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新規参入側からのJASRACの問題点としては、使用者に契約をお願いしてもJASRACと契約しているからと契約を断られ、著作権者側も委託項目丸ごと一括じゃないと契約できないということです。
今回は前者の方の問題点に対する指摘なので、後者にもメスが入ることを希望してます。
http://ascii.jp/elem/000/000/124/124864/index-2.html [ascii.jp]「つまり、JASRACが管理業務を独占していたことで、放送局はJASRACに定額料金を支払っていれば「かけ放題」を維持できていたわけです。しかし、今ではJASRAC以外の事業者が管理する楽曲を流すと、追加で著作権料を支払わなければいけなくなった。 放送局からしたら、ほとんどの曲はJASRACに登録されているので、追加料金を払ってまで新事業者の曲をかけようとは思わないでしょう。事実、放送局内部では「この曲はJASRAC管理じゃないのでかけないように」という通達が出回っていたりします。 しかし、これでは公正な競争が行なわれず、いわばJASRACが放送局とグルになって、60年以上著作権管理業務を独占していたメリットをフルに利用しているとも言えますよね。これを元に公取は「JASRACが実質的に市場を支配している」と判断して、今回の立ち入り検査につながったのだと思います。 」
http://www.venus.dti.ne.jp/~inoue-m/at_doj_ms950821.htm#%EF%BC%88%E8%A... [dti.ne.jp]「プロセッサごとのライセンス」は「マイクロソフト帝国裁かれる闇(下)」の「出荷台数ベースのライセンス」と同じものであり、83頁には、「その当時、フォービスは、マイクロソフトと出荷台数ベースでの契約を結んでいて、MS-DOS&ウインドウズのライセンス使用料として、出荷マシン1台あたり28ドルを支払っていた。しかし、『マイクロソフトは、本数ベースのライセンス使用料として、MS-DOSが23ドル50セント、ウインドウズが39ドル95セントという価格を提示してきました。』・・・」と記載されている。例えば、プロセッサとして「ペンティアム」を使用したパソコンの全出荷台数に1台当たりの使用料を掛けてMicrosoftに支払う金額を決めるもので、MicrosoftのOSが使用されていてもいなくても、全出荷台数×単価であり、異常な支払い方法である。これでは、他のOSを使用するだけ損であるから、OEM(パソコンメーカー)は全出荷台数に MicrosoftのOSをプレインストールすることになり、自然とMicrosoftのOSの独占状態がもたらされることになる。さすがに、「プロセッサごとのライセンス(出荷台数ベースのライセンス)」はこのファイナルジャッジメントの IV.C.で禁止された。
どうみてもJASRACが悪いのではなくテレビ局や制作会社側の問題だとしか見えない……
>> どうみてもJASRACが悪いのではなくテレビ局や制作会社側の問題だとしか見えない……
それは独占禁止法を理解していないからです.
独占禁止法は「市場を独占すること」を禁止しているのではなく(←これがよくある勘違いね),「市場における独占的な立場を利用して,競合他社を排除するような商行為を行うこと」を禁止しているのです.例えば,ある製品でそれなりのシェア(No.1じゃなくても)を持っている会社が「他の会社の商品を扱ったら,その時点でうちの契約は自動的に破棄されたものとする」みたいな露骨な排他契約をすれば真っ黒なわけです.
今回の件は「他社の参入を排除するような契約と言えるかどうか」が問題なわけですが,そういう意図があろうが無かろうが,現実にそのような現象が起きているわけですから,独占禁止法の違反のど真ん中なわけです.そういう契約を禁止することで「コストが上がって効率が下がる」「制作会社も嬉しくない」という結果になるかもしれませんが,それはそういうものなのですよ.別に「契約相手が喜ぶかどうか」が基準ではないので.
