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4月1日よりBlu-ray Disc対応録画機とディスクに私的録画補償金の課金開始 97

ストーリー by hylom
たかが数円、されど数円、 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

文化庁がBlu-ray Discレコーダーおよびディスクについて、4月1日より私的録画補償金の課金を行う方針を決めた(日経IT-PLUS)。

いままで私的録音録画補償金制度の対象となっていたメディアはDAT/DCC/MDおよびD-VHS、CD-R/RW、DVD-R/RW/RAMなどで、Blu-ray Discは含まれていなかった。しかし昨年6月17日、ダビング10の開始に向けてBlu-ray Discを課金対象とすることに文部科学省と経済産業省が同意、さまざまな団体から非難を受けていた

なお、機器メーカー各社などは課金に難色を示しているとのことで、4月から本当に課金が実施されるかどうかはまだ不透明とのことだ。なお、課金額についてはレコーダーの場合数百円、ディスクで数円程度とのこと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2009年02月02日 13時12分 (#1503906)

    > ダビング10の開始に向けてBlu-ray Discを課金対象とすることに文部科学省と経済産業省が同意、
    デジタル放送は技術的保護手段がかけられていますから、Blu-rayディスクへの録画はそもそも私的複製ではないはずなのですが。

    • by Anonymous Coward on 2009年02月02日 14時57分 (#1503994)
      もともとダビング10をするなら補償金なし、補償金をとるならダビング10はやらない、
      と言う話だったはずなのに、いつの間にか両方とも導入されるのですね。

      消費者の意見は無視で、消費者だけが損をする結果となったのは、この国らしい
      決着の付け方だと思いましたよ。まったく。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年02月02日 17時04分 (#1504084)

    どうしても必要というのならちゃんとお金の管理して透明化してほしいね。
    今月は各メディアから幾らづつのお金が入って、それらがどのような根拠でどのような流れでどのように分配されたのか。
    著作者(著作「権」者ではない)を守るためという名目なのだから、ちゃんと著作者にお金行ってるなら結構みんな納得すると思うよ。
    せめて制作会社(「出版」社とかではない)までのお金の流れは明確化しようよ。

    それこそ、NTTが「管理がえらいめんどくさい。ないほうがマシじゃね?」としかめっ面しているユニバーサルサービス料金みたいにさ~。

    #メディアの種類まで管理したら製造会社や流通にも負担が出てメディア単価が
    #跳ね上がること間違いなしだろうけどね。

    • by Anonymous Coward on 2009年02月02日 17時48分 (#1504119)

      もうひとつ。

      課金されている商品ごとに目立つよう、誰にいくら支払われているか明記して欲しいです。なぜ支払わなくてはならないかも。

      で、メーカーの裁量で

      「権利者は消費者を泥棒と思っているので課金することになりました」

      という意味の言葉を1/10くらい無難な表現に薄めたものを明記すると。

      これはぜひやって欲しいなあ。課金に抵抗するというならぜひとも。

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      • by YOUsuke (6796) on 2009年02月02日 19時13分 (#1504171) ホームページ 日記

        まったく同じ制度を消費者に一切知らせずにやってたら、発覚した時点で
        「業界の癒着、著作権団体が恫喝的に利益を徴収」
        みたいな話に・・・できた・・・。妄想か。

        --
        妖精哲学の三信
        「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
        親コメント
      • >「権利者は消費者を泥棒と思っているので課金することになりました」

        補償金に関しては、消費者を泥棒だとは思ってないし、泥棒扱いもしてない。
        法で許されてる無許可で行える私的複製の範囲を超えた分は有料だけど、個別に契約するのは権利者も消費者も双方にとって面倒なので、簡略化しましょうという話。
        泥棒じゃなく、強制的にお客さん扱いしてるだけ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年02月03日 2時08分 (#1504430)

