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DL自体が違法かどうかは置いておいて、「損得が業界内で閉じていれば問題ない」ってのは、なんか違う気がする。DL自体は合法であるとの判断自体は問題は無い、というか、大抵の国では善意の第三者が否定できない事を理由に合法としている訳だし。
しかし「他で金を使っているから良い」ってのでは、商取引の基本である「供益」と「対価」の交換って事自体を無意味とする、ちょっとムチャ振りだよね。これ言い出したらどんな事でも「他で出すから良い」となる。ていうか、消費されたブツと支払対価の数が合わない事すら無視ってのはさすがに酷いわ。
貿易収支の問題ですよ、多分。
スイスでダウンロードされて消費されるコンテンツは、おそらく米国・英国・仏国・独国あたりの会社のものでしょう。スイス国内のコンテンツ産業のダメージは微々たるもの、なぜなら元々ほとんど無いから。…という状態になっているのではないかな。
どうせ国外に流出する消費なら、その金の流れを国内の地場産業的エンタテイメントに還流させたい、という意志が働くのも自然なこと。司法というより、政治ですねこれは。
似たような話は日本でもあります。日本の著作権保護期間は死後50年ですが、アメリカは70年ですね。日本国内でアメリカのコンテンツを販売する場合でも50年のままです。70年に延長しない理由の一つとして、コンテンツ産業での貿易収支が、赤字だから、というのがあります。並行輸入品の洋版CDの不合理な規制も、同様の理由です。まぁ、日本じゃ国内産業が壊滅していなかったから、スイスほど極端じゃないと思いますが。
司法というより、政治ですねこれは。
原文を読む限り、単に政府の報告書が発表されただけで、その内容が「今の法制度に、新たにダウンロード取締りを付け加える必要はない」ってことですよね。 ストーリーのタイトルが非常に大仰ですけど。 Dutch Study Says Filesharing Has Positive Economic Effects [slashdot.org]の話が「オランダ政府の決断」扱いされてるような違和感があります。
あと原文を読むと、報告書では「フランスのスリーストライク法とか運営費が莫大でやってらんないし、下手にフィルタリングやブロッキングすると人権侵害になりかねない」みたいな、コンテンツ産業から離れた事情にも言及されているようです。
なるほど参考になりました。これが司法判断なら、なぜ権利問題が余剰金という視点や利益損失の話に転化されて進むのかと謎でした。政治の判断ということならなるほどです。政府なら「国にはそんな規模の取り締まりに対処する財政の余裕なんてないよ。第一訴えているあなたたちだって損はないみたいじゃない」と言うのは理解できますね。
貿易収支の問題ってのはいくら何でも邪推のしすぎ。というか的外れな言いがかりレベルだよ。
>どうせ国外に流出する消費なら、その金の流れを国内の地場産業的エンタテイメントに還流させたい、という意志が働くのも自然なこと。>司法というより、政治ですねこれは。
そもそもスイスの国内法ってことを忘れてないかい?他国のコンテンツをどれだけネットでDLしようが関係ないってことはわかるかな?日本でも違法DLが議論されてるけど、まさかアメリカのコンテンツを日本人がDLしたらK察が捕まえてアメリカに差し出すと思ってる?DL合法であれ違法であれ、外国のコンテンツ
馬鹿をおっしゃい。
> 他国のコンテンツをどれだけネットでDLしようが関係ないってことはわかるかな?
どこの国の著作物も平等に保護されます。
> 日本でも違法DLが議論されてるけど、まさかアメリカのコンテンツを日本人がDLしたら> K察が捕まえてアメリカに差し出すと思ってる?
日本でDLが違法化されたとすると、日本での犯罪ですから、アメリカの権利者が日本警察に申し立て、あなたは日本で逮捕され日本で裁判を受けることになります。
>どこの国の著作物も平等に保護されます。ベルヌ条約とごっちゃになってない?
海外の著作物は、国内では著作権が発生しない、などと思ってらっしゃいます?
ちょっとそれは変だよね。どの国で作られたものでも、日本国内に入った時点できちんと著作権法の対象になりますよ。海外のサーバにあっても、国内にダウンロードして入ってきた時点で国内法の対象でしょう。
そして、著作権者の国籍は問わないのだから、権利者が訴えれば逮捕されるのが当たり前です。
海外のモノは好き放題して良い、なんていう理屈は通りません。ディズニー見てみれば一目瞭然でしょ?