またおかしなことを。今回は他社の参入など一切排除していない、使う側の都合だけです。公取委ですら具体的な問題点が指摘できないから解決策すら示せないのに。
#「契約相手が喜ぶかどうか」なんて誰もいってないのに、誰の脳内から持ってきたのやら……
公正取引委員会は必ずしも問題があるからといって動くわけではない。活動あっぴ~るって大事なのよ
>解決策が示せないのは、ご指摘どおりいや「示せない」ではなく「示さない」かと。
今回の問題の解答は簡単で、一例としては「TV局には使った楽曲を全数報告させる。一曲当たり何円ずつ徴収し、使った回数に応じて制作者に還元する。」というふうにすればいいだけなんだけど、それを示すのは公正取引委員会の仕事の範囲を超えてしまう。
そういう契約の詳細のような民間の経済活動に対し、国家権力が過剰に介入するのは好ましくないのですよ。
残念ながら、その方法では独占状態がちっとも解消されないので問題外です。
> 別に「契約相手が喜ぶかどうか」が基準ではないので.というか、関係者が喜ぶかどうかで自然に任せてたら事実上他社の参入できない状態がそのまま固定化されるからこそ禁止しているわけですよね。談合だって参加していた建設業者はみんなハッピーだったに違いありません。
排他的契約を強要していない限りは問題無い筈ですが。ですから顧客が自分で選ぶのは本来問題では無い。
少なくとも現状では、JASRAC包括契約「のみ」を選択する事に依り何らかの利便を与えている訳でも、他社契約も行う顧客に対してペナルティを与えている訳でも無い。
一体何の根拠を持って言っているのかこれだけじゃちょっと?なんだけど。つーか、他社でも包括契約やっている所はあるんだし。
マスで適宜使用するものが変化するような状況で対応するには包括契約が必須だろうし。完全報告制を強要するとしても、現状運営されている全てでそれを即時対応ってのは無理だし。イヤガラセか実行力無しを解っての人気取りコメントにしか見えないなぁ。
アニソン三昧で3回連続鳥の詩を流したNHKはちゃんとした仕事をしてるって事ですね?まあザ☆ネットスター!で国歌と呼ばれるとか解説する国営放送ならではですが :-)
NHKも過去には色々問題がありまして、反省して局内での著作権管理体制がしっかり出来上がったので、今ではJASRAC管理曲か否かに関わらず処理ができるようになっています。
逆を言うと、民放TV局の著作権管理体制はお粗末の一言に尽きます。
バラエティから報道番組まで、JASRAC管理曲ではないゲームのBGMなんかを良く聞きますね。
お金はきちんと流れているんだろうか
タレ文より:
>しかしゲーム音楽など、JASRAC 管理外の曲も BGM 等で使用されている (参考サイト [gamerseden.kir.jp])
で、そのサイトの記述:
テレビ放送とゲーム音楽では、ゲーム音楽をテレビなどの放送に使用したい場合はどうでしょう。前述のように、現状ではJASRACに登録されているものの使用については法的な問題はありません。最近の「ファイナルファンタジー」の楽曲がよくテレビで使われているのはそのためです(「ドラクエ」もよく使われます)。ならば、JASRACに登録されていないゲーム音楽はどうなるのでしょうか。一部の「ゲーム会社が自社で楽曲を管理している」楽曲については、CDなどに『利用に際しては当社までご連絡下さい』と記載されています。この場合は、使用のたびにゲーム会社に連絡し、許可を求めることになります。そして、楽曲単位で使用料を支払うことになります。一般の人の感覚からすると、想像以上の高価な金額を提示されることでしょう。もちろんケースによりますが、たとえば趣味でMIDIを公開している人にとっては、とても支払える額ではありません。 ただし、すべてのゲーム会社が同じような姿勢であるわけではありません。あるテレビの選曲スタッフが某ゲーム会社に、楽曲の使用の是非を伺うために連絡したところ、「許可を取る必要はありません。使っていただいて結構です」との回答を得たとのことです。もちろん、この時の回答者が誰だったかによっても回答が変わる可能性はあります。電話口に出たのが、広報担当の人だったのか、または音楽担当スタッフに回したのか。これによって得られる回答は異なってくるでしょう。 あるゲーム作曲者の話では、「BGMとして背景に流れる分については、聞かなかったことにするしかない」とした上で、「それでも番組のテーマ曲などになって、それで楽曲が有名になってしまうのは困る。ゲームのために作った曲が別の意味を持ってしまうから」と言います。 実際のところ、こういった事情は関係者でも把握していないことが多く、NHKなどの放送においても、JASRAC登録曲ではないゲーム音楽が使われているのをよく聞くことができます。しかし、こういった無断使用に対してすべてクレームが入るかと言うと、それもないようです。実際、すべての放送を逐一チェックすることなど不可能に近いことです。強いて言えば、そこそこ視聴率のある番組で、「このコーナーで必ず使われる」ようなものの方が、人の耳に入りやすいぶん発覚するケースが多いと言えます。。
