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パテント

特許法見直し:ソフトウェアも保護対象へ 87

ストーリー by hylom
悪名高い「ソフトウェア特許」? 部門より

papa-pahoo 曰く、

日本経済新聞によると、特許庁は、ソフトウエアなどの無形資産も保護対象にすべく、特許法の大幅見直しの検討に入るとのこと。また、従業員による職務発明についても見直しの必要性を議論するそうだ。1月下旬から1年かけ特許庁長官の私的研究会で検討し、2010年には産業構造審議会(経済産業相の諮問機関)で審議し、2011年の通常国会に特許法改正案か新法を提出、2012年の施行を目指すという。

今年の研究会には産業界、学界、法曹界、弁理士の有識者が招かれるというが、タレコミ人的には、オープンソース界の人も巻き込まないと禍根を残すのではないかと懸念しているところである。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • オープンソース界って (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年01月05日 13時28分 (#1485424)
    そりゃ普通は産業界に含まれるんだと思うが。

    ・・・宗教でないと言うのであればさ。

    • by Anonymous Coward
      含まれるって事は「任意のオープンソース界の要素は産業界の要素である」って事?
      言い換えると「任意のオープンソースプロジェクトは産業界に含まれる」と同義?

      確かに産業界に含まれるものもあると思うけど、含まれないものって1つもないのかなぁ?
      てか産業界ってどういう定義なんだろ???
      • by Anonymous Coward on 2009年01月05日 15時42分 (#1485518)
        > 確かに産業界に含まれるものもあると思うけど、含まれないものって1つもないのかなぁ?

        それがあったとしても
        産業界に含まれないオープンソース界で特許法に関わるモノ
        が無ければ無視して問題ないよね

        特許法に関わる時点で産業界に噛まないのは難しい
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年01月05日 16時40分 (#1485561)
        公開する以上はは「産業」ですよ。
        オープンソースってのは開発・流通・管理の方法に過ぎません。
        でもって、普通の企業でも非産業活動を行っているのは珍しく無いし。

        #産業界なんてその字の如く、「産み出す事を業とする界隈」って奴だよ。
        #つまり、物を作る取り決めたる社会構造。それはオープンソースのプロジェクトに正にフィットするわな。

        親コメント
  • by duenmynoth (34577) on 2009年01月05日 13時44分 (#1485428) 日記
    日本は何でこういう時に「専門家だけ」呼ばないんでしょうかね
    古くは道路から、携帯電話や地デジ等あらゆる方面にわたって
    こういう重要な会議の時にその業界に「精通していない」オジサンだけ集めて
    密室で「じゃあ何年後にスタート」とか決めてしまって
    マトモに発表すらしないでいざその時になると大混乱
    なんなんでしょうかね・・・
    • Re:いつもいつも (スコア:5, すばらしい洞察)

      by kitakitsune (25416) on 2009年01月05日 13時57分 (#1485443) 日記
      > 日本は何でこういう時に「専門家だけ」呼ばないんでしょうかね
      呼んでるよ。ていうか日本以外のこういう会議が違う風に見えるならそれは隣の芝か、でなければそもそも見ていないかどっちかだよ。

      > 古くは道路から、携帯電話や地デジ等あらゆる方面にわたって
      > こういう重要な会議の時にその業界に「精通していない」オジサンだけ集めて
      道路関係の会議なんてその道に精通したオッサンばっかりだよ。

      > 密室で「じゃあ何年後にスタート」とか決めてしまって
      密室なんて無いよ。議事録は基本公開だし周辺資料も探せば必ずあるよ。「密室」なんて来るのを待つばかりで探そうとしない人の言い訳だよ。

      > マトモに発表すらしないでいざその時になると大混乱
      > なんなんでしょうかね・・・
      発表すべき事項はだいたい公開されてるよ。「ちゃんと加工して噛み砕いてバカな国民や俺らマスコミでも分かるようになってて、
      あとはそのまま流すだけのアンチョコみたいな情報」の公開じゃなきゃ情報公開じゃないやい、とか考えてるおめでたい人も居るけど。
      親コメント
      • ちょっと付け足し
        > 古くは道路から、携帯電話や地デジ等あらゆる方面にわたって

        携帯電話や地デジなんかはメーカの人やキャリア、放送事業者なんかが話し合いをしていますね。
        地デジに関しては「デジタルコンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」等いくつかの委員会が話し合いをしています。
        電波を用いた通信に関しては総務省。特許であれば特許庁で資料が公開されています。
        親コメント
      • by duenmynoth (34577) on 2009年01月05日 22時20分 (#1485759) 日記
        その割にはお粗末な結果ばかりですよね

        高速道路は未だに無料にならないし
        携帯電話は日本が一人負けで世界から爪弾きだし
        地デジなんて無料放送を暗号化とか意味不明だし
        新しい東京タワーがなんで必要なのか説明が付かないし
        JASRACの暴走を止められないし

        ってあまり関係無い事まで混ざっちゃいましたが
        とにかく自称頭の良い人たちが身内だけの意見で
        いろんな事をこっそり決めてるというイメージを払拭するだけの結果を出して欲しいですね
        民主主義が聞いて呆れます
        親コメント
        • > 高速道路は未だに無料にならないし
          > 携帯電話は日本が一人負けで世界から爪弾きだし
          > 地デジなんて無料放送を暗号化とか意味不明だし
          > 新しい東京タワーがなんで必要なのか説明が付かないし
          > JASRACの暴走を止められないし
          有識者の中に明らかな素人が含まれている場合も多々ありますが、十分な見識を持った人が議論しても上記のような結果を生み出すことがあります。
          なぜなら日本は民主主義国なので、役所がかくあるべきと望んだからと行ってそれを強制することが出来ない事が数多くあるからです。
          「いろんな事をこっそり決めているイメージ」を持たれているようですが、広く開かれた場であることや招かれた人の専門性が欠如していることはduenmynothさんのイメージを払拭する結果にはならないかと思われます。
          イメージを払拭するには官庁のHPの議事録やヒアリングのプレゼン資料、パブリックコメントとそれへの応答を見る、委員会の傍聴などを行う、のがよいと思います。
          自分が専門家として関与したことのある総務省に関しては、十分な知識を持った人による開かれた議論が行われているという印象を持っています。

          # 携帯電話端末の市場シェアが低いのは端末メーカーが携帯電話で世界シェアをとろうとしてないからだと思います
          親コメント
          • 確かにその通り、少し論点がズレてましたね

            ちなみに日本の携帯が世界シェアを取れないのは
            最初に携帯電話の電波を世界と逆行してPDCなんて物に決めた役人のせいです
            もちろんその選択が間違っていたのは結果から見ても明らかです

            私のイメージはともかくとして、
            結果的に間違っていたという事が多すぎると思います
            十分な知識を持った専門家とやらの質が悪かったのでしょうか?
            親コメント
            • > ちなみに日本の携帯が世界シェアを取れないのは
              > 最初に携帯電話の電波を世界と逆行してPDCなんて物に決めた役人のせいです
              > もちろんその選択が間違っていたのは結果から見ても明らかです
              「携帯電話の技術方式の選択は端末市場でのシェア獲得のために行うべき」という前提をお持ちのようですが、第二世代技術方式の選択時点でその前提はコンセンサスになっていたのでしょうか?
              また、当時存在していたPDCではない方式(GSMやD-AMPS、iDEN等)を選択すれば端末市場での世界シェアを取れたという根拠は何でしょうか?

              自分の聞き及ぶところに寄れば、第二世代携帯電話の技術選択についてはそもそも日本メーカーが世界の携帯電話端末市場でのシェアをとるためにPDCを推奨したわけではなく、日本の携帯電話メーカーがモトローラを代表とする海外メーカーとの競争に敗れないために独自方式を採用したという経緯だったそうです。

