かつてのUDIDを無効にする際、広告ネットワーク業界は代わりのものを要求しました。それがないと、アプリを横断してユーザーを追跡できず、自らの広告価値が大幅に低下するためです。 そこでAppleは、WebブラウザのDo Not Trackと同じように、オプトアウトの仕組みを設けることになりました。「Ad Trackingを制限」が、それです。 タレコミの元ネタではこれがデフォルトでオフであることを問題視していますが、デフォルトでオンにすると、広告業界は「本設定はユーザーの意志を反映していない。だから無視する。」と宣言できます。IE 10のDo Not Trackがデフォルトでオンであるため、Apacheがこれをunsetするようになったことを思い出してください。
アプリ用のスーパークッキーとDo Not Trackのセット (スコア:2)
かつてのUDIDを無効にする際、広告ネットワーク業界は代わりのものを要求しました。それがないと、アプリを横断してユーザーを追跡できず、自らの広告価値が大幅に低下するためです。
そこでAppleは、WebブラウザのDo Not Trackと同じように、オプトアウトの仕組みを設けることになりました。「Ad Trackingを制限」が、それです。
タレコミの元ネタではこれがデフォルトでオフであることを問題視していますが、デフォルトでオンにすると、広告業界は「本設定はユーザーの意志を反映していない。だから無視する。」と宣言できます。IE 10のDo Not Trackがデフォルトでオンであるため、Apacheがこれをunsetするようになったことを思い出してください。
Re: (スコア:0)
「Ad Trackingを制限」がデフォルトでオンだから広告業界が「だから無視する」と宣言したところで、広告業界は特に何も出来ないのだけれども。
どうも追跡制限をデフォルトでオンにするとかえって無意味、だからAppleは仕方が無くオフにした、みたいな書き方に読めるのだけれども、そんなことはないと思う。普通にサードパーティーがアプリを提供するプラットフォームとしてのiOSの商品価値を高めるために広告基盤を整備しただけの話では。
Re: (スコア:1)
> 「だから無視する」と宣言したところで、広告業界は特に何も出来ないのだけれども。
「Ad Trackingを制限」がオンになっていても、技術的にはIDFAによる情報収集に何の制限も課されません。アプリに設定値が通知されるだけです。アプリが設定値を見て、情報収集するかどうかを判断するロジックを自発的に組み込む必要があります。「だから無視する」と宣言したなら、むしろ何もする必要はないのです。「何も出来ない」とか言われても意味わかりません。
「アドレス帳ぶっこ抜かない奴が馬鹿」とか執拗に言われているようなありさまだったのに、こんなもの何の役に立つんですか?
Re:アプリ用のスーパークッキーとDo Not Trackのセット (スコア:0)
「それでもやらないよりはマシ」ですよ。
たとえばAndroidマーケットにおける
インストール時の権限確認強制について
「どうせみんな見ないから意味ないと見なす」と言い始めたら、
抜け道があり得るものすべてを否定していくことになってしまいます。
警察も消防も否定ですね。
そこで、悪意ある者や無知な者がはみ出し行為をすることがあっても
「やらないよりはマシ」を地道に積み上げることが
社会的に自治などと呼ばれるものそのものです。
それを否定するのは社会性の否定ですよ。
広告業界の動きもそれに影響を受けます。
「町内自治会が貼った犯罪対策ポスターは住民の意思を反映していないから無視して犯罪を行ってよい」
なんてのを言い続けることそのものを許すべきではないわけですし、
許さないようにしていく必要かあるわけです。