タレコミリンクも、タレコミ文も読まれないものなんだなぁそれとも「3行でまとめろ」なのかしら。
流れてません。作曲した人が一銭も貰ってないって言ってんだから間違いないw
とは言っても、昔ほどコンテンツ作成が現場が大規模のものだけでは無くなりつつある現状で、「曲数は少ないけど便利(安価)だから」って利点を打ち出せない新規参入他社の問題は十分に大きいと思う。
普通新規参入は基本的サービスでは勝て無いのを解っている上で、相手に無い武器によりシェアを削り取るもの。なんだが、この業界の新規参入者にはその気概が見られないのがね。値段もサービスも勝てない他の企業を、他方が独占だから優遇しろってのも何か変。
独占が云々言う前に普通に自由に選択させれば、JASRACと他社の営業品目を並べたときに他社を選ぶ理由が無いもの。#マス相手の商売では他社も包括契約打ち出してたりするが、何で契約総数が全然違うのに同額だったりするんだか。#少しでも安価なら選択する所も出てくるだろうに。
現状、JASRACは非管理のミュージシャンのプロモートを妨害できるくらいには放送局と親密なお付き合いをしてる間柄です。安価なら選択される可能性が上がるとか、そういう競争原理が働く以前の状態だったりしますんで。作曲家が日本作曲家協会の非会員だったりすると本当に露骨にやられます。
>使用者に契約をお願いしてもJASRACと契約しているからと契約を断られ
これは、他のコメントにある
>放送局内部では「この曲はJASRAC管理じゃないのでかけないように」という通達が出回っていたり
が指し示す通り、「商品力が無い」から断られてるんでしょう。
断られる側の努力が足りないと思いますね。JASRACが過去の資産の上にあぐらをかいているのは事実だとしても。数を増やすなり強力なヒット曲を生み出す著作者を抱えるなりして無視できないような状況を作るといった、現状を打開するという努力はしてるんでしょうか。例えば過去のJASRAC絡みのストーリーではJASRACが新規参入側への移転を阻害するような(移転したら戻れないと脅すような)話を挙げてる人がいたけれど、新規参入側に「移転したら絶対損はさせない」くらい公言して積極的に著作者の「引き抜き」をしたという話はでなかったように記憶してます。新規参入するならそれくらいのキャンペーンは必要だと思うのですが。
>>放送局内部では「この曲はJASRAC管理じゃないのでかけないように」という通達が出回っていたり
>が指し示す通り、「商品力が無い」から断られてるんでしょう。
いや、有名な例では冬ソナ他韓国ドラマの曲がJASRAC非管理で、例のブームだった頃の時期にBGMとかで使われまくっていたのですが、管理団体(アジアなんとか?)が一回使用したら数万払え、と要求をつきつけたら「使用禁止令」がでた、ってのはどこかでみました(要出展)その当時において韓国ドラマの曲に商品力がなかったとは客観的に言っていえないと思います。#韓国ドラマに対する個人的好悪はさておき
誰が悪い、っていう問題でもないと思うのですが。あえて言えば仕組みがおかしいのであってプレーヤーではない。
包括契約自体は、使用者にも提供者にも都合のいい便利な仕組みですよ。今回の件だけで言うなら、悪いのはその仕組みを有効に使えずあぶれた末に公取委に泣きついてる新参でしょう。一回ごとに幾ら、なんてめんどくさい条件が受け入れられるはずもなく。
散々言われているけど
使用者にも提供者にも都合のいい便利な仕組みで
それこそが「独占禁止法から見た問題点」でしょ。「(dominantな)提供者 + (そのdominant提供者とつるんだ)使用者」には便利かもしれないけど、社会の中で公正に競争させるという観点からは×。(新参が立場が弱いのは当然なのであって、そのための規制なんだから)
今回の命令に先立つ立ち入り調査では、新参の同業他社にすら同情される始末です。
ソースhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/12/news030.html [itmedia.co.jp]
そこに民間が参入しても、そんなに簡単に独占が崩れるはずがないというのが、一般論としてはある。公取委は以前から、「JASRACはこの事業エリアのドミナント。見守っていく」と言っていたが、なぜ今なのか分らない。
自由化されたときに、JASRAC法(仮名)みたいなので厳しく縛っておけばよかったのかもしれませんね。NTTみたいに。もしくはJRみたいに分割するとか。(NTTも分割しているけど)てか、インフラがない分、通信や鉄道よりも分割による競争原理を働かせやすい分野なのになぜそうしなかったんだろう。
包括契約は使われた楽曲や回数を問わないので、著作権者の権利がないがしろにされてるという見方もできます。そもそも、包括契約によって集められた著作物の使用料は、何を基準に分配されているんでしょうね?
