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かつて、マジコンに散々苦しめられた任天堂の故・岩田社長はこんなことを言ってました。
『ソフトウェアに対して対価を支払うことは無意味だ』という考えが広く広まりつつあることに対して恐怖を感じている
と発言してます。参考:ニンテンドー 3DS は 2D/3D 切り替え機能を搭載、海賊版対策も強化 [srad.jp]
これと同じことが今マンガ業界に起きてしまっている。一旦浸透してしまった海賊版サイトが一時的に閉鎖したからってすぐに売上が戻るかといわれると、おそらくそんなことはない。海賊版サイトがまずいのは「新作だろうと漫画はただで読める」という風潮が根付いてしまうことなんですね。こんな風聞が広がってしまうと、お金を払ってコンテンツを購入している本当のお客さんが「みんながただで詠んでいるものにお金を払うのがばかばかしい」と感じるようになってしまう。これが何よりもまずい。
ここ数年、はるか夢の址やらフリーブックスやら海賊版サイトを何年もかけてつぶしても、半年でまた漫画村が立ち上がる。そうこうしているうちに中高生はそういうサイトで漫画を詠むのが当たり前になってしまった。海賊版サイトでただで読むというスタイルが、すでに若者を中心に根付いてしまっている。こういう状況になってしまうと、人はばかばかしくなって有料コンテンツを買わなくなる。そして、海賊版サイトがなくなったとしても、その意識はそう簡単にはくつがえらない。無料で読めないとなると、他のメディアやらコンテンツに流れてしまう。
なので、そう簡単には戻ってこないと思う。
#それとは別の話として、
間違って文章途中で投稿しちゃった……。
>#それとは別の話として
佐藤秀峰氏はブラックジャックによろしくを全巻無料、二次使用自由で公開しているがっちがちのフリーミアム論者。ビジネスモデルレベルで他の一般的な電子コミックとは違いすぎる。この人自身の売り上げについては参考にするのはやめた方がいいと思う。
なろう家になろうで全部無料公開されている小説が紙の書籍になることも多いんだよなあ書籍化とともに削除されるのもあるけど、最近はそのまま読める状態になっているのが多い気がするあくまでも気がするレベルだけど
なろうはコミュニティサイトでもあるので、メディア化は「ファンアイテム」という部分も強いです。
また、Web連載時点では編集とおしたりしないので、第一稿がそのまま掲載される状態。編集やら校閲やらのチェックが入ることで文章もブラッシュアップされるし、イラストなんかの付加価値もある。文庫本とブラウザベースのなろうとはコンテンツ消費のライフスタイルも違って、客層も競合するとは限らない。Web連載読めればそれで良いやで終わらない人が一定数いるなら、Web連載は宣伝代わりにおいておくのも戦略としてはありでしょう。
#なんだかんだで、電子書籍形態よりも紙の書籍の方が「読みやすい」のは確かなんだよね
# 海賊版サイトに対しては、良い感情を持っていないです。あらかじめ。
ただ、マンガの海賊版騒動が起きるずっと前に、音楽で同じようなことが起きてはいるわけで。音楽は一時期、いくらでも海賊版が入手可能だった。そして、正規の音楽配信はDRMでガチガチに固められて、極めて使いづらかった。結果、「中高生はそういうサイトで音楽を無料取得するのが普通」でした。でも、それで誰も音楽にお金を払うことがなくなったかと言うと、そこまでは行ってない。Amazon MusicみたいにDRMが極めて緩いものや、月額固定の配信サイトが登場して、海賊版ではなく正規サイトを利用するようになった人も少なくないはずです。
