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テクノロジー

特許出願予定/出願中の技術を使ったドローン、国内では事実上飛ばせない 67

ストーリー by headless
不可 部門より
insiderman 曰く、

昨年成立した改正航空法にはドローンの飛行規則が盛り込まれているが、これによって特許出願予定/出願中の技術を使ったドローンの試作機は国内では事実上飛ばせない状況になっているという(株式会社 0 の記事)。

改正航空法によるドローンの飛行規則では、操縦者・関係者を除く人や車両、建物等の工作物から30m以上の距離を確保できない場合に申請が必要となる。市販機ではないドローンの場合、申請の際に図面や写真の提出が必要となるのだが、国土交通省の担当部署は部署外への非公開を確約できないという。その結果、特許出願前/出願中の技術が担当部署外に漏れる可能性が出てくるため申請が行えず、事実上飛ばすことができないとのことだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 14時36分 (#3008943)

    自分の主張を受け入れさせる為に誇張や嘘のてんこ盛り。

    まず、今回の件だけど、申請が必要なのは、30m以内に人や車、工作物がある場合。逆にいえば、60×60の敷地があれば問題ない。東京でも西の方なら、冬の田んぼとか、畑とか借りれば確保できるレベル。更に、ラジコン飛行場とかでもOK。元記事では、ラジコン飛行場で飛ばすと撮影されて特許取れなくなるって言ってるけど、許可が必要な場所で飛ばしたら同じこと。許可の方は図面が漏れると困るなのに、ラジコン飛行場は写真撮られたくないって、都合よく問題にするところがずらされてる。

    で、結局本音が漏れてるのが、
    > 落としてデータを取って修繕して落として・・・
    > これを何度も繰り返すのには、工房とテスト場が同一であることがベストです。
    これ。結局ラジコン飛行場まで持って行くの大変だし、金も勿体ないし、敷地内で飛ばさせろよ!って言うのをごまかしてるだけです。
    この会社の所在地 [google.co.jp]は田舎ですが、周りに民家、郵便局、公園とあって外部の人に写真を
    取られるリスクはラジコン飛行場と変わらないか高い位です。

    30mの方の記事 [04u.jp]も典型的な情報操作が多用されています。ブドウ棚や車止めまで工作物に含めていますが、無人航空機に係る規制の運用における解釈について(pdf) [mlit.go.jp]を見ると、
    > 一定の距離(30m)を保つべき人又は物件とは、次のとおりと解釈される。

    > ○「物件」とは、次に掲げるもののうち、無人航空機を飛行させる者及びその関
    > 係者(無人航空機の飛行に直接的又は間接的に関与している者)が所有又は管
    > 理する物件以外のものをいう。
    > a)中に人が存在することが想定される機器(車両等)
    > b)建築物その他の相当の大きさを有する工作物
    (関係ない箇所を省略)
    写真に写っている様なブドウ棚や車止めは含まれません。

    こっちの記事も、「人口密集地や客立ち合いで撮影しようと思ったら申請いるじゃんめんどくせぇ!」って言うのを自分の主張を隠して社会批判風に書いているだけの典型的な記事です。嘘まで含めて。

    • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 16時29分 (#3008986)

      グダグダ書いているけど、重要な点が抜け落ちている。
      あなたの根拠にしている「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」の最後には、「建物内等の屋内での飛行については、航空法第132 条及び第132 条の2は適用されない。ここで、網等で四方・上部が囲まれた空間等については屋内として扱うものとする。」とある。
      つまり、「法律の解釈を間違えている。今まで使っていたテスト場が屋内なら何の問題もなし。屋外なら網で囲めば解決する」の一行で済む。

      #書いている内容はともかく、この航空局通達を出してきた点だけは「参考になる」に値すると思う

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        重要な点はこの業者は空撮業者で何十mの高さから撮る前提だから、屋内や網で囲むと言う話はそもそも考えてないという事じゃないかな?

        • by Anonymous Coward

          元記事より
          >>0 [Zero]の事務所内のテスト場で10m程度のホバリング
          網で対応できる程度の高さです。

    • by Anonymous Coward

      嘘かどうかは法解釈の違いになるけど、自分もそのコメントに指摘されてるくらいにしか思えなかった。産業スパイを警戒するならちょっと想定が甘すぎるし。
      これで法改正に賛同が得られるとは思えない。

      新しい技術開発を効率よく行うために法律の縛りを緩くして欲しいってのは分かるけど、今回の件は会社側の努力で解決すべき話だと思う。
      個人的には航空法を問題にするよりも産業特区制度の充実を訴えた方がいいと思ったけども。

    • by Anonymous Coward

      そもそも「外で飛ばしてデータを取る」というのは凄く不安だよね。
      「落としたら壊れました。だからこれはダメ」というのでは、「なぜ壊れたか」の再現性が取れない。
      たまたま石に当たったかもしれないし、OKだったのは柔らかい土だったのかもしれないし。

      再現可能な工房で、「~kgfで破断した」などのデータを取るべき。
      特許の実施例だって困るっしょ。
      そういうことを考えない会社の製品って、怖すぎる。

  • 主張がおかしい (スコア:3, すばらしい洞察)

    by annoymouse coward (11178) on 2016年05月08日 13時33分 (#3008919) 日記

    車だって同じ問題があって
    自動車メーカーは会社の敷地内にテストコースを用意しています

    ドローンも同じで、敷地内で飛ばせば、なんの問題ありません

    安全面に配慮することを、車産業や航空機産業のレベルで要求されるようになっただけで
    「(広い敷地が用意できないから)事実上飛ばすことができない」というぐらいなら
    ドローン産業からは撤退したほうが良いとおもいます

    • by Anonymous Coward

      条文を読んでいませんが、一般的に航空法の適用は私有地の上空が除外されたりはしません。
      なので自動車メーカーのテストコースと同様に考えるのは無理があります。
      巨大ドームを作ってその中で飛ばせば、屋内なので多分航空法の適用範囲外だになるとは思いますが。

      • by Anonymous Coward

        ああ、ごめん。
        所有者がOKを出せばいいのね。なら何とかなるかな?

