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良い悪いは別として.テルマエ・ロマエや海猿などの映画原作使用料 [j-cast.com]も興行収入にかかわらず一括支払いです(でした).
視聴率や興行収入に応じて、成功報酬が支払われる例は少なく、1回原作使用料を受け取ってお終いというのがほとんどです
日本で上映される映画の興行収入にかかわらず一括支払いの慣習がこれで変わるのか,音楽だけにとどまるのか,どうなんでしょうね.
そのへんは売れない漫画家が冷遇されているという話なのでちょっと違う。まあ契約書がない場合も少なくないしあっても無期限契約だったりするので売れっ子漫画家が売れない漫画家時代に描いていた漫画に関しては固定報酬だったりするようですが。
売れない漫画家が冷遇されているという話
テルマエ・ロマエ(第1弾映画公開前の2010年5月): 50万部突破を達成 [archive.org] 興行収入59億4000万円 [nikkei.com] 原作使用料: 100万円(興行収入の 0.02%)
海猿(第1弾映画公開時の2004年6月): 原作は累計120万部の売上 [toho.co.jp]
二人共一発目が当たるまでは売れない漫画家だったんですよ。当たるまでは売れない漫画家だったわけだから当然一発目の大ヒット(テルマエロマエか海猿)の連載開始時点つまり契約時点では売れない漫画家だったわけです。で契約が実質的に無期限だったので売れ始めた段階で契約を変更するという手が使えなかったと。売れっ子漫画家が売れない漫画家時代に描きはじめた漫画に関しては固定報酬だったりするという方が正確な表現ですね。契約上メディアミックスに関する交渉を出版社に全権委任する形になってたりもするようですが。ヤマザキマリさんの場合そもそもメ
ヤマザキマリはともかく、佐藤秀峰は海猿映画化の2年前にブラよろの連載開始、文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞受賞、前年にブラよろのTVドラマ化があって、売れない漫画家とは言いがたい。それに「連載開始時点つまり契約時点」というのはちょっと違う。漫画が売れて映画化の企画が始まって契約するんだから、契約時点は連載開始時より後で、すでに売れてる(売れ始めてる)漫画家でしょ。
売れてる売れてないじゃなく、漫画業界では不当に編集・出版側の力が強く、また漫画家との関係もあいまいで、原作者が文句を言いづらい状況にある、という総合的な問題ですよね。
原稿を返さない、紛失してもビタ一文払わない、勝手に原稿を売る、圧力をかけて他出版社からの出版を妨害する、アニメ化・実写化の契約を無断で取ってくる、出版社は(出資する余裕があれば)興行収入に対して儲けが入るけど原作は(本が売れるからいいだろうと)買い取りが大部分、そもそも漫画家と編集・出版側との間にまともな契約書がない、等々トラブル山盛り。(もちろん反対側から見た漫画家・原作者側が原因のトラブルもてんこ盛りにあるけど、主題から離れるので棚に上げる)
むろん業界全体がそういう人ばかりなのではなく目立つ例がそうだということですが、何にせよ「なあなあ契約」が原因の事例が多い。エージェントが増えてきてるとか契約書も交わすようになってきてるとか改善の向きはいくらかありますが、「漫画家は出版社に頭があがらない」「他メディアの儲けは直接収入にはならない」という構図はおおむね変わらないかと。(イラストレーターでもアニメーターでもそうだけど、”上の方”が改善されても業界の大部分は底辺なんだよね・・・)
いわゆるアシスタント勢は漫画家に含まれるのでしょうか。含まれるか含まれないかで底辺の水準が大きく変わりますね。漫画家の場合高校や中学を卒業して即デビューなんてのもいるので社会常識がないままだったり自分の権利を把握していなかったりはするでしょうね。そこを出版社が悪用しているとも言える。
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
定額は洋画音楽だけじゃない (スコア:4, 参考になる)
良い悪いは別として.
