パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

公正取引委員会、「JASRACは独占禁止法違反」として排除措置命令を下す」記事へのコメント

  • by FRAGILE (8034) on 2009年02月27日 19時07分 (#1521933)

    これまでのストーリーにも出ていましたが、こと今回の件に関しては、JASRAC側にも同情すべき点があると考えます。

    >放送事業者が利用した音楽著作物の明細をすべてJASRACに報告することは、JASRAC単体では実行不可能

    JASRAC側のコメントにあるとおり、「何という曲を何回使いましたか?」という著作権料分担の原則を求めたところで、「そんなもの数えていられるか」という放送事業者側の要望というか、わがままで包括契約が出来上がったのではなかったのでしょうか?

    だとすれば、放送事業者側に「ちゃんと数えろよ」と指導するのが本筋で、JASRACに排除措置命令を出したところで「テレビとラジオをずっと聞いて数えなさい」というようなものになるのも妙な話かと。
    もっとも、新興の著作権管理会社からすれば、そうした放送事業者のわがままにつきあってきたJASRACの態度が、自分たちの新規参入を阻んでいるという主張はもっともだとは思いますが。
    ニコ動やYouTubeの包括契約も似たようなものでしょうが、YouTubeは動画から「ちゃんと数える」仕組みは作ろうとしていたのではなかったでしょうか。その辺の詳細が分からないので、一緒くたにしていいものかどうか。

    • by suexec (16684) on 2009年02月28日 1時27分 (#1522112) 日記

      それじゃ文化祭のバンド演奏でJASRAC様が突然いらして
      「著作権料払え」とかも「そんなの知らないよ」って言えば良かったのですかね?
      老舗の音楽系カフェも「そんなの数えている時間なんて無い」って言えば良かったのですか?
      報道と言う権力を持った立場には弱く、少し脅せば集金出来そうな弱い立場には強いのはあり?
      世の中に数多く存在する音楽配信サイトにはJASRACから監査が入ってもクリアになるくらい
      楽曲の配信数を厳格に管理してますよ?
      出来ないっていうのは”面倒”ってだけにしか思えません。

      賛同したモデレーター含めて問いたい

      親コメント
      • >それじゃ文化祭のバンド演奏でJASRAC様が突然いらして
        >「著作権料払え」とかも「そんなの知らないよ」って言えば良かったのですかね?
        >老舗の音楽系カフェも「そんなの数えている時間なんて無い」って言えば良かったのですか?

        「使ったんだから金払えって話」と「沢山使うから手続きを簡便化しましょう」って話をどうしてごっちゃにしちゃダメでしょ。

        文化祭にしても音楽系カフェにしても、包括契約したほうが良いほどの量と期間の利用があったのなら、先にそういいう契約しておけば良かったと思う。
        まぁ、文化祭や音楽系カフェじゃ、包括契約にしても、それほど権利を使うわけじゃないから割高になると思うけど。

        それに、包括契約どころか、通常の利用契約もしてなかったから、「JASRAC様が突然いらして」しまったんだろう。
        そこで、「そんなの知らないよ」とか「そんなの数えている時間なんて無い」って言っても、もう遅いと思う。

        >報道と言う権力を持った立場には弱く、少し脅せば集金出来そうな弱い立場には強いのはあり?

        包括契約が必要になるほどの利用形態ってのは、放送局くらいだったからだと思うよ。
        立場が強いとか弱いとかっていう問題じゃないと思う。

        >出来ないっていうのは”面倒”ってだけにしか思えません。

        放送局が最近までやらなかったのは、その通り「面倒」なうえに「得が無かった」からですね。
        最近はいろいろあって、放送局も数えるように変化してきてるようですが。
        まぁ、数えても包括契約を止めるって訳じゃないとは思いますが。

        親コメント
        • その「面倒だから」という理由で曖昧な包括契約で生まれたわけですが、
          包括契約は本当に原盤権を持っているアーティストにメリットがあったのでしょうか?
          どういった配分でそれは配分されているのでしょうか?

