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アメリカ合衆国

バーチャルサブドメイン米国特許、再審査により取り消しへ 12

ストーリー by hayakawa
これからもEFFの活躍から目が離せません! 部門より

oddmake 曰く

以前/.jpで、「アメリカでゴミ特許取り消しキャンペーン開始」という記事で取り上げられましたが、電子フロンティア財団(EFF: Electronic Frontier Foundation)による、ソフトウェアに関するゴミ特許撲滅キャンペーンThe Patent Busting Projectが、今回また白星をあげたようだ。

EFFのプレスリリースによると、virtualサブドメインを特許化した米国特許6687746号の20の請求項に対し、Usenetに投稿されたmod_rewriteについてのコメントバーチャルサブドメインの利用を謳っていたWebサイトを先行事例としてあげて再審査を要求、その結果20全ての請求項が拒否されたとのこと。

現在この特許を保有しているHoshikoが範囲を狭めて再度特許の有効性を訴えるという可能性もあるが、「このまま諦めてくれることを期待しよう」と電子フロンティア財団とタレコミ子はそう思っている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by oddmake (1445) on 2009年01月24日 22時25分 (#1498026) 日記

    誰も言っておりませんのでコメントしますが…電子フロンティア財団GJ!

    この再審査って結構手数料がかかるんですね。今回のケースでは$2520になるのでしょうか。(参考 [uspto.gov])
    パテントに苦しめられるかもしれない皆のかわりに時間と金と労力のかかる手続きをすすめてくれてGJなのです。

    なお、Patent Busting Projectは皆様からのprior art情報が頼りです。現在のところ4個の特許退治が未解決のままになっております。
    Acceris:ようするにVoIPの全て [eff.org]
    Acacia Technologies:ようするに音声や動画をストリーミングすること全て [eff.org]
    Firepond/Polaris:電子メールを受け取って内容を解析して返事を出すこと [eff.org]
    任天堂のことは以前すらどの記事 [srad.jp]になりましたね。
    既にprior artの情報が寄せられてはいますが、もっとあるに越したことはないのでご存知でしたらどしどしお寄せください。

    --
    /.configure;oddmake;oddmake install
    • by saitoh (10803) on 2009年01月24日 23時11分 (#1498054)
      電子メールを受け取って内容を解析して返事を出すこと、というとftpmailが先行事例になりませねんかね。

      とおもったけど、「自動応答できるメールかどうか、ルールデータベースとケースデータベースを用いて決める」ってのがあるのか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 14時41分 (#1498314)

      既にprior artの情報が寄せられてはいますが、もっとあるに越したことはないのでご存知でしたらどしどしお寄せください。

      残念ながら情報は持っていないのですが、

      この再審査って結構手数料がかかるんですね。今回のケースでは$2520になるのでしょうか。

      ほかにもいろいろお金がかかってそうです。 つーことで $65 ばかり寄付してきました [eff.org]。 VISA/Discover/AMEX/Master が使えます。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        寄付したら任天堂の特許がアレストされちゃう
    • Re: (スコア:0, 荒らし)

      by Anonymous Coward

      じゃああたしは電子フロンティア財団乙位の立場で。あくまでも手段は正当ですからね。先行文献調査も再審査も。

      パテントで20年先行する権利を得るも苦しめられのるもクロスライセンス契約を結ぶのも皆が皆正当な権利だと思うんですが、やれ特許退治だ、苦しめられるかもしれない皆の立場に立ってなんて、あまりにも立場が偏りすぎじゃありませんかね。

      パテントを取得した者の立場は無視ですか?
      前回の話を蒸し返してしまいそうだけれども、特許取得を目指す者が請求項の範囲を最大化することの何がいけないのですか?
      取得された特許はゴミには見えませんよ。ソフトウェア特許がいかにザルだろうと、ライセンス収入や訴訟で追いきれずにパテントホルダーが実務的に敗北しようとも、先発明が証明されたならばそれは立派な特許だと思うのですが。

      • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 11時08分 (#1498209)

        知財企業の側に立つのも、反知財・ソフトウェア特許側に立つのも自由ですし、後者の立場にある人みんなのかわりに行動することも自由です。

        ついでにいいますと、今回の企業はクロスライセンス契約は無理ですよ。
        知的財産を持っているだけの企業ですから。

        >特許取得を目指す者が請求項の範囲を最大化することの何がいけないのですか?
        それはそれでいいですが、対抗側が請求項の範囲が広すぎることを問題にして特許を無効化することも当然よろしいことですよ。
        ゲームのルールは一方だけに適用されるものではないのですからね。

        >取得された特許はゴミには見えませんよ
        今回の特許はゴミ認定されました(・∀・)
        他の特許もゴミ扱いされる理由があるのです。リンク先を見ると理由がいろいろありますね。
        先発明でないことがUSPTOには証明できなかった特許!=先発明が証明された立派な特許
        ってことじゃないですか。
        あらゆる特許を廃止するプロジェクトじゃないんですけど、Patent Bustingって。

        親コメント
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