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Anonymous Coward
on 2021年01月04日 22時37分
(#3952958)
『グレート・ギャツビー』って原題(『The Great Gatsby』1925年刊)に忠実なんだけど、日本での初訳は(1957年、研究社刊)では『華麗なるギャッツビー』だし、なによりロバート・レッドフォード主演の映画(1974年公開)が『華麗なるギャッツビー』だったんで、同時期に邦訳された講談社文庫版(1974年刊)、ハヤカワ文庫版(1974年)、旺文社文庫版(1978年)もみんな『華麗なるギャッツビー』だった。
華麗なるギャッツビー (スコア:0)
『グレート・ギャツビー』って原題(『The Great Gatsby』1925年刊)に忠実なんだけど、日本での初訳は(1957年、研究社刊)では『華麗なるギャッツビー』だし、なによりロバート・レッドフォード主演の映画(1974年公開)が『華麗なるギャッツビー』だったんで、同時期に邦訳された講談社文庫版(1974年刊)、ハヤカワ文庫版(1974年)、旺文社文庫版(1978年)もみんな『華麗なるギャッツビー』だった。
『グレート・ギャツビー』になったのはほぼ2000年代に入ってからで、とくに2006年刊の村上春樹版の影響が大きいのかな。
ちなみに図書館的には『華麗なるギャッツビー』は抹殺されていて、国会図書館のOPACで調べても20世紀版の本は引っかからない。
Re:華麗なるギャッツビー (スコア:1)
華麗なるギャツビーなんじゃね?
Re:華麗なるギャッツビー (スコア:1)
新潮文庫改版(1989) [aomori.jp]も題名が『グレート・ギャツビー』だった(野崎孝訳)。
その一方で
集英社 世界文学全集:フィッツジェラルド ウェスト ステインベック オハラ(1969年) [aomori.lg.jp]
収録の同作品は『偉大なギャツビー』のタイトル。訳者は同じく野崎孝。
この間に何かあったのでしょうね(映画邦題に書籍題名を寄せる是非とか?)。
// 日本における洋画配給会社がいんねんつけたとかそういう……
というか個人的関心は『偉大なギャツビー』 [ndl.go.jp]の邦題で検索するかあるいは
原題をまんまひねりなく"The Great Gatsby" [ndl.go.jp]のまま検索していれば
どつぼにはまらないですんでいるはず、という納得に収束済み。
Re: (スコア:0)
かの文豪ストレイトドッグでも「華麗なる~」だもんな。
英語をそのままカタカナにするのは芸がないというか翻訳にもなってねぇよなと思う。