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・他人のふんどしを借りて違法だと知りながら商売・回りから違法だと言われても「法律が悪い!」と強弁して客をだまし集める・しかし本気で訴えられると今までの威勢の良さは消えてさっさと逃げる
昭和ヤクザがよくなってたしのぎその物ですね。あるいは違法コピー商品商法や、産業スパイで特許で保護さた技術を盗んで独自技術だと言う輩と一緒。
訴えられる前に稼ぐだけ稼いで、訴えられたら勝てない事わかってるからさっさと店を閉めてトンズラするのではなく、合法だ合法だと叫ぶのならば徹底的に争えば良かった。他の会社も合法であると言い続けているのだから、支援して徹底的に争い、合法であると言う判決を勝ち取るべきだった。そうすれば合法だというお墨付きの元、堂々と商売ができたのに。
何故それをしなかったの?意味が分からない。
グレーだと思って始めたらクロと言われたからやめた、というところでは?まあ最初からクロだと認識して始めてたところもあるようだけど。
ところで、確かに法に照らせば違法ということになるんだろうけど、現実的にこれでよかったんだろうか。実際のところ、自炊は面倒だし代行は違法だろうから頼んだことないし、売るのも面倒。ということで、去年の地震で混沌の海と化した本のうち200冊くらいを処分した。それは失われちゃったことになるわけだけど、本のためにはどっちがいいんだろう。どっかに同じものがある(だろう)からいいのかな?
2chの自炊代行スレ [2ch.net]なんかを見てると、裁判によりグレーからクロ化が強まったため、より一層の零細化が進み、料金を受け取ったのに納品されない、品質が酷いといったトラブルも増加しているようです。 本来であればこうした業者は淘汰されて、設備や機材の整った評判のよい大手に集約されたのでしょうが。
彼らは自炊代行を潰すだけで、出版社からまともな電子書籍を提供するわけでもなく、電子書籍を求める読者に対して何の代案も用意しませんでした。 別に本を複製しようとしているわけではない、ただ自分の本を別の端末で読めるようにしたい、という善良な読者に対して、あまりに酷い仕打ちでしょう。
そうなの?「別に本を複製しようとしているわけではない」と言いながらいそいそと複製している人たちが善良?「飲酒運転しようとしているわけではない(以下略)」って言ってる自己中な人たちの意見と同じ屁理屈だね。
善良っていうのは、ちゃんと手順を踏んで作家などをひとりひとり説き伏せて電子書籍化に取り組んでるような人たちのことじゃないかな?(今回の件で電子化の敷居がたかくならなければいいんですが)過激派同様、自分に都合のいい主張ふりまわして強行手段に出るのが善とはいえますかね。自分たち(だけ)の主張を通すために安易な方法をとってるテロ行為としか見えません。
なんかモンスター読者って単語が思い浮かんだよ
#個人でこそこそなんでやらないのだろう?#ン十年前には音楽でも似たようなことあったのになぁ
「別に本を複製しようとしているわけではない」と言いながらいそいそと複製している人たちが善良?