          その論理はおかしいです。

          それならばこの「補償金」とは私的複製の範囲を超えた複製に対する対価になってしまいます。であれば補償金が課金されたメディアを使っている限りは私的複製の範囲を超えて無制限に複製しても構わないということになります。それが客扱いするということです。

          でも実際にはそうなっていません。補償金を負担していても私的複製の範囲を超えて複製してはいけないですよね。

          それともやっていいんですかね。

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          • >であれば補償金が課金されたメディアを使っている限りは私的複製の範囲を超えて無制限に複製しても構わないということになります。

            なりません。
            まず、私的複製であれば無断複製が許可されているという訳ではありません。
            私的複製のうち、特定の条件を満たしていれば権利者の許諾を得ずに複製してよいというのが現行の法律です。
            そのうえで、例外として補償金を払えば複製をしてよいという条件が存在しているのです。

            つまり、対価無しで無許可に複製してよい範囲には入ってないが、補償金を払えば無許可で複製してよい範囲というものが規定されているのです。
            ですから、強制的にお客さん扱いしてるという理屈で合ってます。

            親コメント
          • えーと、先の説明を読み直してみて、ちょっと判りにくいと思ったのでもう少し簡略化。

            私的複製はいくつかの種類に分けられる。

            一つは、権利者に許可を得る必要も、対価を払う必要も無いもの。
            これだけを「私的複製」だと思ってる人も多く、その勘違いのせいで誤解も多い。
            本当は、私的複製というだけでは無許可の条件を満たさない。

            二つ目は、権利者に許可を得る必要は無いが、補償金という形で複製の対価を払うもの。
            これは、デジタルによる複製に対するものなので、良くある冗談の「脳に課金」ってのは、残念ながら電脳化でもしないかぎり不可能です。

            三つ目は、私的複製だが、権利者の許可が必要なもの。
            これは、一つ目と二つ目の条件に当てはまらないものって事になります。

            という事なので、補償金は複製の対価という考え方で間違い有りません。
            また、補償金を払っても、私的複製の範囲を超えての複製はできません。

            親コメント
  • by akiraani (24305) on 2009年02月02日 13時44分 (#1503936) 日記

     まあ、権利者側にも言い分はあるのだろうけど、結果だけを見ると課金範囲は拡大の一途をたどっているようにしか見えない。

     iPod課金「現時点では見送るべき」~文化審議会の専門委員会が結論 [impress.co.jp]

    補償金制度の抜本的な見直しにあたっては、法制問題小委員会とは別の場を設け、利害関係者を交えて検討することが適切だとしている。これには、権利者やメーカーだけでなく、ユーザー側も関係者として加わることが期待されるという。ユーザーの利便性や価格構造、国際的な動向にも留意しながら、補償金制度の抜本的な見直しや存続の是非について、2007年度中に具体的な結論を得るよう求めている。

     これが2005年でのまとめ。

     実際2007~2008年にかけて議論して出てきた結論はダウンロード違法化 [srad.jp]という状況。そしてここにきてBDメディアも追加ですか。

     ちなみに、2007年の議論のまとめでも、私的録音録画小委員会:「DRMが普及すれば補償金縮小」で合意へ [itmedia.co.jp]、なんてことを言ってたりします。

     こういうの、やるやる詐欺って言うんじゃないですかね。メーカーが嫌がるのも当然でしょう。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by albireo (7374) on 2009年02月02日 15時35分 (#1504029) 日記

      2007年の議論のまとめでも、私的録音録画小委員会:「DRMが普及すれば補償金縮小」で合意

      これは権利者側が態度を変えたんじゃなくて、お互いに自分が都合のいいように解釈してる状態で「合意」としちゃったんですよ。
      権利者側は「権利者の望むDRM十分に普及した後でなら補償金を段階的に縮小してもいい」ということに合意したつもりです。
      (ダビング10はあくまで妥協点で、権利者の望むDRMには該当しない)
      それに対してメーカー側はたぶん「DRMつきで補償金なしの機器やメディアに置き換えることで段階的に縮小していく」と受け取った。
      文化庁の提案がちょっと抽象的で解釈の余地がいろいろとあるものだったのに、そこを詰めずに「合意」という結果を早く出そうとしたのが食い違いの原因。

      権利者側の要求自体には同意できないけど、2007年の合意内容については誤解してる人が多すぎる気がします。

      --
      うじゃうじゃ
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  • 二重課金じゃないの? (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年02月02日 13時55分 (#1503947)

    レコーダに課金してメディアにも課金?こういうのは二重課金にならないの?

