ネットへの投稿を収集して分析し、人材を求める企業に提供するサービスが登場、合法か違法か 60
適法にやる手段はあるだろうに 部門より
SNSやブログへの投稿やプロフィールを収集し、それをその投稿者に無断で企業に提供するというサービスがあるそうだ(NHK)。
このサービス「scouty」は、公開されているブログやSNSなどから情報を収集し、それらをまとめたものを人材を募集している企業に提供するというもの。レポジトリ共有サ―ビスや技術情報共有サービス、SNS、イベント情報サイト、個人ブログなどから情報を取得しているとのこと。
いっぽう、セキュリティやプライバシ問題の研究者である高木浩光氏はこのサービスに対し「違法では?」と疑問を呈している。同社はWHOIS情報から連絡先を集めていると公言しているが、これはWHOISの利用規約違反となる可能性があるという。さらに、情報が収集されることを希望しない個人に対してはデータの削除申請を受け付けるとしているものの、同社のプライバシーポリシーでは利用停止の条件として「あらかじめ公表された利用目的の範囲を超えて取り扱われているという理由又は偽りその他不正の手段により取得されたものであるという理由」が必要とされているなど、このサービスでは適切に個人情報を取り扱っているのかという点において疑問があるようだ。