              また、GSMを採用していたとしてもノキアやモトローラ、サムスンとの競争に敗れ、パソコンのように国内メーカーは国内で細々と生き残っているだけの状況になっていたかもしれません。
              このような可能性が存在したのではないかと考えるのは、GSMではなくCDMAを採用した韓国のサムスンやLGは高い世界シェアを有していますが、CDMAに着手していた日本メーカーは世界シェアを有していないからです。
              逆に、日本の家電メーカーはテレビで日本独自の無線方式が採用されているにもかかわらず世界シェアを有していますが、携帯電話では日本国内の無線方式が端末シェアが獲得できない原因と断ずることができるのは何故でしょうか?
              親コメント
      • by Anonymous Coward
        >ちゃんと加工して噛み砕いてバカな国民や俺らマスコミでも分かるようになってて、
        >あとはそのまま流すだけのアンチョコみたいな情報

        噛み砕くのがマスコミの仕事なのにねぇ。
        • Re:いつもいつも (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2009年01月05日 16時56分 (#1485568)
          囓り取ったり調味料ぶっかけたりなら、いつもやってるのにねえ。
          親コメント
        • Re:いつもいつも (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2009年01月06日 1時37分 (#1485872)
          毎度見られる現象なんだけど、あまり注意深く政府の政策をウォッチしていない人の意見 [srad.jp]に対してウォッチが甘いお前が悪い、一応文書は出ているのだから労を厭わずにその筋の専門家でも無くてもウォッチを続けるべきだって意見 [srad.jp]が出て、後者の意見に高い評価が付くんだよね。

          これって多分「自分は賢く政府をウォッチしている側の人間だ。」って思いたい心情が後者の意見に高い評価を付けさせるんだろうけど、どれだけ自分の首を絞めているのか少しは考えたほうがいいように思う。他に本業を持ちながら毎回政府の発表する文書を読み続けるなんてのは厳し過ぎる。それが出来なくても要点を押さえた記事などに触れることができれば何をスルーしても良くて何を深く追及しなきゃならないのか取捨選択できる。そういう情報の取捨選択を行うのを補助する存在や、情報を出す側が分かりやすく伝えることの必要性を否定しちゃってるんだよね、後者の受けの良い方の意見は。

          こういう人って実は政府の側にとっては本当にありがたい人だと思う。だって情報発信に消極的であることを是とするんだし。
          親コメント
          • by hirose.its (36646) on 2009年01月06日 17時01分 (#1486300)
            というよりも、後者の意見が高く採用されるのは、「あまり注意深く政府の政策をウォッチしていない人」が往々にして、余りにも甘ったれであることに対する反動でしょう。
            今回も、審議会の資料やらを"一度でも"漁ったことのある人間なら、#1485428 [srad.jp]みたいなことを書かないでしょうしね。

            そもそも、送り手が正確かつ丁寧に情報を伝達していることと、受け手が熱心に情報を受け入れていることの両方が揃って始めて情報公開がうまくいくわけですから、(政府やマスコミが情報伝達を怠らないことはもちろん、)私たちにもそれ相応の自助努力を要求するのは当然でしょう。

            # ちなみにここ十数年は、インターネットのおかげで、行政/司法関係の文書の入手が格段に楽になってますよ。
            ## 例えば、官報とか一昔前は手に入れるのが結構面倒だったものが、今ではネットで見れますし。
            親コメント
  • by hideyuki (4998) on 2009年01月05日 13時46分 (#1485429)
    「…なソフトウェアを格納した記憶媒体」といった媒体特許なら今でも取れるわけですが、 ソフトウェア自体で取れるようになると何が変わるんだろう。
    • 媒体のほかに
      「....なXXシステム」とか
      「....するXX方法」とか
      「....する装置」
      とかでも、実質的にソフトウェアの特許とれます。

      何が変わるんでしょう、ってのはわたしも不思議に思います。

      # そもそもソフトウェアに特許なんて認めるべきじゃないのでは、
          というのは別の話としてありますがね
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年01月06日 1時55分 (#1485883)
        いまだと、ソフトウェアを収めたCD-ROMは装置ではないので、
        「・・・の装置」を生産するための部品という扱いになります。
        なので、特許にかかるソフトウェアが収められたCD-ROMを違法に複製した場合、
        「・・・の装置」の特許権を直接侵害したということにならず、
        部品を違法に生産した、つまり、間接侵害という扱いになるのです。