マンガも、今後は似たような経緯をたどることになるんじゃなかろうか。電子書籍のDRM緩和とか、定額購読マンガサイトなどが増えてくれば、海賊版サイトの利用を少なくするよう誘導することは十分可能だと思います。
方向性はそうなるよう向かっていくとは思うけど、ビジネスとして成立するようになるにはまだまだハードルは高そう。Kindleの読み放題サービスが開始して早々にメジャーどころの作品トラフィックに耐え切れずに勝手に対象からはずして出版社のヘイトを盛大に買ったなんて事件もあったし。AmazonのAWSで耐えられないんじゃ、当分はしんどいでしょうなぁ。
あと、海賊版サイトはコンテンツにライセンス料金を払っていないので、UIやらサービスやらにその分金を突っ込める。これと競争しろってのが無茶ってことだけは忘れちゃダメだろうと思う。
なお悪いですがな……。
読み放題なんだから捨て値でコンテンツ出せって言っても出版社も著者も商売上がったりなわけで、技術が進歩しても解決できない問題は根深い。気に入った曲があれば無限リピートしてくれる音楽と違って、ほとんどの人が1回読んだらそれでおしまいなマンガではやっぱ読み放題サービスは厳しいんでしょう。
言語の壁で市場規模に限界があるのも痛いですなぁ。グッズとかコミュニティサービスを絡めるとかしてサブコンテンツで稼ぐか、もっとコンテンツの宣伝効果を高めるような仕組みを作るか……上手い方法があるといいんですが。
なんかこの辺の議論って雑なので、ちょっと認識を整理したほうが良いと思う。
漫画が、その辺のショップなどで有線等で勝手に流れていたかというとそうではない。漫画が、MDやCDなどのコピー作成のように私的コピーで大量流通していたかというとそうではない。雑誌・単行本の貸し借りは結構あったが、それらは単行本なら所有者に返還されたか、雑誌なら捨てられた。立ち読みも多かったが、本屋に行く必要があり、時間的に多くは無理だった
私的コピーやTVや町中で耳に入ってくる状況が多くてそもそも金払わなくてもそこそこ聞けるけどさらに金を払う層がいたのが音楽、
初期投資してる人が身近にいて有料であるのが感じられたのが漫画
この辺の扱いを雑に混同して音楽と同じ扱いを始めて、結果使いにくくなっているのがDRM漫画のような気がします。
# 主に雑誌で読む層を放置しすぎた# そうこうしているうちに別の娯楽との可処分時間の奪い合いが増す# 最終的にどう落ち着くのか・・・
マンガ雑誌は単行本の宣伝媒体(+読者の動向を探る実験媒体)で、広告費を込みでチャラで十分、儲けは単行本で・・・って感じだからねぇ
いまだと、音楽におけるYoutube、アニメにおけるTV放送・ネット配信と同じような立ち位置かなぁ
過失のない被害者が賠償って、どういう理路でこうなっちゃうんだろう。
この人は、自分の家に泥棒が入ったら、泣き寝入りするって事なのかな?
あれだけ言われていても出版社は海賊版について何も対応してこなかったんだから、当然別の方法で権利料払う収入があるんでしょうね。
つまり家に泥棒が入って被害を訴えてきたら「あんた他で稼いでるんだから、自分で対応しろよ」って言い放たれて納得する感じですかね?
その家は扉も窓も開けっ放しで金庫は鍵かけないで庭に置きっぱしで盗まれてもいいと泥棒から見たら思われることをやってるんだけどね
え。あなたの家の庭に置いてあるモノって勝手に持っていっちゃってもいいんですか?