包括契約はJASRACの不明瞭なアレコレの一因になっていると思うので、早いところ是正されて欲しいです。
そもそも、包括契約によって集められた著作物の使用料は、何を基準に分配されているんでしょうね?
現在、全曲報告が行なわれていない放送局からの包括契約に基づく使用料は、サンプル調査に基づいて分配が決められています。 なお、ラジオ局とNHKは既に全曲報告へ移行していますので、その報告にしたがって分配が行なわれている筈です。
包括契約そのものが問題というよりも、使用実態報告を伴わない包括契約が問題というべきでしょうね。
いや、前年の各レコード会社の売り上げシェアによって分配だと聞きましたけど。実際どんだけ弱小インディーのテクノ・エレクトロニカ等がニュース番組のバックで使われてても、一銭も入ってきませんよ、Jasrac登録しててもです。
いや、前年の各レコード会社の売り上げシェアによって分配だと聞きましたけど。
それは私的録音補償金の分配方法ではありませんか? 包括契約に基づく放送局からの使用料の分配は、期間モニター方式の筈ですが。
それと、実際に使用実績があるのであれば、資料を添えてJASRACへ分配申請することが可能だったと記憶しています。
中の問題と外の問題を混同してほしくないですね
>> 放送局内部では「この曲はJASRAC管理じゃないのでかけないように」という通達が出回っていたり> が指し示す通り、「商品力が無い」から断られてるんでしょう。
放送局で使用する楽曲の大部分はBGMとして使用されるものだと思われるのでこの曲じゃなきゃということはほとんどないんでしょう。
保有する楽曲数が大幅に違うこともあり、新規参入社にわざわざ追加費用を払う所はまずないでしょうね。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
問題点 (スコア:5, 興味深い)
新規参入側からのJASRACの問題点としては、使用者に契約をお願いしてもJASRACと契約しているからと契約を断られ、著作権者側も委託項目丸ごと一括じゃないと契約できないということです。
今回は前者の方の問題点に対する指摘なので、後者にもメスが入ることを希望してます。
Re:問題点 (スコア:5, 参考になる)
http://ascii.jp/elem/000/000/124/124864/index-2.html [ascii.jp]
「つまり、JASRACが管理業務を独占していたことで、放送局はJASRACに定額料金
を支払っていれば「かけ放題」を維持できていたわけです。しかし、今では
JASRAC以外の事業者が管理する楽曲を流すと、追加で著作権料を支払わなければ
いけなくなった。
放送局からしたら、ほとんどの曲はJASRACに登録されているので、追加料金を
払ってまで新事業者の曲をかけようとは思わないでしょう。事実、放送局内部で
は「この曲はJASRAC管理じゃないのでかけないように」という通達が出回ってい
たりします。
しかし、これでは公正な競争が行なわれず、いわばJASRACが放送局とグルにな
って、60年以上著作権管理業務を独占していたメリットをフルに利用していると
も言えますよね。これを元に公取は「JASRACが実質的に市場を支配している」と
判断して、今回の立ち入り検査につながったのだと思います。 」
http://www.venus.dti.ne.jp/~inoue-m/at_doj_ms950821.htm#%EF%BC%88%E8%A... [dti.ne.jp]
「プロセッサごとのライセンス」は「マイクロソフト帝国裁かれる闇(下)」の
「出荷台数ベースのライセンス」と同じものであり、83頁には、「その当時、
フォービスは、マイクロソフトと出荷台数ベースでの契約を結んでいて、MS-
