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CDの時にも思ったが、iPodに突っ込むためにCDを山程買う人間に対して「不正コピーだ!」と騒ぐJASRACとか、映画をiPad他で見るためにDVDを山程買う人間に対して「不正コピーにしろ!」とか言う今回の騒動とか、「客を見たら泥棒と思え」ってのがコンテンツビジネスの裏・金科玉条なんじゃないかと疑いたくなりますな。
>「違法な」不正コピーが横行している、でOK
合法な不正コピーというのは、ちょっと難しいかもしれない。
>国内で海外と同じ価格で販売したら、制作費の回収ができません。
海外も国内と同じ価格でやったらウハウハじゃね?
>海外のアニメDVDが異常に安すぎるのであって
ということは、海外での販売価格はモトがとれない価格だってことだな。そんなところに売るのも、商売として問題だろうな。
つまりは、とれそうなところからとれるだけ...といったところなのでしょうな。そして、売り上げがじり貧になっているという笑い話ですね。
以前、Winnyか何かで製作資料が流出した際には、制作コストの低さと中間マージンの高さが騒がれたと記憶しています実際、製作現場の低賃金は既に問題になっていますし、コストダウンなら制作費ではなく中間の流通マージンを削る策を考えるのが順当では?
SDかそれ以下の解像度のものはいっそコピー可の無料で配信し、BDで1080pを売る、というようなビジネスモデルなら、広告費用や放送局費用を圧縮できるのではないかと思います。サーバー負荷もDRMも減らせるから、配信費用も減らせるし
幸い、高解像度のモニターはアナログ放送の終了とともに増加傾向にありますから、高解像度版を見た
> 以前、Winnyか何かで製作資料が流出した際には、制作コストの低さと中間マージンの高さが騒がれたと記憶しています
そう?「全国放送でCMを流してもらう対価」を何故か「コンテンツ制作費」と勘違いして騒いでいる連中がいたのは覚えているけど。
前者の認識をしている限り、「全国でCMを流すための設備運用コスト」や「CMをより多く見てもらうための番組企画や宣伝」に多くのコストが割かれることにあまり疑問を感じないと思うし、手段としての「コンテンツ調達」に掛かるコストも必然的な割合で決まることも納得できるはず。
必要なのは「調達」であって「制作」ではないし、コンテンツもCM放映に対してリーズナブルなものを選ぶべきであって、そこに「アニメ産業の維持」なんてものが存在する余地はほとんど無いはず。# 調達対象として競合関係となるほかのコンテンツより調達コストが掛かるのであれば、単に選ばれないだけでしょ。
委員会方式によるコンテンツ調達や、深夜アニメのように商材自体をコンテンツとして番組自体をCM化するのもそのあたりをクリアするひとつの方法論なわけだし。
> 実際、製作現場の低賃金は既に問題になっていますし、コストダウンなら制作費ではなく中間の流通マージンを削る策を考えるのが順当では?
放送は「流通」ではないし、DVDやBDは商材そのものですからね。現状、コンテンツは商材そのものではなく、商材を調達するための材料になっているのが現状では。
また、製作現場の賃金問題はアニメ業界の構造問題であって、放送の問題じゃないでしょ。番組調達コストにアニメコンテンツ制作が見合わないのであれば放送コンテンツに合わないってだけで、調達コスト削減してでも放送してもらうことを選択しているのはアニメ業界側の問題。
年間制作数が多いのもそんな中で末端の人含めて業界を構成する人員を維持するためだし、一方で海外スタジオなど(品質はともかく :-p)人件費がもっと安いところが競合しているわけで。
構造問題解決するのであれば、現状の業界人口をばっさり削減して、年間製作本数も絞り込んで、品質重視の映画なんかのプレミアムコンテンツに絞り込むしかないんじゃね。もしくは、テレビアニメのように品質よりも製作コストが重視されるようなものは海外スタジオ活用やデジタル技術活用で製作コスト削減下げる方向にしかならないだろうし。
いずれにせよ、原画やシナリオ、演出なんかのスキル要求される人員はともかく、末端の作業人口は本来のニーズに対して人数多すぎ。そこを解決しない限り、業界構造の問題は改善されないでしょ。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
客を泥棒扱いする業界は滅びよ! (スコア:4, すばらしい洞察)
CDの時にも思ったが、iPodに突っ込むためにCDを山程買う人間に対して「不正コピーだ!」と騒ぐJASRACとか、
映画をiPad他で見るためにDVDを山程買う人間に対して「不正コピーにしろ!」とか言う今回の騒動とか、
「客を見たら泥棒と思え」ってのがコンテンツビジネスの裏・金科玉条なんじゃないかと疑いたくなりますな。
Re: (スコア:1)
またぞろ「若者のDVD離れ」とでも言い出すのかもしれまでんが。
# 円高の昨今でも、アニメDVDの相場はプラザ合意前(1ドル=360円)です
Re: (スコア:0)
「違法な」不正コピーが横行している、でOK
> # 円高の昨今でも、アニメDVDの相場はプラザ合意前(1ドル=360円)です
海外のアニメDVDが異常に安すぎるのであって、国内のそれは適正価格です。
もし、国内で海外と同じ価格で販売したら、制作費の回収ができません。
値段を安くすれば多く売れるという人がいますが、版元の取り分を半分にしたからといって販売価格は少ししか下がりませんし、ましてや、2倍の本数が売れるわけでもありません。
Re: (スコア:1)
>「違法な」不正コピーが横行している、でOK
合法な不正コピーというのは、ちょっと難しいかもしれない。
>国内で海外と同じ価格で販売したら、制作費の回収ができません。
海外も国内と同じ価格でやったらウハウハじゃね?