儲かるコンテンツを活用せず眠らせておいて、海賊版が出ていても何も対策しなかったなら、その流通分の印税を受けとれるはずだった著者や原作者は被害者だ。
何年も前からその気になれば麻薬も銃も手に入れられるが、一般人がみんな持ってるわけじゃない売春は禁止だがソープはある
根絶は難しいが一般化されちゃ困るそういう「程度の違い」が本当にわからないのかなぁ
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
改造版サイトがまずいのは、正規購入者に理不尽な思いをさせること (スコア:1)
かつて、マジコンに散々苦しめられた任天堂の故・岩田社長はこんなことを言ってました。
と発言してます。
参考:ニンテンドー 3DS は 2D/3D 切り替え機能を搭載、海賊版対策も強化 [srad.jp]
これと同じことが今マンガ業界に起きてしまっている。
一旦浸透してしまった海賊版サイトが一時的に閉鎖したからってすぐに売上が戻るかといわれると、おそらくそんなことはない。
海賊版サイトがまずいのは「新作だろうと漫画はただで読める」という風潮が根付いてしまうことなんですね。
こんな風聞が広がってしまうと、お金を払ってコンテンツを購入している本当のお客さんが「みんながただで詠んでいるものにお金を払うのがばかばかしい」と感じるようになってしまう。これが何よりもまずい。
ここ数年、はるか夢の址やらフリーブックスやら海賊版サイトを何年もかけてつぶしても、半年でまた漫画村が立ち上がる。そうこうしているうちに中高生はそういうサイトで漫画を詠むのが当たり前になってしまった。
海賊版サイトでただで読むというスタイルが、すでに若者を中心に根付いてしまっている。こういう状況になってしまうと、人はばかばかしくなって有料コンテンツを買わなくなる。そして、海賊版サイトがなくなったとしても、その意識はそう簡単にはくつがえらない。無料で読めないとなると、他のメディアやらコンテンツに流れてしまう。
なので、そう簡単には戻ってこないと思う。
#それとは別の話として、
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:改造版サイトがまずいのは、正規購入者に理不尽な思いをさせること (スコア:1)
間違って文章途中で投稿しちゃった……。
>#それとは別の話として
佐藤秀峰氏はブラックジャックによろしくを全巻無料、二次使用自由で公開しているがっちがちのフリーミアム論者。
ビジネスモデルレベルで他の一般的な電子コミックとは違いすぎる。この人自身の売り上げについては参考にするのはやめた方がいいと思う。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
なろう家になろうで全部無料公開されている小説が紙の書籍になることも多いんだよなあ
書籍化とともに削除されるのもあるけど、最近はそのまま読める状態になっているのが多い気がする
あくまでも気がするレベルだけど
Re:改造版サイトがまずいのは、正規購入者に理不尽な思いをさせること (スコア:1)
なろうはコミュニティサイトでもあるので、メディア化は「ファンアイテム」という部分も強いです。
また、Web連載時点では編集とおしたりしないので、第一稿がそのまま掲載される状態。編集やら校閲やらのチェックが入ることで文章もブラッシュアップされるし、イラストなんかの付加価値もある。
文庫本とブラウザベースのなろうとはコンテンツ消費のライフスタイルも違って、客層も競合するとは限らない。
Web連載読めればそれで良いやで終わらない人が一定数いるなら、Web連載は宣伝代わりにおいておくのも戦略としてはありでしょう。
#なんだかんだで、電子書籍形態よりも紙の書籍の方が「読みやすい」のは確かなんだよね
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
# 海賊版サイトに対しては、良い感情を持っていないです。あらかじめ。
ただ、マンガの海賊版騒動が起きるずっと前に、音楽で同じようなことが起きてはいるわけで。
音楽は一時期、いくらでも海賊版が入手可能だった。
そして、正規の音楽配信はDRMでガチガチに固められて、極めて使いづらかった。
結果、「中高生はそういうサイトで音楽を無料取得するのが普通」でした。
でも、それで誰も音楽にお金を払うことがなくなったかと言うと、そこまでは行ってない。
Amazon MusicみたいにDRMが極めて緩いものや、月額固定の配信サイトが登場して、海賊版ではなく正規サイトを利用するようになった人も少なくないはずです。
マンガも、今後は似たような経緯をたどることになるんじゃなかろうか。
電子書籍のDRM緩和とか、定額購読マンガサイトなどが増えてくれば、海賊版サイトの利用を少なくするよう誘導することは十分可能だと思います。
Re:改造版サイトがまずいのは、正規購入者に理不尽な思いをさせること (スコア:1)
方向性はそうなるよう向かっていくとは思うけど、ビジネスとして成立するようになるにはまだまだハードルは高そう。
Kindleの読み放題サービスが開始して早々にメジャーどころの作品トラフィックに耐え切れずに勝手に対象からはずして出版社のヘイトを盛大に買ったなんて事件もあったし。AmazonのAWSで耐えられないんじゃ、当分はしんどいでしょうなぁ。
あと、海賊版サイトはコンテンツにライセンス料金を払っていないので、UIやらサービスやらにその分金を突っ込める。これと競争しろってのが無茶ってことだけは忘れちゃダメだろうと思う。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
出版社への支払いをしたくなかったので対象から外したのでは?