          著作権とは本来アーティストに対して収入があるべきです。
          テレビで一時期物凄い掛かっていたT-SQUARE - TRUTHだって、T-SQUARE自体が
          「ちゃんと配分されているなら今頃俺たちは大金持ちだ」といった発言をしています。

          文化祭でも音楽系カフェが同じような事を言っても、テレビ局がゴネタような
          有利な条件の契約は出てこなかったはずです。
          都合の良い曖昧な契約を結べという脅迫に近い行為をしている事が問題では?

          JASRACが可哀想みたいな意見が出てくる事が物凄い不思議です。

          親コメント
          • >文化祭でも音楽系カフェが同じような事を言っても、テレビ局がゴネタような
            >有利な条件の契約は出てこなかったはずです。
            >都合の良い曖昧な契約を結べという脅迫に近い行為をしている事が問題では?

            >JASRACが可哀想みたいな意見が出てくる事が物凄い不思議です。

            私はJASRACが可哀想とかは思ってないですが、包括的契約を放送局と結んだのは、JASRACと放送局両方にメリットがあったからで、なにか不正があったようには思えません。
            そして、少なくとも文化祭では、包括契約にそのような両者にメリットになる点は無いと思います。
            音楽系カフェのほうは、普通に包括契約可能だった可能性はありませんか?
            というか、ライブハウスなどは包括契約だという書き込みもあり、音楽系カフェも包括契約だった可能性は高いと思います。

            あと、suexecさんの推測のように放送局の脅迫があったとしたら、JASRACは被害者で、それこそ可哀想なのでは?

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            > 原盤権を持っているアーティスト

            ええっと、原盤権を持ち出してきたってことはJASRACとは関係ない話ですか?

            そもそも、今の音楽シーンで原盤権持ってるアーティストってかなり限られていると思うんですが、
            例に挙げられているT-SQUAREのTRUTHの原盤権はT-SQUARE自身が保有しているのでしょうか?
            普通に音楽出版社とかが持っているのではなくって?

            > 著作権とは本来アーティストに対して収入があるべきです。
            ええっと、原盤権の話ですか?それともJASRACの管理している範囲での楽曲利用の話ですか?

            > テレビで一時期物凄い掛かっていたT-SQUARE - TRUTHだって、T-SQUARE自体が

          • by Anonymous Coward
            文化祭は、学習指導要領で特別活動という教育科目の中の学校行事の中に実施要領が定義されている、学校教育活動の一部ですから、JASRACは関係ありません。
            教育目的の正当な利用です。
            これは1条校を想定していますが、慣例として専門学校等でも同様に扱われます。
            なので例えとして取り上げるには不適切です。

            また公取委が指摘しているのはJASRACと管理委託者間の分配方法ではなく、委託された管理楽曲の使用料徴収について、楽曲を使用する法人との契約内容についてです。
            なので、
            >著作権とは本来アーティストに対して収入があるべきです。
            との発言は公取委が介入した事案についての本質を理解していない発言です。
            まず、事実関係をよく整理してみてはいかがでしようか。
    • by firewheel (31280) on 2009年02月27日 19時21分 (#1521943)

      >JASRAC側のコメントにあるとおり、「何という曲を何回使いましたか?」という著作権料分担の原則を
      >求めたところで、「そんなもの数えていられるか」という放送事業者側の要望というか、わがままで
      >包括契約が出来上がったのではなかったのでしょうか?

