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出版義務があるので、この権利を使って出版社が電子海賊版を取り締まるには出版社は法律上、必ず電子書籍を出版しなければなりません。
電子書籍に強硬に反対し、電子書籍を出版させないとがんばっている大御所()の方々にとってはあまりよくない規定のようで、ぎりぎりまでこの辺りが協議されましたが、どうやら出版義務ありになったようですね。これによって過去作品の電子書籍のコンテンツが増えていきそうです。
例えば、自社で全く使い物にならないような電子書籍サービスを作り、ソコだけで販売した場合も認められるのかどうなのか
自社で電子書籍をやりたいなんて出版社は希少だよ。共同出資している電子書籍出版社に原稿丸投げの方が多いのでは?
それってBOOK WALKERのことかいな?
Kindleで読み終えて最後のページにBOOK WALKERってよく見かけるけど、これって丸投げと言うことなのかな。他と比べても不満はありませんが。
ここはちょっと複雑なんです。
電子書店は、自社で書店を経営している小売りの他に実は電子書籍の制作業務と仲卸もやっているケースがあります。
BOOK WALKERは角川書店グループの電子書籍でして、専用の自社販売サイトを持っていますが同時に角川グループコンテンツを電子書籍にして、自社以外の電子書店に配信する業務も行っています。これはBOOK WALKERが特殊なのではなく、電子書籍ストアを自社でやっている所を含めても・電子書店パブリ・eBookJapan・ブックリスタ(SONY Reader Store と auブックパスの運営会社)なども製作配信の機能を持っています。Bookliveは以前その機能を持っていましたが、現在は分社化の上パブリッジと合併しました。hontoはDNPなのでちょっと事情が異なります。SHARPはソリューションを販売していますが、自社では作ってないようです。
それぞれの書店はお互いにコンテンツの数を増やすことに主眼を置くようで、小売りで競合していてもコンテンツは相互流通させているようですね。
角川はコンテンツホルダー側として、電子書籍のディストリビューションが寡占化して主導権を奪われることに危機感があるのでしょう。社長もインタビュー等でそのような発言をしてるし、目的は比較的明確だと思います。
一方で、BookLive! は正直どこを目指しているのかよくわかりません。まさか Amazon を押しのけてメインプレイヤーになれるとは思ってないでしょうし、何が目的でこの事業をやってるのか……
BookLiveは凸版ですから、その立場であるのでしょう。パブリは出版社協会が母体でして、実際の所小売りより仲卸のほうが本業。ブックリスタはSONY+KDDI+紀伊國屋ですね。hontoはDNP+docomoです。
今いるプレーヤーのなかで大手から出資を受けずに独立系なのはeBookjapanぐらいです。この先生きのこるのはだいたいこの辺りでしょうし、業界再編の可能性やら、協同プラットフォームの可能性やらを考えると地道にユーザを増やしていこうと言う努力はそれほど理解に困るものではないかと。
目指しているのがどこだか分からん度でいえば、東芝のBookPlaceが圧倒的ですよどう見ても駄目なのに東芝本体は凄まじい勢いで投資してる。実はアメリカ版もあります。東芝ってそんなに金余ってたっけ。
あと話題にもならない有象無象、小さい電書屋がいくつもあるので、ここ1年ぐらいでそいつらが次々に潰れる事でしょう。彼らはバックグラウンドも何もなく始めていますが、何のつもりで始めたのか聞きたいですね。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
出版義務がポイント (スコア:5, 参考になる)
出版義務があるので、この権利を使って出版社が電子海賊版を取り締まるには
出版社は法律上、必ず電子書籍を出版しなければなりません。
電子書籍に強硬に反対し、電子書籍を出版させないとがんばっている大御所()の方々にとってはあまりよくない規定のようで、ぎりぎりまでこの辺りが協議されましたが、どうやら出版義務ありになったようですね。
これによって過去作品の電子書籍のコンテンツが増えていきそうです。
Re: (スコア:0)
例えば、自社で全く使い物にならないような電子書籍サービスを作り、ソコだけで販売した場合も認められるのかどうなのか
Re: (スコア:0)
自社で電子書籍をやりたいなんて出版社は希少だよ。共同出資している電子書籍出版社に原稿丸投げの方が多いのでは?
Re: (スコア:0)
それってBOOK WALKERのことかいな?
Re: (スコア:0)
Kindleで読み終えて最後のページにBOOK WALKERってよく見かけるけど、これって丸投げと言うことなのかな。
他と比べても不満はありませんが。
Re:出版義務がポイント (スコア:4, 参考になる)
ここはちょっと複雑なんです。
電子書店は、自社で書店を経営している小売りの他に
実は電子書籍の制作業務と仲卸もやっているケースがあります。
BOOK WALKERは角川書店グループの電子書籍でして、専用の自社販売サイトを持っていますが
同時に角川グループコンテンツを電子書籍にして、自社以外の電子書店に配信する業務も行っています。
これはBOOK WALKERが特殊なのではなく、電子書籍ストアを自社でやっている所を含めても
・電子書店パブリ
・eBookJapan
・ブックリスタ(SONY Reader Store と auブックパスの運営会社)
なども製作配信の機能を持っています。
Bookliveは以前その機能を持っていましたが、現在は分社化の上パブリッジと合併しました。
hontoはDNPなのでちょっと事情が異なります。
SHARPはソリューションを販売していますが、自社では作ってないようです。
それぞれの書店はお互いにコンテンツの数を増やすことに主眼を置くようで、小売りで競合していてもコンテンツは相互流通させているようですね。
Re:出版義務がポイント (スコア:1)
角川はコンテンツホルダー側として、電子書籍のディストリビューションが寡占化して主導権を奪われることに危機感があるのでしょう。
社長もインタビュー等でそのような発言をしてるし、目的は比較的明確だと思います。
一方で、BookLive! は正直どこを目指しているのかよくわかりません。まさか Amazon を押しのけてメインプレイヤーになれるとは思ってないでしょうし、
何が目的でこの事業をやってるのか……
Re:出版義務がポイント (スコア:2, 興味深い)
BookLiveは凸版ですから、その立場であるのでしょう。
パブリは出版社協会が母体でして、実際の所小売りより仲卸のほうが本業。
ブックリスタはSONY+KDDI+紀伊國屋ですね。
hontoはDNP+docomoです。
今いるプレーヤーのなかで大手から出資を受けずに独立系なのはeBookjapanぐらいです。
この先生きのこるのはだいたいこの辺りでしょうし、業界再編の可能性やら、協同プラットフォームの可能性やらを考えると地道にユーザを増やしていこうと言う努力はそれほど理解に困るものではないかと。
目指しているのがどこだか分からん度でいえば、東芝のBookPlaceが圧倒的ですよ
どう見ても駄目なのに東芝本体は凄まじい勢いで投資してる。実はアメリカ版もあります。
東芝ってそんなに金余ってたっけ。
あと話題にもならない有象無象、小さい電書屋がいくつもあるので、ここ1年ぐらいでそいつらが次々に潰れる事でしょう。
彼らはバックグラウンドも何もなく始めていますが、何のつもりで始めたのか聞きたいですね。