>海外の著作物は、国内では著作権が発生しない、などと思ってらっしゃいます?だからそれがベルヌ条約で規定されてるの。
よし、スイスからの接続を禁止しよう。
って、国内産業保護のためになったりしないんですかね。
それが本当のところでしょうね。他国の国益なんて尊重するお人好し国家なんてものはそうそうあるもんじゃないんです。スイスは自国防衛に関しては確固たる理念のある国ですし、それに基づいてるだけかも。そして小さな多言語国家なので、自国では言語ごとの市場を保持できず、周辺各国に音楽市場を牛耳られてる状態にしかなりえないのかなともうかがえます。
# 日本人は人類全体を常に念頭に置ける、下手な共産主義よりInternationalな人種だと思います。
>スイスは自国防衛に関しては確固たる理念のある国ですし
スイス・チューリッヒ中央駅の裏に麻薬を無料でうてる場所があった。(今でもあるのかは知らない)麻薬患者が麻薬代金欲しさに強盗などをはたらくことを防ぐために、政府が麻薬患者に無料で麻薬を提供していた。『君たちが勝手に麻薬で身を滅ぼすのは構わないから、我々に迷惑かけないでね。そのためのコストは多少なら持つよ。』と云うことだろう。スイスは冷徹な現実主義の国だよ。
だからこの件も、トータルどっちがお得なのかを考えた結果じゃないんだろうか?
気持ちはわかるが商取引の話じゃなくて経済の話なので。何が違うかというと経済の話になれば需要と供給によって価値が変わるってのが基本原則になっちゃう点。
需要に見合う分までは対価を得られるけど需要を超えた分は対価ゼロとなり、それが違法DLされてる分だと言ってるわけ。仮に違法DLを制限して無理やり需要の中へ押し込んだとしても他の需要がポンと押し出され外れてしまうだけなので業界全体を考えると無意味ですよと。だから業界の中で勝ち残りたいなら押し出されないような努力(=他を押し出す努力)をしなさいと。
同じく、「損得が業界内で閉じていれば問題ない」に違和感を感じる。業界内という「括りの範囲」が適切であれば問題はないが、不適切に広い範囲で括ったならばおかしな話になる。
もっと広い範囲、極端なことを言えば「日本」という範囲で括れば大抵のことは閉じているし、地球規模でくくってしまえば全ての事象がプラスマイナスゼロだ。
音楽出版業界が被ってもそのぶん他のエンタメ業界が潤うのでおk、というのはスイス国家レベルでは損得プラスマイナスゼロだが、音楽出版業界が困るのは変わらない。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
ちょっと違うと思われ (スコア:0)
DL自体が違法かどうかは置いておいて、「損得が業界内で閉じていれば問題ない」ってのは、なんか違う気がする。
DL自体は合法であるとの判断自体は問題は無い、というか、大抵の国では善意の第三者が否定できない事を理由に合法としている訳だし。
しかし「他で金を使っているから良い」ってのでは、商取引の基本である「供益」と「対価」の交換って事自体を無意味とする、ちょっとムチャ振りだよね。
これ言い出したらどんな事でも「他で出すから良い」となる。
ていうか、消費されたブツと支払対価の数が合わない事すら無視ってのはさすがに酷いわ。
Re:ちょっと違うと思われ (スコア:3, 興味深い)
貿易収支の問題ですよ、多分。
スイスでダウンロードされて消費されるコンテンツは、おそらく米国・英国・仏国・独国あたりの会社のものでしょう。
スイス国内のコンテンツ産業のダメージは微々たるもの、なぜなら元々ほとんど無いから。
…という状態になっているのではないかな。
どうせ国外に流出する消費なら、その金の流れを国内の地場産業的エンタテイメントに還流させたい、という意志が働くのも自然なこと。
司法というより、政治ですねこれは。
似たような話は日本でもあります。
日本の著作権保護期間は死後50年ですが、アメリカは70年ですね。
日本国内でアメリカのコンテンツを販売する場合でも50年のままです。
70年に延長しない理由の一つとして、コンテンツ産業での貿易収支が、赤字だから、というのがあります。
並行輸入品の洋版CDの不合理な規制も、同様の理由です。
まぁ、日本じゃ国内産業が壊滅していなかったから、スイスほど極端じゃないと思いますが。
元々司法判断じゃないかと。 (スコア:1)
原文を読む限り、単に政府の報告書が発表されただけで、その内容が「今の法制度に、新たにダウンロード取締りを付け加える必要はない」ってことですよね。
ストーリーのタイトルが非常に大仰ですけど。
Dutch Study Says Filesharing Has Positive Economic Effects [slashdot.org]の話が「オランダ政府の決断」扱いされてるような違和感があります。
あと原文を読むと、報告書では「フランスのスリーストライク法とか運営費が莫大でやってらんないし、下手にフィルタリングやブロッキングすると人権侵害になりかねない」みたいな、コンテンツ産業から離れた事情にも言及されているようです。
Re: (スコア:0)
なるほど参考になりました。
これが司法判断なら、なぜ権利問題が余剰金という視点や利益損失の話に転化されて進むのかと謎でした。政治の判断ということならなるほどです。政府なら「国にはそんな規模の取り締まりに対処する財政の余裕なんてないよ。第一訴えているあなたたちだって損はないみたいじゃない」と言うのは理解できますね。
Re: (スコア:0)
貿易収支の問題ってのはいくら何でも邪推のしすぎ。というか的外れな言いがかりレベルだよ。
>どうせ国外に流出する消費なら、その金の流れを国内の地場産業的エンタテイメントに還流させたい、という意志が働くのも自然なこと。
>司法というより、政治ですねこれは。
そもそもスイスの国内法ってことを忘れてないかい?
