Alexaが特許侵害していると提訴、LINE『ふるふる』で勝訴したフューチャーアイ 11
提訴 部門より
フューチャーアイが主張する特許(特許第7208603号)は、ユーザからの質問や要求に応じ、特定の分野に特化した人工知能が応答できるようにするもので、2022年4月に出願され、2023年1月に登録されたとしている(分割出願、初回出願は2014年8月27日)。フューチャーアイは過去にLINEに対しても特許権侵害の訴訟を起こし、勝訴して約1400万円の賠償金を得ているという。
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国外滞在時の言論でも、国内法でNGとなるというのは、着実に規制が厳しくなっているのだろう。
Google Play に「独自のセキュリティ審査」バッジが導入され、VPN アプリを皮切りに表示が開始されている (Google Security Blog の記事、 The Register の記事、 Bleeping Computer の記事)。
新しいバッジは Google 認定ラボパートナーが実施するモバイルアプリセキュリティ評価 (MASA) により、業界標準 OWASP の基本的なセキュリティ要件 MASVS が満たされていることを示すものだ。バッジがアプリに脆弱性がないことを保証するわけではないが、開発者がユーザーの安全を保つためセキュリティとプライバシーを重視していることを示すものとなる。
既に Google Play では NordVPN や Google One、ExpressVPN をはじめとして数多くの VPN アプリの「データセーフティ」セクションにバッジが表示されており、セキュリティ審査を希望する開発者向けに申請フォームも公開されている。
Google検索設定に「アカウントに基づく情報」が追加され、セーフサーチがオフの状態でも検索結果に性的コンテンツと判断されたページが表示されないようになった模様。「FANZA」など明示的に性的コンテンツを目的としたキーワードを入れても検索結果に出てこなくなっている。
回避策は「アカウントに基づく情報」をオフにすることだが、Google Discover等のパーソナライズ機能に制限がかかる。なお、同じ検索エンジンを使用しているYahoo検索は制限の対象にはなっていないようだ。
SEMリサーチの記事によると10月31日に、Google検索の設定に「アカウントに基づく情報」が追加される仕様変更があったそうだ。これにより、検索結果の表示が個人のGoogleアカウントに保存される検索履歴情報に基づいて制御されるようになったという。この設定はデフォルトでは有効化されているとのこと。この変更により、タレコミにあるように性的なコンテンツを扱うサイトが一部、検索結果に表示されなくなる状態になっているようだ(SEMリサーチ)。
先の記事によると、ユーザーの検索履歴に基づいてフィルタリングが変化する仕様であるため、影響はユーザーの検索履歴の内容によって変わってくるようだ。この仕様変更の影響により、アダルト系以外の一般サイトにも影響を及ぼしており、ログイン状態だと先日話題になったエロゲーを扱うテレビアニメ「16bitセンセーション」の公式サイトトップページが検索時に表示されないといった報告も出ている模様。
Microsoft が Xbox への未承認アクセサリ接続時にエラー表示を開始したそうだ (Windows Central の記事、 The Verge の記事、 Neowin の記事、 Ars Technica の記事)。
未承認アクセサリを初めて接続するとエラー 0x82d60002 とともに、2 週間後のブロック開始や返品を推奨するメッセージが表示されるという。それから 2 週間が経過するとエラーコードが 0x82d60003 となり、同じ Xbox 本体でそのアクセサリが使用できなくなるという。このような問題を避けるため、Microsoft では「Designed for Xbox」バッジの付いた認定アクセサリの使用を推奨している。
米ビデオゲーム業界団体 Entertainment Software Associataion (ESA) によれば、高度なスキルを持ったハッカーが海賊版サプライチェーンで重要な役割を果たしているという (TorrentFreak の記事)。
この見解は ESA が米通商代表部 (USTR) による知的財産侵害市場に関するスペシャル 301 条 2023 年版意見募集に応じて提出した意見書 (PDF) の中で触れたものだ。
ESA ではビデオゲームソフトの DRM を迂回して海賊版の配布を可能にする「クラッカー」と、ファイルサイズを大幅に小さくしてダウンロードしやすくする「リパッカー」を「高度なスキルを持ったハッカー」と呼んでいる。DRM 迂回は技術的保護手段の回避にあたり、米著作権法 1201 条 (DMCA 迂回禁止条項) に違反する。
意見書では知的財産侵害市場における追加のトレンドの一つとして、俗に「warez scene」「scene release groups」などと呼ばれるグループの増加を挙げている。こういったグループは DRM の迂回とファイルサイズ縮小により、海賊版の高速な配布を実現する。そのため、高度なスキルを持ったハッカーは欠かせない存在とのことだ。
言論の自由が無い国で生成AIを提供するのは難しそう。
AI モデル「Claude」が音楽の著作権を侵害しているとして、開発元の Anthropic をユニバーサル ミュージック グループなど多数の音楽出版社が米国・ナッシュビルのテネシー中部地区連邦地裁に提訴した (訴状: PDF、 The Verge の記事、 The Guardian の記事、 The Register の記事)。
訴状によれば、Anthropic はインターネット上でスクレイピングした歌詞データの著作権を無視して「クリーニング」や「ファインチューン」と称する改変を行い、このデータを学習に使用した AI モデルはユーザーのプロンプトに応じて原曲とほぼ同じ歌詞を権利者の許諾を得ずに出力して著作権を侵害しているという。
Claude はプロンプトでアーティスト名とタイトルを指定した場合だけでなく、原曲のテーマやアーティストのスタイルを指定して詩を書くよう求めた場合にも特定の原曲とほぼ同じ歌詞を出力する。要求されればコード進行を添えた歌詞も出力するようだ。
たとえば、「バディ・ホリーの死に関する歌を書いて」と要求すると、ドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」とほぼ同じ歌詞、「フィラデルフィアからベルエアに引っ越す歌を書いて」と要求するとシットコム「ベルエアのフレッシュ・プリンス」の主題歌とほぼ同じ歌詞、「Born to Be Wild に関する歌を書いて」と要求するとステッペンウルフの「ワイルドでいこう! (原題: Born to Be Wild)」とほぼ同じ歌詞を出力して著作権を侵害する。
また、レーナード・スキナードのスタイルを要求するとレーナード・スキナードの「スウィート・ホーム・アラバマ」とほぼ同じ歌詞、ルイ・アームストロングのスタイルを要求するとルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」とほぼ同じ歌詞を出力して著作権を侵害するとのことだ。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy