JASRACと各種放送メディアが結んでいるブランケット契約は「使っても使わなくても一定料金を支払う」という内容になっています。この契約だとJASRAC信託の曲を一部別の管理会社の信託曲の使用に切り替えてもJASRACに支払う料金が変わらず、かつ使用した信託楽曲数や回数を基準にした契約に比べて極端に安い額になっています。 この契約では一部の楽曲をJASRAC信託曲から別の管理会社の信託曲に差し替ると、必ずコスト増になってしまいます。 現在、信託楽曲数で見てもJASRACはほぼ独占状況にあるので、JASRACが放送メディアに対して用意している契約形態が事実上ALL or NOTHINGで、一部の曲だけを別の信託会社に移行す意味がある契約形態が用意されていないのが問題視されているのではないかと思います。
問題点がよくわからん (スコア:3, 興味深い)
・放送事業収入の1.5%というのが高すぎるのか、はたまた安すぎるのか
・そもそもJASRAC管理楽曲の包括契約という契約形態に問題があるのか
JASRACにJASRAC管理楽曲ではない楽曲への契約に口出しすることは出来ないから、
包括契約しても管理外の楽曲は含まれないのは当然な気がするし。
それが問題だとしたら、やっぱり包括契約自体が問題ということなんでしょうかね。
# するってーと、放送事業者は全ての使用した楽曲について個別契約?
# それはそれで膨大な手間とコストがかかりそうだ……(苦笑)
# 動画配信サイトとの契約にも影響が出るのかしら。
Re:問題点がよくわからん (スコア:5, 参考になる)
JASRACと各種放送メディアが結んでいるブランケット契約は「使っても使わなくても一定料金を支払う」という内容になっています。この契約だとJASRAC信託の曲を一部別の管理会社の信託曲の使用に切り替えてもJASRACに支払う料金が変わらず、かつ使用した信託楽曲数や回数を基準にした契約に比べて極端に安い額になっています。
この契約では一部の楽曲をJASRAC信託曲から別の管理会社の信託曲に差し替ると、必ずコスト増になってしまいます。
現在、信託楽曲数で見てもJASRACはほぼ独占状況にあるので、JASRACが放送メディアに対して用意している契約形態が事実上ALL or NOTHINGで、一部の曲だけを別の信託会社に移行す意味がある契約形態が用意されていないのが問題視されているのではないかと思います。
つまり、JASRAC信託楽曲を使った時間もしくは回数を基準にした場合でも、従来ブランケット契約とさほど変わらない料金となるような契約形態を提示しろということなのではないかと。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:問題点がよくわからん (スコア:3, 興味深い)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
「何台インストールしたか計数して報告してね、その台数で従量課金にするから」
って言ってるんですよ、MSは。
それに対して、
「え~、そんな面倒なことやってられないよ。えいやでいいからライセンス提供してよ」
って言ってるのがパソコンメーカー。
MSが悪いの?
Re: (スコア:0)
なぜなら台数契約の方が高額なんですもの。
Re: (スコア:0)
Re:問題点がよくわからん (スコア:1, すばらしい洞察)
契約さえしてしまえば相手が楽曲を使用していなくとも料金を取れるというのは素晴らしいぜ。
Re:問題点がよくわからん (スコア:4, 参考になる)
この辺がやっぱマズかったんじゃないですかね?
Re: (スコア:0)
Re:問題点がよくわからん (スコア:1)
JASRACの管理内の曲が混ざると収入の1.5%を取られる
管理会社100社から曲をちょっとずつ使い、全て今回のJASRACと同じ契約を結んでると仮定すると
どんなに収入があってもトータルで150%ほど管理会社に取られることになる
でも、1社に絞れば1.5%
たぶん使い放題でも毎月いくらみたいに金額固定だったらなにも問題にならなかったんだと思うよ
Re: (スコア:0)
これで何の問題解決になるのか全く分からない。 元文の%を億円に置き換えても全く同じでしょ?
これを解決するには、1曲n円の従量制にするしかない。そうすれば、他の会社の楽曲使用が増えた分JASRAC使用分が減るからOK。
他社の方が単価設定が低ければ逆に積極的に他社に乗り換えるでしょ。これが自然な競争で、それを阻害する行為が独占禁止法違反。
と私は理解してます。
Re:問題点がよくわからん (スコア:1)
がんがん流してがんがん収入を得ればいい
もちろん収入が得られるかどうかは別の話
あと、従量制である必要は無いと思うよ
単に"音楽放送事業"というJASRAC以外の楽曲が含まれてもおかしくないものであっても一定の割合で徴収するのがまずい
"音楽"ではなく"JASRAC管理楽曲"ならおそらく問題はないでしょう
その違いを集計するのがめんどくさいってのが"音楽放送事業"から一定の割合をさっ引いちゃう原因なんだろうけど…
Re: (スコア:0)
ということはないと思います。元コメの人が言うように、収入の1.5%ではなく、月々定額でxx円という料金形態をとることだって可能なはず。あくまで商売ですから、従量制にしようと定額制にしようと値段をつける側が勝手に決められるはずですからね。もっとも「不当廉売」は禁止されるでしょうけれども。
Re: (スコア:0)
それは、実際に不当な高値になっているといった具体的な損害(?)だけが問題では無い様です。
OSにWebブラウザを付けようがメディアプレーヤーを付けようが勝手だと私も思いますが、OSを独占的に供給しているメーカーがそれをやると咎められるのです。(日本では問題にならなかったんでしたっけ?)
独占禁止法違反というのは、ある意味一般的な感覚からは理解しがたいものがあると思っています。
Re: (スコア:0)
つまりこの包括契約自体が「独占的な地位を利用して他業者の参入を阻む障壁」となっていることかと思います。要するに、顧客(放送局)としては、この包括契約を利用する方が、他の業者を利用するよりもはるかに手軽であり、他の業者を利用する必要がなくなる、という点が問題にされているようです。
つまりこれ「不当廉売だから著作権料はもっと高くしなさい」ってことでしょうかね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
JASへの支払いは変わらないってのが問題ですかね。
他社の利用がコスト増にしかならない。
JASって (スコア:0)
Re:問題点がよくわからん (スコア:1, 興味深い)
元々完全独占状態だったJASRACが実質的な定額契約をすると
新規の管理団体や個人契約のアーティストをわざわざ使うよりも
JASRAC楽曲から適当なの拾ってきた方が手っ取り早いし金も掛からない。
現実的にJASRAC楽曲を一切使わないという選択肢は存在しないのでJASRAC楽曲が優先的に使用され続ける。
逆の見方で言えば「JASRAC楽曲を使わない場合はその分値引け」と言う意味でもある。
使わなくても金取られるなら使うに決まってる。
喩えると、100%独占状態のソフト会社が定額でOSもOfficeも開発ツールもゲームもなんもかんも使い放題にしてたら
新規のソフト会社は(全く新しい概念を生み出す以外に)どうやってシェアを取ればいいのか、ということ。
#べ、別にMSDNは違うんだからね!
Re:問題点がよくわからん (スコア:1)
うな気もしますが、作曲家・作詞家が同時に複数の管理会社に委託できる
のか?という点は、他の人が書いていないようなので書いてみました。
作曲家・作詞家はJASRACに委託して、使用権の許諾と使用料の徴収をして
もらっていますが、これをJASRACと《同時に》別の管理会社に委託しても
良いはずです。似た例では、アパートを所有している大家さんが、複数の
不動産屋に入居者の募集と家賃の徴収を委託していることがあるのと同じ
です。もしできない契約になっているとすれば、それこそ不正競争防止法
違反になる可能性があります。
作曲家・作詞家もできれば委託料の安いところ、営業力の高いところに頼
んだ方が収入が増えます。ところが現状では、JASRACと別の管理会社に
同時に委託したとしても、顧客であるテレビ局やらラジオ局はJASRAC以外
から使用権を買うメリットはありません。なぜならJASRACは固定料金だか
らです。
ファミコンのソフトを人気ソフトと抱き合わせ販売するのと似ています。
ドラクエとファミスタを買いたいけど、A社は抱き合わせ販売のみで
二本で1万円。B社はファミスタのみしか置いてなくて2千円。
ドラクエとファミスタの両方を買いたい人は幾ら安くてもB社からは買え
ない。A社でドラクエを買うともれなくファミスタが付いてくるから。
JASRACがやっているのも人気商品とそうでない商品との抱き合わせ販売
しているのと同じ。
もし、曲ごとに買うことが出来るならば、同じ曲でもJASRACから買うより、
別の新規参入の管理会社から買う方が安くなる可能性も出てきます。こう
なってこそ真の競争だと思います。このあたりが問題なのではないかと思
いました。
Re: (スコア:0)
なわけねーだろ。
Re: (スコア:0)
まずいのは抱き合わせ販売しかしてないことだ。
Re: (スコア:0)
買う方が、全部バスケットに入れて一括購入してるだけで、
売る方は最初から個別で売ってる。
Re: (スコア:0)
利益の1.5%の上がりをJASRACに上納すれば、JASRAC管理下の楽曲を使い放題なら、
他の著作権管理団体と契約なんかしないでしょう。
JASRACだけで事足りるので。
管理楽曲が少ない団体は放送事業者と契約を交わすことができないので、
著作権者もJASRACに委託するのが増えます。
JASRACみたいな独占団体は5社位に分社して、管理楽曲も5分割したほうがいいと
思います。
もちろん、官僚の天下りも完全に排除するのは必須です。
しかし、そんな包括的な契約のやり方って、管理って言えるのか疑問。
著作権者は自分の権利物を使った人から見返りを得るためにJASRACに代行して
もらっているのであって、それを管理しないで適当に使用料を割り振るのでは
不公平が絶対に出ます。
Re:問題点がよくわからん (スコア:3, 興味深い)
契約時に「あなたの楽曲は、こちらで好き勝手に値段決めて好き放題に使い回します」となってるのかも知れないけど、少なくとも私だったらすごく嫌だなぁ。
#局側は使い放題だし全曲数報告はまだ徹底されてないしで、JASRACは「管理してない」わけですしね。
Re:問題点がよくわからん (スコア:2, 参考になる)
全曲報告の要求がJASRAC側から出されていることからも、「可能であれば全曲報告」が現在のJASRACの姿勢だと思います。内部でも色々あったんでしょうね。
分配については全曲報告があるものについては報告に基づいて分配し、ないものについてはクール毎のサンプル調査で分配比率を定めていたと記憶しています。従ってサンプル調査で漏れると、「放送されているのに分配ゼロ」ということもありえます。その場合は資料を添えて申請すれば分配金を受け取れたかと。
JASRACと個々の権利者の間の契約は信託契約で、運用は受託者たるJASRACに一任されます。(なので、預託者本人が使用する場合にもJASRACが使用料を払わなければならないケースが出てくる)
あと、JASRACが管理しているのは作詞・作曲者の権利であって、実演家(歌手)はまた別です。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:問題点がよくわからん (スコア:1, すばらしい洞察)
>その場合は資料を添えて申請すれば分配金を受け取れたかと。
結局、著作権者が自分の著作物が使われていて、JASRACが適切に代行しているか
「管理」する必要があるのですね。
JASRACは管理団体ではなく、代金回収代行業ってことでしょう。
Re:問題点がよくわからん (スコア:1, すばらしい洞察)
ちょっぴりしか支払わないために丼勘定を推奨しているのでは?