DOS&ウインドウズのライセンス使用料として、出荷マシン1台あたり28ド
ルを支払っていた。しかし、『マイクロソフトは、本数ベースのライセンス使用
料として、MS-DOSが23ドル50セント、ウインドウズが39ドル95セ
ントという価格を提示してきました。』・・・」と記載されている。例えば、プ
ロセッサとして「ペンティアム」を使用したパソコンの全出荷台数に1台当たり
の使用料を掛けてMicrosoftに支払う金額を決めるもので、MicrosoftのOSが使
用されていてもいなくても、全出荷台数×単価であり、異常な支払い方法である。
これでは、他のOSを使用するだけ損であるから、OEM(パソコンメーカー)は
全出荷台数に MicrosoftのOSをプレインストールすることになり、自然と
MicrosoftのOSの独占状態がもたらされることになる。さすがに、「プロセッ
サごとのライセンス(出荷台数ベースのライセンス)」はこのファイナルジャッ
ジメントの IV.C.で禁止された。
Re: (スコア:0)
どうみてもJASRACが悪いのではなくテレビ局や制作会社側の問題だとしか見えない……
Re:問題点 (スコア:5, 参考になる)
>> どうみてもJASRACが悪いのではなくテレビ局や制作会社側の問題だとしか見えない……
それは独占禁止法を理解していないからです.
独占禁止法は「市場を独占すること」を禁止しているのではなく(←これがよくある勘違いね),「市場における独占的な立場を利用して,競合他社を排除するような商行為を行うこと」を禁止しているのです.例えば,ある製品でそれなりのシェア(No.1じゃなくても)を持っている会社が「他の会社の商品を扱ったら,その時点でうちの契約は自動的に破棄されたものとする」みたいな露骨な排他契約をすれば真っ黒なわけです.
今回の件は「他社の参入を排除するような契約と言えるかどうか」が問題なわけですが,そういう意図があろうが無かろうが,現実にそのような現象が起きているわけですから,独占禁止法の違反のど真ん中なわけです.そういう契約を禁止することで「コストが上がって効率が下がる」「制作会社も嬉しくない」という結果になるかもしれませんが,それはそういうものなのですよ.別に「契約相手が喜ぶかどうか」が基準ではないので.
Re:つまり (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
またおかしなことを。
今回は他社の参入など一切排除していない、使う側の都合だけです。
公取委ですら具体的な問題点が指摘できないから解決策すら示せないのに。
#「契約相手が喜ぶかどうか」なんて誰もいってないのに、誰の脳内から持ってきたのやら……
Re: (スコア:0)
それを問題ないと言い張るのはどうなのかと・・・
解決策が示せないのは、ご指摘どおり
「ユーザーの利便性が著しく損なわれる」事に対する代替案でしょう
Re: (スコア:0)
公正取引委員会は必ずしも問題があるからといって動くわけではない。
活動あっぴ~るって大事なのよ
Re: (スコア:0)
>解決策が示せないのは、ご指摘どおり
いや「示せない」ではなく「示さない」かと。
今回の問題の解答は簡単で、一例としては
「TV局には使った楽曲を全数報告させる。
一曲当たり何円ずつ徴収し、
使った回数に応じて制作者に還元する。」
というふうにすればいいだけなんだけど、
それを示すのは公正取引委員会の仕事の範囲を超えてしまう。
そういう契約の詳細のような民間の経済活動に対し、
国家権力が過剰に介入するのは好ましくないのですよ。
Re: (スコア:0)
残念ながら、その方法では独占状態がちっとも解消されないので問題外です。
Re: (スコア:0)
> 別に「契約相手が喜ぶかどうか」が基準ではないので.