つまり、Amazon 側の持ち出しがが大きすぎたという話。
# 閲覧数に応じて出版社への支払いを行うという契約。
Re:改造版サイトがまずいのは、正規購入者に理不尽な思いをさせること (スコア:1)
なお悪いですがな……。
読み放題なんだから捨て値でコンテンツ出せって言っても出版社も著者も商売上がったりなわけで、技術が進歩しても解決できない問題は根深い。
気に入った曲があれば無限リピートしてくれる音楽と違って、ほとんどの人が1回読んだらそれでおしまいなマンガではやっぱ読み放題サービスは厳しいんでしょう。
言語の壁で市場規模に限界があるのも痛いですなぁ。
グッズとかコミュニティサービスを絡めるとかしてサブコンテンツで稼ぐか、もっとコンテンツの宣伝効果を高めるような仕組みを作るか……上手い方法があるといいんですが。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
捨て値で要求や提供したつもりが捨て値ではなかったということ。
さらに音楽も漫画も利用数に応じて支払いが変わるんだから、リピートするかどうかはサービス提供者には関係ないし、リピートされない方が飽きるのが早くなり有利になることさえありうる。
Re: (スコア:0)
なんかこの辺の議論って雑なので、ちょっと認識を整理したほうが良いと思う。
漫画が、その辺のショップなどで有線等で勝手に流れていたかというとそうではない。
漫画が、MDやCDなどのコピー作成のように私的コピーで大量流通していたかというとそうではない。
雑誌・単行本の貸し借りは結構あったが、
それらは単行本なら所有者に返還されたか、雑誌なら捨てられた。
立ち読みも多かったが、本屋に行く必要があり、時間的に多くは無理だった
私的コピーやTVや町中で耳に入ってくる状況が多くてそもそも金払わなくてもそこそこ聞けるけどさらに金を払う層がいたのが音楽、
初期投資してる人が身近にいて有料であるのが感じられたのが漫画
この辺の扱いを雑に混同して音楽と同じ扱いを始めて、
結果使いにくくなっているのがDRM漫画のような気がします。
# 主に雑誌で読む層を放置しすぎた
# そうこうしているうちに別の娯楽との可処分時間の奪い合いが増す
# 最終的にどう落ち着くのか・・・
Re: (スコア:0)
マンガ雑誌は単行本の宣伝媒体(+読者の動向を探る実験媒体)で、広告費を込みでチャラで十分、
儲けは単行本で・・・って感じだからねぇ
いまだと、音楽におけるYoutube、アニメにおけるTV放送・ネット配信と同じような立ち位置かなぁ
Re: (スコア:0)
過失のない被害者が賠償って、どういう理路でこうなっちゃうんだろう。
この人は、自分の家に泥棒が入ったら、泣き寝入りするって事なのかな?
Re: (スコア:0)
あれだけ言われていても出版社は海賊版について何も対応してこなかったんだから、当然別の方法で権利料払う収入があるんでしょうね。
Re: (スコア:0)
つまり家に泥棒が入って被害を訴えてきたら「あんた他で稼いでるんだから、自分で対応しろよ」って言い放たれて納得する感じですかね?
Re: (スコア:0)
その家は扉も窓も開けっ放しで金庫は鍵かけないで庭に置きっぱしで盗まれてもいいと泥棒から見たら思われることをやってるんだけどね
Re: (スコア:0)
え。あなたの家の庭に置いてあるモノって勝手に持っていっちゃってもいいんですか?
Re: (スコア:0)
うなぎの臭いとかね
Re: (スコア:0)
儲かるコンテンツを活用せず眠らせておいて、海賊版が出ていても何も対策しなかったなら、その流通分の印税を受けとれるはずだった著者や原作者は被害者だ。
Re: (スコア:0)
何年も前からその気になれば麻薬も銃も手に入れられるが、
一般人がみんな持ってるわけじゃない
売春は禁止だがソープはある
根絶は難しいが一般化されちゃ困る
そういう「程度の違い」が本当にわからないのかなぁ