>海外のアニメDVDが異常に安すぎるのであって
ということは、海外での販売価格はモトがとれない価格だってことだな。
そんなところに売るのも、商売として問題だろうな。
つまりは、とれそうなところからとれるだけ...といったところなのでしょうな。
そして、売り上げがじり貧になっているという笑い話ですね。
Re: (スコア:0, フレームのもと)
「不正コピー」にさらに「違法な」という冠を付けやすくなるのが味噌かと。
> 海外も国内と同じ価格でやったらウハウハじゃね?
日本国内と同じ価格では、売れないそうです。
> ということは、海外での販売価格はモトがとれない価格だってことだな。
> そんなところに売るのも、商売として問題だろうな。
かといって売らなければ、海賊版の業者に儲けさせることになったり、
販売されてない = コピーしても損失が発生しない = フェアユース!!!
っていう理屈で、合法的にネットで無料でバラ撒かれてしまいます。
> つまり
Re: (スコア:1)
以前、Winnyか何かで製作資料が流出した際には、制作コストの低さと中間マージンの高さが騒がれたと記憶しています
実際、製作現場の低賃金は既に問題になっていますし、コストダウンなら制作費ではなく中間の流通マージンを削る策を考えるのが順当では?
SDかそれ以下の解像度のものはいっそコピー可の無料で配信し、BDで1080pを売る、というようなビジネスモデルなら、
広告費用や放送局費用を圧縮できるのではないかと思います。サーバー負荷もDRMも減らせるから、配信費用も減らせるし
幸い、高解像度のモニターはアナログ放送の終了とともに増加傾向にありますから、高解像度版を見た
Re:客を泥棒扱いする業界は滅びよ! (スコア:0)
> 以前、Winnyか何かで製作資料が流出した際には、制作コストの低さと中間マージンの高さが騒がれたと記憶しています
そう?
「全国放送でCMを流してもらう対価」を何故か「コンテンツ制作費」と勘違いして騒いでいる連中がいたのは覚えているけど。
前者の認識をしている限り、「全国でCMを流すための設備運用コスト」や「CMをより多く見てもらうための番組企画や宣伝」に
多くのコストが割かれることにあまり疑問を感じないと思うし、手段としての「コンテンツ調達」に掛かるコストも必然的な
割合で決まることも納得できるはず。
必要なのは「調達」であって「制作」ではないし、コンテンツもCM放映に対してリーズナブルなものを選ぶべきであって、
そこに「アニメ産業の維持」なんてものが存在する余地はほとんど無いはず。
# 調達対象として競合関係となるほかのコンテンツより調達コストが掛かるのであれば、単に選ばれないだけでしょ。
委員会方式によるコンテンツ調達や、深夜アニメのように商材自体をコンテンツとして番組自体をCM化するのも
そのあたりをクリアするひとつの方法論なわけだし。
> 実際、製作現場の低賃金は既に問題になっていますし、コストダウンなら制作費ではなく中間の流通マージンを削る策を考えるのが順当では?
放送は「流通」ではないし、DVDやBDは商材そのものですからね。現状、コンテンツは商材そのものではなく、
商材を調達するための材料になっているのが現状では。
また、製作現場の賃金問題はアニメ業界の構造問題であって、放送の問題じゃないでしょ。
番組調達コストにアニメコンテンツ制作が見合わないのであれば放送コンテンツに合わないってだけで、
調達コスト削減してでも放送してもらうことを選択しているのはアニメ業界側の問題。
年間制作数が多いのもそんな中で末端の人含めて業界を構成する人員を維持するためだし、
一方で海外スタジオなど(品質はともかく :-p)人件費がもっと安いところが競合しているわけで。
構造問題解決するのであれば、現状の業界人口をばっさり削減して、
年間製作本数も絞り込んで、品質重視の映画なんかのプレミアムコンテンツに絞り込むしかないんじゃね。
もしくは、テレビアニメのように品質よりも製作コストが重視されるようなものは
海外スタジオ活用やデジタル技術活用で製作コスト削減下げる方向にしかならないだろうし。
いずれにせよ、原画やシナリオ、演出なんかのスキル要求される人員はともかく、
末端の作業人口は本来のニーズに対して人数多すぎ。そこを解決しない限り、業界構造の問題は改善されないでしょ。