本を裁断し、電子化して廃棄することを「複製」と呼ぶのですか。知りませんでした。 法律用語か何かでしょうか?一般的には「変換」と理解されます。
非破壊でスキャンが出来ない(こともないけど綺麗にやるのは困難)以上、本好きにとっては「変換」以外の何者でもありませんよ。 仮に法律上著作権侵害であっても、読者は「俺が自分が買った本を変換して、何の権利侵害だって言うんだ!」としか思いません。その作業を人に頼んだとしてもね。元の綺麗な本は残らないんだから。
売る前の本に作家や出版社
「別に本を複製しようとしているわけではない」と言いながらいそいそと複製している人たちが善良?本を裁断し、電子化して廃棄することを「複製」と呼ぶのですか。知りませんでした。
本を裁断し、電子化して廃棄することを「複製」と呼ぶのですか。知りませんでした。
別に裁断して破棄しないとしても、CDを買ってそれをiPodで聞くのと何が違うの?と思う。CDを買うように本をちゃんと買ってるんだから、ダウンロードだけしている人に比べれば善良だと思う。悪いことをしていないことを善良って言わなきゃいけないというのも嘆かわしいが。
#CDを取り込むのに比べて書籍のスキャンの手間は膨大なので代行に需要があるのも当然だと思う。
別に裁断して破棄しないとしても、CDを買ってそれをiPodで聞くのと何が違うの?と思う。CDを買うように本をちゃんと買ってるんだから、
なんかツリーが白熱してますけど、仰るとおり、CDと同じですね。だから整理すると○ CDを買って、自分で音楽を複製して自分で聞く○ 本を買って、自分で内容を複製して自分で読むこれは全くもって合法ですし善良とかそう言う概念を持ち出すまでも無く問題ありませんよね。当然違法ダウンロードをしている犯罪者と比べるなんて事自体、正直ぶち切れていいほど失礼でしょう。
#てか知的財産に関する法論争に善良とかそうで無いとか言い出すのはやめた方がいいです#善意なら権利侵害しても良いなんて事は無いし、悪意ならその逆なんてのもまずいですし
ですがCDと同じと言うのは、代行が違法というのも同じです。ご存じかどうかはわかりませんが、かつてLivedoorが音楽CDのMP3化サービス「Livedoorエンコーダ」というのを始めようとしたことがあります [itmedia.co.jp]。しかし当然ながら「いやいや、代行しちゃまずいでしょ」と言うお話になりサービス開始直後に受付を停止、その後Bookscan等と同じく許諾を得ているものしか行いません [itmedia.co.jp]と言う形にしたものの、3ヶ月も立たずにサービスを終了 [impress.co.jp]しています。Livedoorと言えば堀江貴文氏のイメージが合って、ダーティな感じを受けますけれども、法律遵守の考え方は非常にしっかりしていたと言えるでしょう。
上のコメントで「本を裁断して、破棄するんだから変換だろ。複製って法律用語かよ」という話がありますがこれも実はこの辺りが絡んでおります。まずいくつかの解釈が成り立ちますが、原本を破棄すれば複製ではないと言う考え方は大方の法律家はこれは成り立たないと考えています。何故か、と言うと大方2つの考え方になります。
まずひとつめ。法律での複製の概念は「著作物を、印刷、写真、複写、録音、録画、その他の方法で、別の形あるものに再製すること」であって、同じものを複数個作る事では無く、別の形に再製する事が複製と定義されているから、破棄しようが破棄しまいがそこには関係がないと言う考え方。もうひとつ。こちらの解釈の方が多いようですが複製とはその瞬間の事を示すのであって、同時に2つ存在するのだから複製では無いだろうと言う考え方です。破棄される事が証明されるまでは複製であって、破棄される事が証明されるとその瞬間それは変換されたものだ、と言う事を許すと言う事は複雑な法が必要になるが少なくともそんなものは無い、と言う訳ですね。(私的複製は例外規定ですから、規定されていないことはできません)
そんなの納得がいかない、と言う意見もあるでしょうが、実はこれ財産権が絡んでくるので面倒くさいんです。まず大前提として、書籍やCD,DVD,Blu-ray等の中古流通は違法ではありません。Game等は中古流通は違法であると散々争いがありましたが結局合法であると言う判断がくだっています。これは財産権を侵害する契約には法的根拠が必要で有り、そんなものは無いからだ、と言う事になります。この事から、権利者は法律で保証された権利を持って、中古流通を禁止することは非常に困難です。財産権というのは憲法にも規定されている重要な規定ですので、著作権の範囲を超えるでしょう。
ではこんな状況で私的複製の代行が認められたらどうなるでしょうか?
