アカウント名:
パスワード:
公取委は独禁法21条 [e-gov.go.jp]があるんで、基本的に手出しできないんじゃなかったっけ?
# とはいえ、過去には着うたで排除勧告出したことがあったけど。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
うろ覚えながら (スコア:3, 参考になる)
公取委は独禁法21条 [e-gov.go.jp]があるんで、基本的に手出しできないんじゃなかったっけ?
# とはいえ、過去には着うたで排除勧告出したことがあったけど。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:うろ覚えながら (スコア:2, 興味深い)
ニュースでもプレスリリースでも細かいことが書いてないようなのでわかりませんが、放送メディアとのブランケット契約が問題視されてるみたいですね。
てっきり再信託禁止による囲い込み [xtc.bz]が引っかかったものだとばかり思ってたんですが……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
外堀すら埋め初め(Re:うろ覚えながら) (スコア:3, 興味深い)
「不公正な取引を強要」した話があるとしても、その件のみで実態を調べて送検なり行政処分なりするのはまだ腰が引けてるのではないかと思いますよ。
元から公取自体権限が小さいのか、未踏の分野についての独禁法に絡んだ調査や処分の腰が非常に重くて、
任天堂がファミリーコンピュータのカセット流通を独占して抱き合わせ商売を行うと同時に流通への新規参入を妨害していた件についても1984,5年頃には既に複数業者から訴えがあったのに、確か最初の立ち入り調査があったのが88年~90年あたりで任天堂自体は処分を受けずにSCEIがプレイステーションで別の流通回路を構築するまで新規参入の流通業者や同業他社の家庭用テレビゲームについての商売を妨害しつづけていて、
家庭用テレビゲーム流通を巡って審決が実際に行われたのはSCEIがプレーステーション用ソフトの流通を独占していて、中古業者などの参入を妨害した件(1998年) [jftc.go.jp]まで待たないといけなかった訳でして、ファミコンブームで玩具店や中間卸が任天堂の「圧倒的な優位を使った不公正な取引」に悲鳴をあげて問題視されていた頃から数えて十三四年かかっている訳です。
それを考えると、リンク先の「圧倒的な優位を使った不公正な取引」にあたる可能性が高い当該規約の部分が「本丸」の一つではないかと思いますよ。
JASRACの利権構造自体に、中央官庁である文化庁が深く噛んでいるので、内閣府の直轄組織である公取 [jftc.go.jp]「ごとき」では外堀を充分埋めてからでないと本格的に動けないのではないかと思いますよ。
そういえば、興味深いことに同じ日である今日、同じくサイゾーに音楽業界の大手のオリコンのヒットチャートの裏に関するコメントを提供した宇賀陽弘道氏 [ugaya.com] だけに(記事を掲載したサイゾーは訴えずに)対してオリコンが5000万と言う高額の損害賠償を求めた裁判の判決が今日あって、宇賀陽氏に100万円の支払いを求める判決が丁度今日出た [nishinippon.co.jp](サイゾー側コメント [cyzo.com]、宇賀陽氏の公式コメントは現時点ではないけど、判決後に日本弁護士会で行った会見の模様(動画) [ohmynews.co.jp])みたいですが、
ひょっとしてこの判決日に公取が今回の立ち入り調査を意図的にぶつけてきていないか?と言う感触があるのですが。
オリコンとJASRACはつながりが深いというか、音楽業界と言うかコンテンツ流通業界という同じ穴でそれぞれ利害利権が被っている大狢である訳でして、
片や(法務省の隷下にある)司法である東京地裁はコンテンツにまつわる独占利権を温存する(事実認定判断で宇賀陽氏だけの言い分を個別に否定する事で媒体の言論侵害はないことにしてしまった)判定を下して、
もう片や内閣府直轄の公取は独占利権を温存させない意志を示し始めた。
公取の意図がどうであれ、知財を巡っての利権構造の内外で非常に興味深い動きが既に起き始めているのかも知れませんよ…
s/宇賀陽/烏賀陽/g (スコア:1)