他国のコンテンツをどれだけネットでDLしようが関係ないってことはわかるかな?
日本でも違法DLが議論されてるけど、まさかアメリカのコンテンツを日本人がDLしたら
K察が捕まえてアメリカに差し出すと思ってる?
DL合法であれ違法であれ、外国のコンテンツ
Re: (スコア:0)
馬鹿をおっしゃい。
> 他国のコンテンツをどれだけネットでDLしようが関係ないってことはわかるかな?
どこの国の著作物も平等に保護されます。
> 日本でも違法DLが議論されてるけど、まさかアメリカのコンテンツを日本人がDLしたら
> K察が捕まえてアメリカに差し出すと思ってる?
日本でDLが違法化されたとすると、日本での犯罪ですから、アメリカの権利者が日本警察に申し立て、あなたは日本で逮捕され日本で裁判を受けることになります。
Re: (スコア:0)
>どこの国の著作物も平等に保護されます。
ベルヌ条約とごっちゃになってない?
Re: (スコア:0)
海外の著作物は、国内では著作権が発生しない、などと思ってらっしゃいます?
ちょっとそれは変だよね。
どの国で作られたものでも、日本国内に入った時点できちんと著作権法の対象になりますよ。
海外のサーバにあっても、国内にダウンロードして入ってきた時点で国内法の対象でしょう。
そして、著作権者の国籍は問わないのだから、権利者が訴えれば逮捕されるのが当たり前です。
海外のモノは好き放題して良い、なんていう理屈は通りません。
ディズニー見てみれば一目瞭然でしょ?
Re: (スコア:0)
>海外の著作物は、国内では著作権が発生しない、などと思ってらっしゃいます?
だからそれがベルヌ条約で規定されてるの。
Re: (スコア:0)
よし、スイスからの接続を禁止しよう。
って、国内産業保護のためになったりしないんですかね。
Re: (スコア:0)
保護する気なんかサラサラないように見える。
Re: (スコア:0)
それが本当のところでしょうね。
他国の国益なんて尊重するお人好し国家なんてものはそうそうあるもんじゃないんです。スイスは自国防衛に関しては確固たる理念のある国ですし、それに基づいてるだけかも。そして小さな多言語国家なので、自国では言語ごとの市場を保持できず、周辺各国に音楽市場を牛耳られてる状態にしかなりえないのかなともうかがえます。
# 日本人は人類全体を常に念頭に置ける、下手な共産主義よりInternationalな人種だと思います。
Re: (スコア:0)
>スイスは自国防衛に関しては確固たる理念のある国ですし
スイス・チューリッヒ中央駅の裏に麻薬を無料でうてる場所があった。(今でもあるのかは知らない)
麻薬患者が麻薬代金欲しさに強盗などをはたらくことを防ぐために、政府が麻薬患者に無料で麻薬を提供していた。
『君たちが勝手に麻薬で身を滅ぼすのは構わないから、我々に迷惑かけないでね。そのためのコストは多少なら持つよ。』
と云うことだろう。
スイスは冷徹な現実主義の国だよ。
だからこの件も、トータルどっちがお得なのかを考えた結果じゃないんだろうか?
Re: (スコア:0)
気持ちはわかるが商取引の話じゃなくて経済の話なので。
何が違うかというと経済の話になれば需要と供給によって価値が変わるってのが基本原則になっちゃう点。
需要に見合う分までは対価を得られるけど需要を超えた分は対価ゼロとなり、それが違法DLされてる分だと言ってるわけ。
仮に違法DLを制限して無理やり需要の中へ押し込んだとしても他の需要がポンと押し出され外れてしまうだけなので
業界全体を考えると無意味ですよと。
だから業界の中で勝ち残りたいなら押し出されないような努力(=他を押し出す努力)をしなさいと。
主観の違いでは? (スコア:0)
同じく、「損得が業界内で閉じていれば問題ない」に違和感を感じる。
業界内という「括りの範囲」が適切であれば問題はないが、不適切に広い範囲で括ったならばおかしな話になる。
もっと広い範囲、極端なことを言えば「日本」という範囲で括れば大抵のことは閉じているし、
地球規模でくくってしまえば全ての事象がプラスマイナスゼロだ。
音楽出版業界が被ってもそのぶん他のエンタメ業界が潤うのでおk、というのは
スイス国家レベルでは損得プラスマイナスゼロだが、音楽出版業界が困るのは変わらない。