        んで、間接侵害の成立要件は文言侵害(直接侵害)より加重されていて
        侵害を問う場面で、権利者がやりづらいのです。
        特に特許法101条1号には通称「にのみ要件」というのがありまして、
        まぁ、極端ですが、特許にかかるソフトウェアAのほかに別のソフトBも詰め込んで
        複製してしまえば、そのCD-ROMはAの生産「にのみ」用いる物ではなくなってしまい、
        101条1号の間接侵害に該当しないことになってしまう可能性がでてきます。

        これが、ソフトウェアそのものに特許が認められるようになれば、
        その業としての複製は、特許権を直接侵害する行為になりますので、
        上記のような場合でも、文句なく侵害が成立することになります。

        方法の発明でも同様のことが言え、CD-ROMの複製は方法を実施しているわけではないので、
        間接侵害の問題になり、上記同様の問題点を現状では有してます。

        以上のような問題点を改善するのが、この改正の目的の一つかと思います。

        参考:特許法
        (侵害とみなす行為)
        第百一条  次に掲げる行為は、当該特許権又は専用実施権を侵害するものとみなす。
        一  特許が物の発明についてされている場合において、業として、
           その物の生産にのみ用いる物の生産、譲渡等若しくは輸入又は譲渡等の申出をする行為
        二  特許が物の発明についてされている場合において、その物の生産に用いる物
                (日本国内において広く一般に流通しているものを除く。)であつてその発明による課題の解決に不可欠なものにつき、
                  その発明が特許発明であること及びその物がその発明の実施に用いられることを知りながら、
                  業として、その生産、譲渡等若しくは輸入又は譲渡等の申出をする行為
        三号以下省略
        親コメント
    • アルゴリズムやインタフェース(API)にも特許を認めようということなんじゃ
      …後はリバースエンジニアリングする権利を認めようと言う動きに対するカウンターと言うか重しの意図もあるのでは。

      # まだ議事録探せていないですが。
      親コメント
    • 平成14年改正特許法で、既にプログラム自体が、特許の保護対象となっています。(後述の特許法第3条参照)

      親コメの、いわゆる媒体特許は、主に平成14年改正以前に特許を取るために使われていた請求の範囲の書き方なのですが(現在でも広く使われている。)、このような表現では、インターネット経由のプログラム提供に対して権利行使が困難である可能性が指摘されており、法改正に至りました。

      従って、現在でも既に「○○する手段と、○○する手段と、・・・を有するプログラム」という特許はごく当たり前に存在しており、なぜこれが今さらニュースになるのか分かりません。(しかも1面記事で。)

      ちなみに、平成14年改正以前であっても、媒体特許と同時に、方法特許として権利を取得すれば、事実上、問題なくプログラムを保護することが可能でした。従って、14年改正の実務上の影響は、せいぜい、侵害側からイチャモンをつけられにくい表現が使えるようになったという程度かと思います。

      本ニュースに関するソースが日経以外に見あたらないので、今回の改正案の詳細は不明ですが、元記事を読む限りでは、今回の改正も平成14年改正と同様、企業側にとって実務的な影響は大きくないものと思われます。

      参考リンク:
      特許法第3条 [houko.com]
      プログラムクレームの一例 [jst.go.jp](下位クレームにプログラムクレームがある。)
      親コメント
      • 日経のニュースにはビックリしましたが、これは本当に特許庁の公式コメントなのでしょうか。
        特許庁の平成21年年頭所感 [jpo.go.jp]では 『次期通常国会では、組織等を超えて技術・ノウハウ・人材を組み合わせる事業に対して長期リスクマネーの供給等を行う「イノベーション創造機構(仮称)」の創設を目指してまいります』としか書いてませんが。
        職務発明制度など、現時点でそれほど問題視されている訳でも無いと思うので、不思議な記事ですね。

        この記事が本当だとしたら、著作権の70年延長論と同じく、権利者だけを守って実際にはイノベーションを萎縮させる可能性が高いので、議論が噴出することになると思います。

        親コメント
        • by wreath (37375) on 2009年01月05日 23時13分 (#1485795)