まずスキャン業者が私的複製の依頼を受けます。そして裁断して電子データを納品しますが、この時お客と裁断済み書籍は破棄する、と言う契約ではなく、中古業者に取りに行かせるので、彼らに引き渡して欲しいと言う事にしたとします。これは財産権の問題になるのでこれを禁止することを現状の法律の枠組みで行うのは非常に難しい。中古業者は受け取った裁断済み書籍を別の所に販売します。そして販売された人はまた同じ事を繰り返す。すると一冊の本から、無数の電子データが、業者の手によって大量に作られる事になります。さらに高度化していくとどうなるか。「紙の書籍の販売と、私的複製代行サービス、そして不要になった紙の書籍の下取りをセットでご提供」と言う話が出てくる事になるでしょう。購入代金と電子書籍化手数料から、不要になった紙の書籍の下取り代を引いた価格で電子書籍が手に入る事になりますが、これはもはや電子書籍販売サービスになってしまいます。私的複製の代行が許可されると、連鎖的にここまで物事は進んでしまうのです。ネットでは「違法ダウンロードに回されることを恐れているんだ!そんなことはしない!客を犯罪者扱いしやがって」という声が上がりますし、詳しくない権利者の方も「ここを抑止すれば違法ダウンロードは防げる」と安易に考えている人もいますが、専門家が一番恐れているのはこれ「少数の本から実質的に大量の電子書籍を権利使用料を支払わず販売するサービスが合法になってしまう」事です。
これは誰も悪くありません。誰もが自分の正統な権利を行使した結果こうなってしまう。だから「われはれはそんなことはしないと約束する」などというのもオプトアウトで行われている現状からして無意味です。現状私的複製が本人に限られるの自分でできる範囲ならば、それほどたくさん複製することができない、と言う事を持って抑止効果を持たせているわけです。私的複製代行について問題視している著作権の専門家も現状の制度がまったく良いとは思っていません。ですがバランスを欠いたままうやむやに許可されてしまうと大変なことになると言う意識を持っているわけです。
誠に面倒くさい話ですが…。でも少なくとも「奴らは俺たちを犯罪者扱いしている。俺たちは善良なのに」とか「奴らは違法ダウンロードさせるためにデジタル化しているんだ!」と言うステレオタイプな論争ばかりしていては、誰も幸せになれない事は確かです。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
昭和ヤクザのしのぎメソッド (スコア:0)
・他人のふんどしを借りて違法だと知りながら商売
・回りから違法だと言われても「法律が悪い!」と強弁して客をだまし集める
・しかし本気で訴えられると今までの威勢の良さは消えてさっさと逃げる
昭和ヤクザがよくなってたしのぎその物ですね。
あるいは違法コピー商品商法や、産業スパイで特許で保護さた技術を盗んで独自技術だと言う輩と一緒。
訴えられる前に稼ぐだけ稼いで、訴えられたら勝てない事わかってるからさっさと店を閉めてトンズラするのではなく、合法だ合法だと叫ぶのならば徹底的に争えば良かった。
他の会社も合法であると言い続けているのだから、支援して徹底的に争い、合法であると言う判決を勝ち取るべきだった。そうすれば合法だというお墨付きの元、堂々と商売ができたのに。
何故それをしなかったの?意味が分からない。
Re: (スコア:0)
グレーだと思って始めたらクロと言われたからやめた、というところでは?
まあ最初からクロだと認識して始めてたところもあるようだけど。
ところで、確かに法に照らせば違法ということになるんだろうけど、現実的にこれでよかったんだろうか。
実際のところ、自炊は面倒だし代行は違法だろうから頼んだことないし、売るのも面倒。
ということで、去年の地震で混沌の海と化した本のうち200冊くらいを処分した。
それは失われちゃったことになるわけだけど、本のためにはどっちがいいんだろう。どっかに同じものがある(だろう)からいいのかな?
被害を受けているのは読者 (スコア:1)
2chの自炊代行スレ [2ch.net]なんかを見てると、裁判によりグレーからクロ化が強まったため、より一層の零細化が進み、料金を受け取ったのに納品されない、品質が酷いといったトラブルも増加しているようです。
本来であればこうした業者は淘汰されて、設備や機材の整った評判のよい大手に集約されたのでしょうが。
彼らは自炊代行を潰すだけで、出版社からまともな電子書籍を提供するわけでもなく、電子書籍を求める読者に対して何の代案も用意しませんでした。
別に本を複製しようとしているわけではない、ただ自分の本を別の端末で読めるようにしたい、という善良な読者に対して、あまりに酷い仕打ちでしょう。
Re: (スコア:0)
そうなの?