というか、関係者が喜ぶかどうかで自然に任せてたら事実上他社の参入できない状態がそのまま固定化されるからこそ禁止しているわけですよね。談合だって参加していた建設業者はみんなハッピーだったに違いありません。
Re: (スコア:0)
排他的契約を強要していない限りは問題無い筈ですが。
ですから顧客が自分で選ぶのは本来問題では無い。
少なくとも現状では、JASRAC包括契約「のみ」を選択する事に依り何らかの利便を与えている訳でも、
他社契約も行う顧客に対してペナルティを与えている訳でも無い。
一体何の根拠を持って言っているのかこれだけじゃちょっと?なんだけど。
つーか、他社でも包括契約やっている所はあるんだし。
マスで適宜使用するものが変化するような状況で対応するには包括契約が必須だろうし。
完全報告制を強要するとしても、現状運営されている全てでそれを即時対応ってのは無理だし。
イヤガラセか実行力無しを解っての人気取りコメントにしか見えないなぁ。
Re: (スコア:0)
アニソン三昧で3回連続鳥の詩を流したNHKはちゃんとした仕事をしてるって事ですね?
まあザ☆ネットスター!で国歌と呼ばれるとか解説する国営放送ならではですが :-)
Re:問題点 (スコア:3, 参考になる)
NHKも過去には色々問題がありまして、反省して局内での著作権管理体制がしっかり出来上がったので、今ではJASRAC管理曲か否かに関わらず処理ができるようになっています。
逆を言うと、民放TV局の著作権管理体制はお粗末の一言に尽きます。
Re: (スコア:0)
バラエティから報道番組まで、JASRAC管理曲ではないゲームのBGMなんかを良く聞きますね。
お金はきちんと流れているんだろうか
Re:問題点 (スコア:1)
バラエティから報道番組まで、JASRAC管理曲ではないゲームのBGMなんかを良く聞きますね。
お金はきちんと流れているんだろうか
タレ文より:
>しかしゲーム音楽など、JASRAC 管理外の曲も BGM 等で使用されている (参考サイト [gamerseden.kir.jp])
で、そのサイトの記述:
タレコミリンクも、タレコミ文も読まれないものなんだなぁ
それとも「3行でまとめろ」なのかしら。
Re: (スコア:0)
「零細企業がうちに逆らえるはずもないし、文句言ってきたら潰せばいい」くらいの認識しかしてなさそう。
Re: (スコア:0)
流れてません。
作曲した人が一銭も貰ってないって言ってんだから間違いないw
Re: (スコア:0)
とは言っても、昔ほどコンテンツ作成が現場が大規模のものだけでは無くなりつつある現状で、
「曲数は少ないけど便利(安価)だから」
って利点を打ち出せない新規参入他社の問題は十分に大きいと思う。
普通新規参入は基本的サービスでは勝て無いのを解っている上で、相手に無い武器によりシェアを削り取るもの。
なんだが、この業界の新規参入者にはその気概が見られないのがね。
値段もサービスも勝てない他の企業を、他方が独占だから優遇しろってのも何か変。
独占が云々言う前に普通に自由に選択させれば、JASRACと他社の営業品目を並べたときに他社を選ぶ理由が無いもの。
#マス相手の商売では他社も包括契約打ち出してたりするが、何で契約総数が全然違うのに同額だったりするんだか。
#少しでも安価なら選択する所も出てくるだろうに。
Re: (スコア:0)
現状、JASRACは非管理のミュージシャンのプロモートを妨害できるくらいには放送局と親密なお付き合いをしてる間柄です。
安価なら選択される可能性が上がるとか、そういう競争原理が働く以前の状態だったりしますんで。
作曲家が日本作曲家協会の非会員だったりすると本当に露骨にやられます。
Re: (スコア:0)
>使用者に契約をお願いしてもJASRACと契約しているからと契約を断られ
これは、他のコメントにある
>放送局内部では「この曲はJASRAC管理じゃないのでかけないように」という通達が出回っていたり
が指し示す通り、「商品力が無い」から断られてるんでしょう。
断られる側の努力が足りないと思いますね。JASRACが過去の資産の上にあぐらをかいているのは事実だとしても。
数を増やすなり強力なヒット曲を生み出す著作者を抱えるなりして無視できないような状況を作るといった、現状を打開するという努力はしてるんでしょうか。
例えば過去のJASRAC絡みのストーリーではJASRACが新規参入側への移転を阻害するような(移転したら戻れないと脅すような)話を挙げてる人がいたけれど、新規参入側に「移転したら絶対損はさせない」くらい公言して積極的に著作者の「引き抜き」をしたという話はでなかったように記憶してます。新規参入するならそれくらいのキャンペーンは必要だと思うのですが。