          仰るように、「プログラム」としての権利取得もすでに可能になっていますし、
          何を今更日経は記事にしているんだ、という感じはあります。

          ただ、ここでも「特許による保護自体に反対」「保護期間が2年なら」等、
          様々な立場から様々な意見が出ていますし、現行制度では問題が多すぎることは
          事実なので、ソフトウェア特許について特許法の大改正を行う、ということを
          特許庁は言った、それを日経が???な記事にした、というのであれば
          合点がいきます。

          発明は特許法では「物の発明」「方法の発明」「物を生産する方法の発明」と
          大きく3つのカテゴリがあり、プログラム、記録媒体、システムはどれも
          物の発明として保護されます。このカテゴリの違いは非常に重要で、
          カテゴリによってどのような行為が特許権の侵害に該当するかが違うからです。
          但し、保護期間や特許要件に差はありません。

          とある特許事務所の所長弁理士が言っていましたが、プログラムは
          「物の発明」として保護するのではなく、「プログラムの発明」という
          新たなカテゴリを作って保護すべきだと彼は考えているそうです。
          そして、プログラムの発明は、特許要件や保護期間を別途規定したり、
          あるいは69条の「特許権の効力が及ばない範囲」を改正して
          プログラムの発明について特別に規定したり、そういうことをすべきだと。

          現行法でも、医薬品や農薬については(特定の場合だけですが)
          保護期間の延長が可能になっていますし、発明の技術分野によって
          保護期間を変えたりするのはアリなんじゃないでしょうか。

          もし、保護期間が短くなったり、特定の行為については権利行使されなかったり、
          (つまり、差止請求や損害賠償請求されないということ)
          そういう条文に法改正されるとして、それでもプログラムの特許法による保護には
          反対ですか?あるいは、賛成になりますか?

          #大規模改正というからには、これくらいやってくれてもいと思っちゃったり。
          親コメント
        • by wreath (37375) on 2009年01月06日 20時48分 (#1486401)

          あぁ、TRIPS協定を忘れていました。。。仰せの通りですね。
          欧州ではプログラム(ソフトウェア)の特許による保護には
          根強い反対がありますし、現時点では国際協調には程遠いですね。

          最初、実案なんかなくしてしまって、替わりにプログラム保護の
          法律作ればいいじゃん、と思ったけど、結局特許法とかぶったり
          特許法のいろんな部分を準用したりするなら特許法を変えるほうが
          いいのかな、と思っちゃって。

          とにかく、この日経の記事だけでは何も分からないので、
          もうコメントも出尽くした感じですかねぇ。
          親コメント
          • by nakka-man (37094) on 2009年01月10日 0時29分 (#1488707) 日記

            日経のニュースよりちょっと古い(H20.11.13)けど、 特許庁が出している特許法改正案の最新ニュースはコレ [jpo.go.jp]だと思う。

            やっぱりどこにもソフトウェア特許のことなんて書いてないけどなぁ。
            特許庁としては世界特許を目指したいはずなので、欧州が反対している内容を盛り込むとも思えない。

            と言う訳で、日経の勘違いに1票。

            親コメント
    • by Anonymous Coward
      ダウンロードしたソフトウェアにも適用されるようになるとか?
      • by Anonymous Coward
        で、現在はそのダウンロードしたソフトウェアは一体何に格納してるんですが?
    • by Anonymous Coward
      > ソフトウェア自体で取れるようになると何が変わるんだろう。

      何も考えないでウィルスに特許を認める。

      感染させまくり

      大もうけ

      # まぁ、そんなことは起こらないとして
      # で、どうやってソフトウェアの同定を?
  • ソフトウェアねぇ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by saratoga (23467) on 2009年01月05日 15時19分 (#1485499) 日記
    この世の春を謳歌していた世界のトヨタですら、、、て状況をみるにつけ、
    この国はもはやハードウェアだけでは食っていけない、ならどうする?てな課題意識が透けて見える。

