎖的にものすごいことになりそうですね。
Re: (スコア:0)
早速か
動きが早いなー
ていうかろくに話し合いもせずにまた「やったもん勝ち」メソッド?
実は (スコア:1, すばらしい洞察)
訳すと (スコア:0)
脅しても意味があるのか? (スコア:1)
よくわからないんだけど、googleが「改善しないと撤退するぞ」と脅したとしても、中国政府としては「どーぞどーぞ」ではないのでしょうか。
独自の文字コード [wikipedia.org]とか、独自の光ディスク [wikipedia.org]とか、独自規格が好きなお国柄だから、百度 [wikipedia.org]があれば十分、と思うでしょう。
「検閲をやめる」と主張したGoogle、恐喝容疑で逮捕 (スコア:1, おもしろおかしい)
米国のIT企業Googleが検索インデックス内に天安門事件やダライ・ラマの写真があることを発見、中国に「検閲をやめることを認めなければ撤退する」と要求したそうだ。
この会社は「言論統制が海外メディアで大きく取り上げられ、国家イメージに重大な影響を与えています」などと主張したとのことで、恐喝容疑で逮捕される次第となった。
容疑者は「これぐらいで恐喝になるんですか」と供述しているそうだ。また、この検索インデックスは3~4年前からロボットが取得していたものだという。
Re: (スコア:0)
> 独自規格が好きなお国柄だから、
独自なことにかけて日本にだけは言われたくないだろ…。しかも規格すら作らないでメーカー各社がバラバラに開発してなぜか外国の企業が尻ぬぐい [blogspot.com]してたり。
GB18030は過去の国内規格と互換性を保ちつつUnicodeも取り込んだ結果で、どっかの国の改訂するたびに非互換変更を繰り返してるうえUnicodeとの変換で泥沼状態の文字コードとは比べるのも失礼だし。
国内だけではもはや市場が成り立たないのに無理に閉じこもって自滅しようとしてるどっかの国と違って中国は国内だけでも十分に市場があるし。
Re: (スコア:0)
>中国は国内だけでも十分に市場があるし。
そう、まさにそこが武器なんだよね。
日本は障壁作っても自沈しちゃうし、難しいもんだ。
Re: (スコア:0)
今は衰退市場なんでB-CASみたいな障壁作ってもほとんど攻撃してこない。
Re: (スコア:0)
そういう攻撃があった、と言うのを公表されただけでもかの国には痛手でしょう。到底認めるとは思えないけど。
# もういっそGoogleでTor [wikipedia.org]サービスでも始めてやったらいいんじゃね?
Re:脅しても意味があるのか? (スコア:1)
中国オンライン検索市場でGoogleのシェアが拡大、「百度」との差を縮小 [nikkeibp.co.jp]
どのように勝てないのか具体的なソースを提示していただけますか?
気になったもので。
Re: (スコア:0)
Computerworldの数字 [computerworld.jp]とえらく違いますね。どういうこと?
> 中国のオンライン検索市場では、中国の百度(Baidu.com)が70%近い市場シェアを占めており、Googleのシェアは20%程度にとどまっていた。
こんな記事 [techcrunch.com]も見つけたし。
> Google ChinaのトップだったKai-fu Lee
Re:脅しても意味があるのか? (スコア:1, 興味深い)
> 到底認めるとは思えないけど。
いや、今回のGoogleに対する攻撃では、Googleはとても痛かった。
サービス障害にもなったし、一部のセキュリティは突破されてしまい、
セキュリティ技術が低いことを露呈してしまった。
そのせいで、HTTPSをデフォルト有効にするという、ごく一般的なレベルの
セキュリティに上げざるを得なくなってしまったわけだ。
Googleが中国に対して怒るのも仕方ないな。
この調子で行けば (スコア:1, 荒らし)
近い将来google.co.jpも閉鎖ですね・・・。
Re: (スコア:0)
# もう記憶もおぼろげになってきましたが。
どういうつながり (スコア:1)
やっぱり、検閲拒否するためのネタに使ったのかな。サイバー攻撃が政府公認で行われたなんて調べたのか。政府間ではなく、民間企業だから国際問題にならないし、やっちゃえ~ってことか。
まぁ、検閲といい攻撃といい、もう市場を捨ててでも切り捨てたい、と思えるほど嫌気がさしたってところか。
サイバー攻撃やめないと(やめさせないと)、検閲拒否するよ。 うん、いいカードだ。
これで中国がアクセスフィルタリングをかければ、攻撃もできなくなる。(いや、普通迂回するよね・・・)
とりあえず、今後の動向に注目だ。
Re:どういうつながり (スコア:3, すばらしい洞察)
今まで無理難題言われて、本来ならちょっと呑みがたい検閲にまで協力していたのに、
その上どう考えても政府主導としか思えないサイバー攻撃の標的にされるんじゃ、
Googleとしてもこれ以上中国政府に協力することは出来ない、ってことじゃ?