#たしかiTunes Storeの方は1曲単位で課金できているのに、日本だと未だにCD単位
#でしか管理できていないとか、すごく時代錯誤な話をしてるのを聞いたことがある。
簡単に言えば (スコア:0)
# 乱暴過ぎる、って言うか無理
Re: (スコア:0)
ぶっちゃけ「JASRAC値上げしろ」って、ダンピングでもない限りありえない(実際、包括契約している他のライセンス屋でも同額だし)事を言い出してもあまり意味が無い様な。
ってかさぁ、後発で品揃えも無い他のトコロが、JASRACと同等の条件で営業しているのが余りにも世の中を嘗めている気がする。
別に「営業条件はJASRACに準じるかそれより悪く」ってのが法で決まっている訳でも無いのに、圧倒的に保有曲数の異なるJASRACと同額かそれ以上の金額で営業しているってのは、一体どこからそんな強気の根拠が出てくるのか、一度関係者に聞いてみたい。
ポストJASRACを謳って出てきたトコロは幾つかあるが、どれも似たり寄ったりの奴らばかりで預ける側としても利用する側としてもメリットが見えない奴ばかり。
いっそ、JASRAC意外全部合併させて再編させた方が良いんじゃなかろうか?
Re: (スコア:0)
JASRACが1.5%なら、他は「シェア」に応じた料率を出せばいい。
JASRACの1/10なら0.15%とか、1/100なら0.015%とか。
あるいは、全ての楽曲に対する料率が、例えば2.0%が妥当だとして、JASRACがシェア3/4を占めて1.5%なら、その他はひっくるめて0.5%で、それぞれのシェアで按分。
そういう話じゃないのか?
Re:簡単に言えば (スコア:1)
ここは文化庁にご登場を願いして、DRMを利用して利用の度に課金する方向へ誘導してもらうしかないですね!
##冗談のつもりだったけど、実際そうすりゃいいんじゃないかという気もする
Re: (スコア:0)
JASRACのシェアが99%ってあるから、他社分は0.15%をそれぞれ按分ってことで、放送局側はトータルで1.65%を払えば均等だね。
あとは各団体が「俺っちに契約してるアーティストは他社より使われる率が高いんだからもっと払ってくれ」とか交渉すればよろし。
Re: (スコア:0)
>・そもそもJASRAC管理楽曲の包括契約という契約形態に問題があるのか
でも、e-Licenseの方の放送に関する利用許諾見てみたのだけど、あちらも
包括契約制とっていて、許諾料もJASRACと全く同じ比率。
別にJASRACがダンピングしてるってわけでもないように思える。
Re: (スコア:0)
JASRACが1.5%で契約してしまったら、1.5%以内と定めたe-licenseは
0.1%くらいになってしまうかもしれませんよね。
1時間500円で歌いたい放題のカラオケが二店あって、一店は
曲数が20000曲もある最新カラオケ、もう一店は手作業で
カラオケのLDを入れ替える100曲くらいしかない店だったら、
後者のカラオケ店には誰も行かないわけで。
放送局としても複数の著作権管理団体と契約して、1.5 x 10社で
15%も取られては大変なので、JASRAC一本1.5%で終わりとする
ことになるでしょう。
Re: (スコア:0)
>0.1%くらいになってしまうかもしれませんよね。
それでいいのではないでしょうか?
その程度の商品価値しかないにも関わらず、他と横並びの価格設定しかしてないのは
競争する気がないとしか言えませんね。
NTT vs NCCと構図がほとんど変わらんw
Re: (スコア:0)
>JASRACが著作権を管理している曲を自由に使うことを認める。
JASRAC管理曲 1.5%
JASRAC非管理曲 1.5% + (別の管理団体への支払い or 著作権者への支払い)