「別に本を複製しようとしているわけではない」と言いながらいそいそと複製している人たちが善良?
「飲酒運転しようとしているわけではない(以下略)」って言ってる自己中な人たちの意見と同じ屁理屈だね。
善良っていうのは、ちゃんと手順を踏んで作家などをひとりひとり説き伏せて電子書籍化に取り組んでるような人たちのことじゃないかな?(今回の件で電子化の敷居がたかくならなければいいんですが)
過激派同様、自分に都合のいい主張ふりまわして強行手段に出るのが善とはいえますかね。
自分たち(だけ)の主張を通すために安易な方法をとってるテロ行為としか見えません。
なんかモンスター読者って単語が思い浮かんだよ
#個人でこそこそなんでやらないのだろう?
#ン十年前には音楽でも似たようなことあったのになぁ
モンスター権利者って単語が思い浮かぶ (スコア:0)
本を裁断し、電子化して廃棄することを「複製」と呼ぶのですか。知りませんでした。
法律用語か何かでしょうか?一般的には「変換」と理解されます。
非破壊でスキャンが出来ない(こともないけど綺麗にやるのは困難)以上、本好きにとっては「変換」以外の何者でもありませんよ。
仮に法律上著作権侵害であっても、読者は「俺が自分が買った本を変換して、何の権利侵害だって言うんだ!」としか思いません。その作業を人に頼んだとしてもね。元の綺麗な本は残らないんだから。
売る前の本に作家や出版社
Re:モンスター権利者って単語が思い浮かぶ (スコア:1)
別に裁断して破棄しないとしても、CDを買ってそれをiPodで聞くのと何が違うの?と思う。CDを買うように本をちゃんと買ってるんだから、ダウンロードだけしている人に比べれば善良だと思う。悪いことをしていないことを善良って言わなきゃいけないというのも嘆かわしいが。
#CDを取り込むのに比べて書籍のスキャンの手間は膨大なので代行に需要があるのも当然だと思う。
LIVE-GON(リベゴン)
Re:モンスター権利者って単語が思い浮かぶ (スコア:1)
別に裁断して破棄しないとしても、CDを買ってそれをiPodで聞くのと何が違うの?と思う。CDを買うように本をちゃんと買ってるんだから、
なんかツリーが白熱してますけど、仰るとおり、CDと同じですね。
だから整理すると
○ CDを買って、自分で音楽を複製して自分で聞く
○ 本を買って、自分で内容を複製して自分で読む
これは全くもって合法ですし善良とかそう言う概念を持ち出すまでも無く問題ありませんよね。
当然違法ダウンロードをしている犯罪者と比べるなんて事自体、正直ぶち切れていいほど失礼でしょう。
#てか知的財産に関する法論争に善良とかそうで無いとか言い出すのはやめた方がいいです
#善意なら権利侵害しても良いなんて事は無いし、悪意ならその逆なんてのもまずいですし
ですがCDと同じと言うのは、代行が違法というのも同じです。
ご存じかどうかはわかりませんが、かつてLivedoorが音楽CDのMP3化サービス「Livedoorエンコーダ」というのを始めようとしたことがあります [itmedia.co.jp]。
しかし当然ながら「いやいや、代行しちゃまずいでしょ」と言うお話になりサービス開始直後に受付を停止、その後Bookscan等と同じく許諾を得ているものしか行いません [itmedia.co.jp]と言う形にしたものの、3ヶ月も立たずにサービスを終了 [impress.co.jp]しています。
Livedoorと言えば堀江貴文氏のイメージが合って、ダーティな感じを受けますけれども、法律遵守の考え方は非常にしっかりしていたと言えるでしょう。
上のコメントで「本を裁断して、破棄するんだから変換だろ。複製って法律用語かよ」という話がありますがこれも実はこの辺りが絡んでおります。
まずいくつかの解釈が成り立ちますが、原本を破棄すれば複製ではないと言う考え方は大方の法律家はこれは成り立たないと考えています。何故か、と言うと大方2つの考え方になります。