……少なくとも表向きは。
まぁ、ここで引き下がったら確かに今後他の国からもナメられるだろうから、
GoingマイウェイなGoogleさんとしては引き下がれないよね。
Re:どういうつながり (スコア:2)
検閲などの他にも,こんなこともあるらしいですね。
「中国からGoogleほか30社以上に攻撃:目的はソースコード [wiredvision.jp]」
これらが合わさって堪忍袋の緒が切れて,「もはや中華人民共和国には愛想が尽きた」となった,というシナリオは納得できますね。
思ったほど利益が上がらないので他国にシフトする,という思惑を隠してあまりあるぐらい。
Re:どういうつながり (スコア:1)
「Googleが中国で商売する必要がないと判断した」
「中国ではGoogleでもまともに商売できない(いはんや俺達をや)」
みたいな感じの流れになったりはしないのかな。
Re:どういうつながり (スコア:1)
>>「Googleが中国で商売する必要がないと判断した」
>>「中国ではGoogleでもまともに商売できない(いはんや俺達をや)」
>>みたいな感じの流れになったりはしないのかな。
Googleの撤退の理由をナショナルリスクと見るか、
市場競争での敗北と見るかで判断は分かれるかもしれませんが、
そこまで主体性の無い企業にとっては、中国のみならず、海外進出そのものが無謀ではないかと。
#気まぐれコンセプト的な光景が目に浮かびます。
保護貿易のはじまり? (スコア:1)
中国製品に関税をかけることを、アメリカ国民に納得させるためにやっているのかな。
基本的には、米国民主党も労働組合が支持しているし。
それとも、元の切り上げへの圧力?または、単にGoogleが切れただけ?
良い検閲 (スコア:0)
一方グーグル独逸法人は
「我々は公共団体ではなく一私企業なので検閲をやめる義務などない」と言い放った。
Google censoring web content [bbc.co.uk]
Re:良い検閲 (スコア:1, 興味深い)
そういやハトミミ.comで検索 [google.co.jp]してもハトミミ.com [xn--fdkn3ca.com]はまったく出てきませんね。駅街ガイド.jp [google.co.jp]だとトップに出てくるからIDN未対応ではないはずなのに。さすが民主党、中国政府より(UI
中国を遮断 (スコア:0)
中国人はGoogleでなく独自の検閲済み検索サイトを利用すると・・・
Re: (スコア:0)
Googleが中国政府の要求する検閲を拒否した時点で、
中国政府は「中国国内からGoogleへの接続を禁じる」処分が出来ます。
中国からのアクセスを遮断するのは中国政府の命令を受けたプロバイダじゃないかと。
Re:中国を遮断 (スコア:1)
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20100115-OYT8T00535.htm?from=nwlb [yomiuri.co.jp]
同日夜には検索結果をクリックしてもサイトを開けない現象が起き始めた。当局が対抗措置をとった模様だ。
ですって
IDENTIFICATION DIVISION.
AUTHOR YUKI-KUN.
自分だけに都合がよい (スコア:0)
Googleはどうやって (スコア:0)
Gmailの本文読んだのかね?