テルマエ・ロマエや海猿などの映画原作使用料 [j-cast.com]も興行収入にかかわらず一括支払いです(でした).
視聴率や興行収入に応じて、成功報酬が支払われる例は少なく、1回原作使用料を受け取ってお終いというのがほとんどです
日本で上映される映画の興行収入にかかわらず一括支払いの慣習がこれで変わるのか,音楽だけにとどまるのか,どうなんでしょうね.
Re: (スコア:0)
そのへんは売れない漫画家が冷遇されているという話なのでちょっと違う。まあ契約書がない場合も少なくないしあっても無期限契約だったりするので売れっ子漫画家が売れない漫画家時代に描いていた漫画に関しては固定報酬だったりするようですが。
Re: (スコア:2)
売れない漫画家が冷遇されているという話
テルマエ・ロマエ(第1弾映画公開前の2010年5月): 50万部突破を達成 [archive.org]
興行収入59億4000万円 [nikkei.com]
原作使用料: 100万円(興行収入の 0.02%)
海猿(第1弾映画公開時の2004年6月): 原作は累計120万部の売上 [toho.co.jp]
Re: (スコア:0)
二人共一発目が当たるまでは売れない漫画家だったんですよ。当たるまでは売れない漫画家だったわけだから当然一発目の大ヒット(テルマエロマエか海猿)の連載開始時点つまり契約時点では売れない漫画家だったわけです。
で契約が実質的に無期限だったので売れ始めた段階で契約を変更するという手が使えなかったと。売れっ子漫画家が売れない漫画家時代に描きはじめた漫画に関しては固定報酬だったりするという方が正確な表現ですね。契約上メディアミックスに関する交渉を出版社に全権委任する形になってたりもするようですが。
ヤマザキマリさんの場合そもそもメ
Re: (スコア:0)
ヤマザキマリはともかく、佐藤秀峰は海猿映画化の2年前にブラよろの連載開始、文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞受賞、前年にブラよろのTVドラマ化があって、売れない漫画家とは言いがたい。
それに「連載開始時点つまり契約時点」というのはちょっと違う。漫画が売れて映画化の企画が始まって契約するんだから、契約時点は連載開始時より後で、すでに売れてる(売れ始めてる)漫画家でしょ。
Re:定額は洋画音楽だけじゃない (スコア:1)
売れてる売れてないじゃなく、漫画業界では不当に編集・出版側の力が強く、また漫画家との関係もあいまいで、原作者が文句を言いづらい状況にある、という総合的な問題ですよね。
原稿を返さない、紛失してもビタ一文払わない、勝手に原稿を売る、圧力をかけて他出版社からの出版を妨害する、アニメ化・実写化の契約を無断で取ってくる、出版社は(出資する余裕があれば)興行収入に対して儲けが入るけど原作は(本が売れるからいいだろうと)買い取りが大部分、そもそも漫画家と編集・出版側との間にまともな契約書がない、等々トラブル山盛り。
(もちろん反対側から見た漫画家・原作者側が原因のトラブルもてんこ盛りにあるけど、主題から離れるので棚に上げる)
むろん業界全体がそういう人ばかりなのではなく目立つ例がそうだということですが、何にせよ「なあなあ契約」が原因の事例が多い。
エージェントが増えてきてるとか契約書も交わすようになってきてるとか改善の向きはいくらかありますが、「漫画家は出版社に頭があがらない」「他メディアの儲けは直接収入にはならない」という構図はおおむね変わらないかと。
(イラストレーターでもアニメーターでもそうだけど、”上の方”が改善されても業界の大部分は底辺なんだよね・・・)
Re: (スコア:0)
いわゆるアシスタント勢は漫画家に含まれるのでしょうか。含まれるか含まれないかで底辺の水準が大きく変わりますね。
漫画家の場合高校や中学を卒業して即デビューなんてのもいるので社会常識がないままだったり自分の権利を把握していなかったりはするでしょうね。そこを出版社が悪用しているとも言える。