      んな馬鹿な。

      だからと言って、JASRACは独禁法違反になることを知っていて包括契約を
      受け入れたんだから言い逃れは出来ないよ。たとえそういう我が侭を言われたとしても、
      それを受け入れた以上はJASRACの責任でしょ。そしてテレビ局は共犯者。

      「コンビニでガムや缶コーヒーが何個売れたかなんて数えるのは面倒だ。何千個
      売れようと何万個売れようと一律の定額料金にしてよ。」なんてコンビニが卸売りに
      要求するのも無茶苦茶だし、それを卸売りが受け入れたのも無茶苦茶。卸売りが
      独占されていなければ、メーカーはそんな卸売りとは二度と取り引きしなくなる
      でしょうよ。

      >だとすれば、放送事業者側に「ちゃんと数えろよ」と指導するのが本筋で、
      それは公取や独禁法の仕事じゃないでしょ。

      というか、JASRACが違法な包括契約を止めさえすれば、嫌だろうがなんだろうが
      数える事になるんです。コンビニやスーパーと同じようにね。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年02月27日 21時14分 (#1521998)
        当時としては、音楽著作権を管理する団体はJASRAC以外認められていなかったんですよ。
        だから、

        >JASRACは独禁法違反になることを知っていて

        いいえ、知るどころか、違反になるはずが無かったのです。

        包括契約は、どの曲を何回使ったかを正確に管理する必要性そのものを無くす事で料金計算の業務を削減するという、お互いにメリットがあったことだと思います(放送局からは「高い!」という言葉を聞いた事はありますが)。

        徴収した著作権使用料は、著作権者により多く回るべきだと個人的には思ってます。そのような中、著作権管理者の業務を削減するということは必要な事だと思ってます。
        JASRACの業務が増え、その分使用料が上がり、競争が増え…というまでならいいですが、使用した曲を調査・管理する費用がバカにならないから曲の使用量を減らす→著作者への支払いが減る…なんて事にはならないように願いたいです。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年02月27日 22時34分 (#1522034)

          どの曲を何回使ったかを正確に管理していない状況で
          どうやったら著作権者に金が回るんでしょうね。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2009年03月03日 8時58分 (#1523848)

            現状では、13週間ごとにサンプリングしているけど、これが適当で、
            普通に使用されているのに報告されていない楽曲や、重複して報告されているものがあるよ。

            また、大物演歌歌手はこの期間を狙って番組で掛かるようにしているとか。

            ちゃんと集計できていないのに、正しく分配がされているはずが無いわけで。。。

            TV局の中のひとなのでAC

            親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年02月28日 1時47分 (#1522129)

          その時は手数料の安い管理団体を選べばいいんじゃないかな?

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          どんぶり勘定でコストカットしている割には会計資料を見ると経費の割合が

    • by aoaoao (37830) on 2009年02月27日 19時37分 (#1521956)
      詳細は、現場当事者にはわからないとはいえ、著作権料を「包括契約」でやることが正当化されるものでもないかと思いますので、この場合、まずJASRACが先頭になって放送業界と音楽著作権管理団体が委員会を発足させる方法などもあった気がします?(現実に管理ができるできないは、その議論のあとになりますが・・・おっしゃるとおり、DRMは既にそこそこのものが完成しているようですが、そのシステムに対しJASRAC側が対応できなかった印象があります。)とにかく業界を指導していく立場の機関が、著作権の公平理念を忘れ、私利私欲に走り、このまま包括契約の流れのままに終わってしまうのだけは、避けるべきだと感じています。 現在のJASRACの責任者は、このままだと辞職するしかない様な気もしますが・・・・
      親コメント
    • しかし公正取引委員会は放送事業者に向かって
      「ちゃんと数えろよ」
      という権限(?)は無いのではないでしょうか.

      自分の手(or 法律)の届く範囲で現状を正そうとした結果,
      JASRACに「包括契約やめてね」っつって,
      JASRACが「ちゃんと数えてね(公正取引委員会的な意味で)」
      って言い出すよう仕向ける方向に...。

      # 書いてて無理があるような気がしてきた
      親コメント
      • by KAMUI (3084) on 2009年02月27日 21時05分 (#1521995) 日記
        MSN産経ニュースの記事 [msn.com]に依れば、NHKと民放キー局では既に使用楽曲を個別にカウントするシステムが稼働している様です。
        以前の分はまだしも今後はちゃんと出来る訳で、今回のJASRACのリリースは単にゴネてるだけとしか受け取りようがないですねぇ(^_^;
        親コメント

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

処理中...