    • 録画できるメディア(HDDとBlu-Ray Disc)に課金しているということなんでしょうね。

      まともな制度とは思いませんが、ここの部分の考え方は少しはまともかもな気もします。
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    • by Anonymous Coward

      固定金額的な部分と従量課金な部分とが組み合わさっている、というだけで、
      構造的には、特殊な問題があるとは思いませんが。
      自動車税とガソリン税も二重課金だって話がありましたっけねえ。

      課金自体の是非がどうとかは別として。

  • by Anonymous Coward on 2009年02月02日 13時23分 (#1503919)

    Blu-rayレコーダーはDVDレコーダーも兼ねているため、DVD録画機器に対してかけられる
    保証金制度が既に適用されています。そのため、今回は実質メディアのみの適用です。

  • そんで (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2009年02月02日 18時31分 (#1504136)

    いつになったら補償金が課金されているレコーダとメディアを使って録画して世代間バックアップなどができるようになるんですか?
    未だに「10回もコピーできれば十分でしょ」としか考えてないわけ?

    Q 10回もコピーできればじゅうぶんじゃね?

    A この緩和案が問題なのは回数の問題じゃなくて世代の問題です。
     子以降はムーヴすら不能だから10回コピーできてもあんまりありがたく無いのです。
     オリジナルから10回もコピーすることはほとんどないが、メディアの経年変化等で
     DVDからHDD等にコピーして再度DVD等にコピーし直す必要が出てくるケースは多いのです。

       オ  リ  ジ  ナ  ル
    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
    子 子 子 子 子 子 子 子 子
    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
    禁 禁 禁 禁 禁 禁 禁 禁 禁
    止 止 止 止 止 止 止 止 止


      ┌──→ DVD
     HDD ─→ DVD
      └──→ DVD

    不可
    HDD → DVD → BD → 次世代ディスク → 次々世代ディスク

  • by duenmynoth (34577) on 2009年02月03日 8時09分 (#1504502) 日記
    で、巻き上げた、もとい徴収した補償金は具体的にどう使われるのでしょうか?
    DVDもそうなのですが、手段と目的が曖昧になっていると思います

    他の方も書かれているユニバーサルサービス料の話と同じで
    せっかく民間主導で進めているのに金の話の時だけ政府が口出し、もとい関与してきて
    迷惑千万な事ばかりするのは彼らの言う「文化を守る」ためなのでしょうか?
    その文化とやらが文化庁そのものでないと良いのですが…
  • by Anonymous Coward on 2009年02月02日 12時57分 (#1503886)

    DVD-RAMだとデータ用より録画用の方が安いんだよな…。

  • by Anonymous Coward on 2009年02月02日 13時20分 (#1503913)
    録画用として販売されているメディアだけなら、べつにいいんじゃないですか?
    データ用と中身はいっしょなので。
  • 文化庁様 (スコア:0, フレームのもと)

    by Anonymous Coward on 2009年02月02日 13時54分 (#1503944)

    毎度毎度思うことではあるけど。
    遺跡触らせりゃ壁腐らせて、著作権触らせれば癒着しまくりと。
    文化庁って能なしか詐欺師しかいないのかね。

    マスコミ様が味方だと、この国じゃ何やっても自由だね。

  • by Anonymous Coward on 2009年02月02日 14時30分 (#1503971)

    ×私的録画保証金
    ○私的録画補償金

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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