まずひとつめ。法律での複製の概念は「著作物を、印刷、写真、複写、録音、録画、その他の方法で、別の形あるものに再製すること」であって、同じものを複数個作る事では無く、別の形に再製する事が複製と定義されているから、破棄しようが破棄しまいがそこには関係がないと言う考え方。
もうひとつ。こちらの解釈の方が多いようですが複製とはその瞬間の事を示すのであって、同時に2つ存在するのだから複製では無いだろうと言う考え方です。破棄される事が証明されるまでは複製であって、破棄される事が証明されるとその瞬間それは変換されたものだ、と言う事を許すと言う事は複雑な法が必要になるが少なくともそんなものは無い、と言う訳ですね。(私的複製は例外規定ですから、規定されていないことはできません)
そんなの納得がいかない、と言う意見もあるでしょうが、実はこれ財産権が絡んでくるので面倒くさいんです。
まず大前提として、書籍やCD,DVD,Blu-ray等の中古流通は違法ではありません。Game等は中古流通は違法であると散々争いがありましたが結局合法であると言う判断がくだっています。これは財産権を侵害する契約には法的根拠が必要で有り、そんなものは無いからだ、と言う事になります。
この事から、権利者は法律で保証された権利を持って、中古流通を禁止することは非常に困難です。財産権というのは憲法にも規定されている重要な規定ですので、著作権の範囲を超えるでしょう。
ではこんな状況で私的複製の代行が認められたらどうなるでしょうか?
まずスキャン業者が私的複製の依頼を受けます。そして裁断して電子データを納品しますが、この時お客と裁断済み書籍は破棄する、と言う契約ではなく、中古業者に取りに行かせるので、彼らに引き渡して欲しいと言う事にしたとします。これは財産権の問題になるのでこれを禁止することを現状の法律の枠組みで行うのは非常に難しい。
中古業者は受け取った裁断済み書籍を別の所に販売します。そして販売された人はまた同じ事を繰り返す。すると一冊の本から、無数の電子データが、業者の手によって大量に作られる事になります。
さらに高度化していくとどうなるか。「紙の書籍の販売と、私的複製代行サービス、そして不要になった紙の書籍の下取りをセットでご提供」と言う話が出てくる事になるでしょう。購入代金と電子書籍化手数料から、不要になった紙の書籍の下取り代を引いた価格で電子書籍が手に入る事になりますが、これはもはや電子書籍販売サービスになってしまいます。
私的複製の代行が許可されると、連鎖的にここまで物事は進んでしまうのです。
ネットでは「違法ダウンロードに回されることを恐れているんだ!そんなことはしない!客を犯罪者扱いしやがって」という声が上がりますし、詳しくない権利者の方も「ここを抑止すれば違法ダウンロードは防げる」と安易に考えている人もいますが、専門家が一番恐れているのはこれ「少数の本から実質的に大量の電子書籍を権利使用料を支払わず販売するサービスが合法になってしまう」事です。
これは誰も悪くありません。誰もが自分の正統な権利を行使した結果こうなってしまう。だから「われはれはそんなことはしないと約束する」などというのもオプトアウトで行われている現状からして無意味です。現状私的複製が本人に限られるの自分でできる範囲ならば、それほどたくさん複製することができない、と言う事を持って抑止効果を持たせているわけです。
私的複製代行について問題視している著作権の専門家も現状の制度がまったく良いとは思っていません。ですがバランスを欠いたままうやむやに許可されてしまうと大変なことになると言う意識を持っているわけです。
誠に面倒くさい話ですが…。
でも少なくとも「奴らは俺たちを犯罪者扱いしている。俺たちは善良なのに」とか「奴らは違法ダウンロードさせるためにデジタル化しているんだ!」と言うステレオタイプな論争ばかりしていては、誰も幸せになれない事は確かです。