    けど、問題は、守るべきソフトがこの国にどのくらいあるのか、産み出していけるのか、その査定が先に要るような。
  • 周回遅れ (スコア:2, 興味深い)

    by gedo (7079) on 2009年01月05日 15時32分 (#1485510) 日記
    他のいくつかの国では既に実行されて、色々と弊害が出てき始めたころに、やっと検討を始めるっていうのは、どのような結論がでるにせよ、なんか周回遅れって感じがします。
    • by Anonymous Coward
      既に他の国が人柱になって問題点を洗い出してくれているとも言えます。一番乗りになるメリットがなければその方が賢いのでは。
  • 何か、モノが無いもので特許が取れちゃうような気がします・・・・

    # どうやって検証するんだろうか?
    # 張りぼてかどうかとか分かるのかな?
    • ソースコード公開を条件にすればいいんですよ。

      本来特許って、その発明と同じモノを作れるだけの情報を公開するのと引き換えに一時的に独占権が得られるってのが建前なんですから。

      特許申請するのに法律家連れてきて法律家以外誰も解読できない文章作らせる現状より、設計図やソースコードの公開だけでオッケーなシステムになってくれた方が楽だし安上がりだし本来の目的にも適うと思うんですけどねえ。侵害してるかどうかの判定も比較的簡単になるし。
      --
      署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        > 設計図やソースコードの公開だけでオッケー

        独占権を与えるという法的な保護を求める書類としての申請書はきちんとしないとエライめに会いそう・・・
        二人のスナップ写真だけで結婚を認めろといっているようなもの。
      • by Anonymous Coward
        ソース公開かつ特許期間を2年ぐらいにしてくれるならなおよし。
        dog year な世界じゃ長すぎるぐらいだ。

        • by Anonymous Coward
          >特許期間を2年ぐらいにしてくれるならなおよし。
          >dog year な世界じゃ長すぎるぐらいだ。
          それは同意なんだけれど、そうすると他の特許との権利問題が複雑になりすぎる。

          それで出てくる結論は「保護するとしても特許とは違う枠組みで実現しよう」に
          なるんじゃないかな?
          #「OSのファイルシステムにRDBMSの機能を統合しよう!」
          #「やっぱり無理だったから別のソフトに切り分けよう」みたいな感じ?
    • by Anonymous Coward
      マムシウェアって何かと思った。
  • by Anonymous Coward on 2009年01月05日 14時25分 (#1485466)
    他者の特許に抵触しているか調べるだけでも、個人には無理だ。
    ましてや、自分が普通に使っているテクニックがまだ特許になっていない場合に特許申請するのも、無理だ。
    他者の特許申請に対してクレームをつけるのも、個人には無理だ。

    個人が大勢あつまって団体を作って、会員が払った会費でもって、会員の特許を申請・維持してカウンター特許として確保する
    これも日本では高確率でJASRACみたいになってしまうし、特許は自分では考えるだけで事業しない者でもとれてしまうので、
    カウンター特許が効力を発揮する相手は限られるし・・・。

    困りましたね。
    • by Anonymous Coward on 2009年01月05日 15時46分 (#1485520)
      以前光学メーカーで働いてましたがその時の特許調査に関わる作業負担は並大抵のものじゃなかったです。
      部署毎にリエゾンがいて、「みんなで特許を読みましょう」という時間が毎週儲けられていて
      各自で選別してあやしいものがあったら抵触しているかどうか詳細に検討、
      他社メーカーが製品出したら自分達の特許に抵触していないか調査、部署によっては懸賞金を
      つけて粗探し、海外メーカー(実態は特許ゴロに近い脅し)に特許で
      訴えられていたのでその対応、それに引っかからないよう意味のない無駄な機能を無理に
      つけて回避、縦のものを横にしたら特許調査、横の物を縦にしたら特許調査、etc, etc,etc, ...
      「こんなもんに特許与えるなよ」というものがほとんどなのですが、知財の人の話では
      「今までなかった」から新規性もあるのだと判断されるのだとか(なんのこっちゃ)。

      経験した人はご存知だと思いますが基本的に特許は競争相手の仕事を邪魔するためのものです。
      それをお互いにやりあうので仕事しにくいしにくい、
      プログラマーになってこんなに特許気にしないで開発できるんだ、と感動した覚えがあります。
      あの世界には戻りたくないですねー。