Re:問題点 (スコア:3, 参考になる)
>>放送局内部では「この曲はJASRAC管理じゃないのでかけないように」という通達が出回っていたり
>が指し示す通り、「商品力が無い」から断られてるんでしょう。
いや、有名な例では冬ソナ他韓国ドラマの曲がJASRAC非管理で、例のブームだった頃の時期にBGMとかで使われまくっていたのですが、管理団体(アジアなんとか?)が一回使用したら数万払え、と要求をつきつけたら「使用禁止令」がでた、ってのはどこかでみました(要出展)
その当時において韓国ドラマの曲に商品力がなかったとは客観的に言っていえないと思います。
#韓国ドラマに対する個人的好悪はさておき
誰が悪い、っていう問題でもないと思うのですが。あえて言えば仕組みがおかしいのであってプレーヤーではない。
Re: (スコア:0)
包括契約自体は、使用者にも提供者にも都合のいい便利な仕組みですよ。
今回の件だけで言うなら、悪いのはその仕組みを有効に使えずあぶれた末に公取委に泣きついてる新参でしょう。
一回ごとに幾ら、なんてめんどくさい条件が受け入れられるはずもなく。
Re:問題点 (スコア:1, すばらしい洞察)
散々言われているけど
それこそが「独占禁止法から見た問題点」でしょ。
「(dominantな)提供者 + (そのdominant提供者とつるんだ)使用者」には
便利かもしれないけど、社会の中で公正に競争させるという観点からは×。
(新参が立場が弱いのは当然なのであって、そのための規制なんだから)
Re:問題点 (スコア:1)
今回の命令に先立つ立ち入り調査では、新参の同業他社にすら同情される始末です。
ソース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/12/news030.html [itmedia.co.jp]
Re: (スコア:0)
自由化されたときに、JASRAC法(仮名)みたいなので厳しく縛っておけばよかったのかもしれませんね。
NTTみたいに。もしくはJRみたいに分割するとか。(NTTも分割しているけど)
てか、インフラがない分、通信や鉄道よりも分割による競争原理を働かせやすい分野なのになぜそうしなかったんだろう。
Re: (スコア:0)
包括契約は使われた楽曲や回数を問わないので、著作権者の権利がないがしろにされてるという見方もできます。
そもそも、包括契約によって集められた著作物の使用料は、何を基準に分配されているんでしょうね?
包括契約はJASRACの不明瞭なアレコレの一因になっていると思うので、早いところ是正されて欲しいです。
Re:問題点 (スコア:5, 興味深い)
現在、全曲報告が行なわれていない放送局からの包括契約に基づく使用料は、サンプル調査に基づいて分配が決められています。
なお、ラジオ局とNHKは既に全曲報告へ移行していますので、その報告にしたがって分配が行なわれている筈です。
包括契約そのものが問題というよりも、使用実態報告を伴わない包括契約が問題というべきでしょうね。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:問題点 (スコア:2, 興味深い)
いや、前年の各レコード会社の売り上げシェアによって分配だと聞きましたけど。
実際どんだけ弱小インディーのテクノ・エレクトロニカ等がニュース番組のバックで
使われてても、一銭も入ってきませんよ、Jasrac登録しててもです。
Re:問題点 (スコア:1)
それは私的録音補償金の分配方法ではありませんか?
包括契約に基づく放送局からの使用料の分配は、期間モニター方式の筈ですが。
それと、実際に使用実績があるのであれば、資料を添えてJASRACへ分配申請することが可能だったと記憶しています。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re: (スコア:0)
中の問題と外の問題を混同してほしくないですね
Re:問題点 (スコア:1)
>> 放送局内部では「この曲はJASRAC管理じゃないのでかけないように」という通達が出回っていたり
> が指し示す通り、「商品力が無い」から断られてるんでしょう。
放送局で使用する楽曲の大部分はBGMとして使用されるものだと思われるので
この曲じゃなきゃということはほとんどないんでしょう。
保有する楽曲数が大幅に違うこともあり、
新規参入社にわざわざ追加費用を払う所はまずないでしょうね。