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Internet Archiveの電子図書館サービスに対し出版社らが著作権侵害として提訴」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2020年06月16日 23時30分 (#3834636)

    Internet Archive(IA)は2011年から電子書籍貸出プログラム「Open Library」を運営している。
    各地の図書館の協力の下、蔵書をスキャンして「Controlled Digital Lending」(管理された電子貸し出し)をするというもの。
    蔵書の収集ルートの関係から絶版本や著作権切れのものが多く、日本のコミックも含まれているがごく少数。
    1冊につき同時に1人しか閲覧できないよう制限することで、公立図書館の貸し出しと同等で、著者や出版社の利益を侵害していないという言い分だった。
    ところが新型コロナウイルスの影響で図書館が運休されると「Open Library」の需要が高まり、CDLに順番待ちが発生した。
    そこで緊急事態宣言の間「Open Library」からCDLの制限を一時的に撤廃したのが「National Emergency Library」。
    つまり1冊の本が無制限に複製されることになり、さすがに出版社も見過ごせなくなった。
    訴訟の対象は「Open Library」と「National Emergency Library」の両方なので、「Open Library」が続く限り出版社の追及は止まらないと思われ。

    • by Anonymous Coward

      ところで、IAには「Open Library」と「National Emergency Library」とは別に、ユーザーがアップロードした本やゲームなどがアーカイブされており、こちらは海賊版サイトと言っても差し支えないほどの無法地帯。ただし、通信品位法230条(日本でいうプロバイダ責任制限法)があるのでIAは免責。こちらは今回の訴訟の対象ではない。
      https://archive.org/details/comics [archive.org]

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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