      それでもプロプラだと外から見えないので影響も限定されるでしょうがオープンソースは被害を受けるでしょうね。
      ソフトウェアの弱い日本には不利にしかならないと思うんですが、一体何を考えてるのやら・・・
      親コメント
    • >他者の特許に抵触しているか調べるだけでも、個人には無理だ。
      コレは大企業でも無理だと思いますよ。もちろん特許庁にも裁判所にも。

      ソフトウエア特許がソフトウエア業界から嫌悪されてるのも、
      その辺りが理由でしょう。
      親コメント
    • そういう時こそオープンソース界(?)が活躍する時ですよ!
      公知であれば特許にはならないので「これ秘密の技法だけど特許取られて使えなくなったら困る」と言う場合は、オープンソース界に寄付して公知にしてもらいましょう。
      早ければ早いほど良いですよ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        気軽にオープンソースにした結果、特許侵害で訴えられることになりませんか?
  • by Anonymous Coward on 2009年01月05日 19時56分 (#1485664)
    ソフトウェアなんて本来は特許で守るべきはずだったものを、著作権法の拡大解釈で守ってきた面があるわけで。
    で、その著作権を流用したソフトウェアの保護は排除されると考えてよいのでしょうか?

    特許と比べて著作権は取得が極めて容易な反面、権利は強力かつ不当なまでに長期なので利権者に好き勝手ヤラれてる感もあるのですが・・・そのため、技術革新の大きな足枷にもなってきました。特許は一定期間は保護する反面、その期間を過ぎればパブリックドメインに帰するものですので、著作権のように人間の寿命を超える独占を保証してしまう悪法の流用よりはマシかもしれません。
  • by fiercewinds (22740) on 2009年01月06日 1時18分 (#1485864) 日記
    他のコメントにもあるけど、『「モノ」が対象だった特許の保護対象にソフトウエアなどの無形資産を追加』なんて何年前の話だろう?ビジネス特許の時にさんざん話題になった記憶があるけど。

    せめて特許庁のWebページぐらいは確認してもらいたいところだよね。
    特定技術分野の審査基準-コンピュータ・ソフトウエア関連発明(PDF形式 323KB) 2000.12.28 [jpo.go.jp]
    「コンピュータ・ソフトウエア関連発明」の改訂審査基準に関するQ&A(PDF形式 40KB) 2000.12.28 [jpo.go.jp]

  • by Anonymous Coward on 2009年01月05日 13時48分 (#1485431)
    自慢したい人間が持つものでしょ。自分よりも過去に同じことをやった人間が必ずいて、それを俺が発明、研究、発見、開発したと言ってることに呆れるよ。
    • Re:特許なんて (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Sukoya (33993) on 2009年01月05日 13時56分 (#1485441) 日記
      たとえ、それが車輪の再発明だとしても、その情報を他の誰かが使える様に、事細かに記録して文章化して、ついでに商品化した人間が正義なんでありますよ。

      ……多分。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年01月05日 15時45分 (#1485519)
    他のソフトと同じ機能を含まないソフトが無い。 今後、他の特許に触れないソフトの開発は無理!。 他国のソフトをオンラインで使用するしかない?
  • by Anonymous Coward on 2009年01月05日 15時56分 (#1485529)
    うるう年日数の計算で無限ループする技術 とか
    ぬるぽでシステムに致命的な損傷を起こす技術 とか
    バッファオーバフローでスタック内のコードを任意に実行するバックドア技術 とか

    俺の特許バグを見つけたら訴えてやる・・・w
    • by Sukoya (33993) on 2009年01月05日 16時13分 (#1485541) 日記
      人類の想像を絶する様なバグ(ゲイツの音楽プレイヤーが1月1日に止まる訳ないじゃないか)はともかく。

      ありがちなバグ、たとえばバッファオーバフローやぬるぽや無限ループを検知する技術ってすでに存在しません?
      それで特許を取ろうとしたら、逆に訴えられるか、コミュニティにスルーされませんかね。
      親コメント
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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