    • by Anonymous Coward

      もっともな言い分ではあるんだけど、その理屈で国内のベンチャーを縛り付けるとユルい国の企業に特許も市場も席巻されちゃうよねという話で。
      自動車に限らず、土地を持ってる企業でドローンに興味のありそうなところと提携するような形にできないものかな。

      • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 14時23分 (#3008940)

        ちょっと田舎のほうに行って農家に心付けを渡してお願いすれば、
        刈入れが終わった後の田んぼでいくらでも遊ばせてもらえると思うぞ。
        住人の高齢化で耕せなくなったり、減反で年中休耕中の田んぼなどもあるだろうしね。

        春や夏ならスキー場とかね。冬なら海水浴場とか。
        探せば低コストで利用できる場所はいくらでもあるんじゃないの?

        都心近くだって、幕張とかみなとみらいとか有明とか開発に失敗して
        更地のまま放置されている場所がたくさんあるけど、ああいうところを
        何日か借りるというようなことはできんものかね。

        「事実上飛ばせない」とは程遠い状況だと思うけど。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          GOOGLEマップで山梨県笛吹市御坂町を見るとゴルフ場に射撃場、アーチェリー場に採石場まであって広い私有地には困らなそうな場所だと思った。

      • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 15時32分 (#3008964)

        実際のところ試験環境を用意するのに莫大なコストがかかるとか、そんな無理な規制はしてないです。
        単にこの会社が一銭だって払いたくないってダダこねてるだけ。

        こんな企業の言い分がまかり通ってしまうなら、公害病が多発してた時代に逆戻りですよ。

        親コメント
      • by nemui4 (20313) on 2016年05月09日 9時15分 (#3009162) 日記

        >自動車に限らず、土地を持ってる企業でドローンに興味のありそうなところと提携するような形にできないものかな。

        ドローンに興味の有りそうなところと提携するとしたら、そこから先の利益も提携されちゃうということですね。
        美味しいところだけ吸いとられませんように。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        自動車に限らず、土地を持ってる企業でドローンに興味のありそうなところと提携するような形にできないものかな。

        そりゃできるでしょう。国がかかわらなくてもできる。

      • by Anonymous Coward

        実際、これってユルいかどうかの話なんですかね?
        他国では許可も取らずに人や建物の上を自由に飛ばしてるんでしょうか?
        そういう場所があるかどうか、そういう場所を利用する気があるかどうかの話に過ぎない気がします。
        車で何もない土地まで走って行ってそこでやるって手間をかける気があればそんなに条件変わらない気がしますよ。
        例えばアメリカなんかにはだだっ広い土地がありますけど、そこ行くのにはやっぱり車で一時間とか走るわけで。

    • by Anonymous Coward

      というより、本気で企業秘密のドローンだったら、広めの倉庫や体育館とかを借り切って屋内でテストするんじゃね。

      車と違って屋内でテストできる程度のサイズだし、屋内なら誰かに望遠レンズで盗撮されたり,
      コントロールを失って敷地外に墜落して誰かに拾われたりするリスクも避けられるもの。

  • by t-wata (10969) on 2016年05月08日 13時14分 (#3008914) 日記

    出願中なら公開情報になってるから問題無いのでは?

    • by NOBAX (21937) on 2016年05月08日 13時49分 (#3008930)
      元記事にも出願中という話は書いてないのでは。
      出願してしまえば権利は確保できるから、公開しても問題ないと思うが。

      そもそも、ドローンで特許取って、競争優位を確保するというのは戦略上どうなんだろう。
      そんなことやっている間にさっさと実用化して、デファクトスタンダードにした方が有利な気がするか。
      飛ばすだけなら屋内でもいいわけで、その場合は許可も不要でしょう。
      だいたいドローンのキモって制御とかセンシングじゃないのかな。門外漢ですけど。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 16時05分 (#3008978)

        試験飛行をしないと特許が取れないというのもよくわからんな。特許を取るときに製品が出荷されていなければならないなんて条件はないわけだし。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          うん、何をやりたいのか分からんよね。
          特許と言うもの自体、あるいは特許法自体をよく理解してない気がする。
          まさか請求項に「飛ばせるドローン」で、実施例に「飛ばせた」と書くわけもなかろうに。
          さっさと特許を出願して、それでテスト飛行を繰り返せばいいのに。

      • by Anonymous Coward

        > 元記事にも出願中という話は書いてないのでは。
        書いてあるよ。

    • by Anonymous Coward

      そもそも、飛ばしちゃったら公然実施で、国土交通省関係なく特許取れなくなるのでは。

      • by Anonymous Coward

        提出図面の内容で特許内容が理解されてしまう場合...国交省に守秘義務がないので図面を提出した時点でアウト。
        外観から特許内容が理解されてしまう場合..公の場所で飛ばした時点でアウト。

        提出図面の内容からでは特許内容が理解できない場合、及び、外観から特許内容が理解できない場合は、国交省の許可を得た上でおおっぴらに飛ばしてもOK

        • by shinshimashima (9763) on 2016年05月08日 15時40分 (#3008969) 日記

          官庁への提出物に関しては、
          ・それだけでは公知にはならない(大判昭和17年5月18日民集21巻10号560頁)
          ・不特定の人間が閲覧できる状態で保管されるなら公知となる(東京高判昭和34年8月18日行集10巻8号1552頁)
          今回は後者になるよということでしょう。

          また、(外観から判別する発明なら)屋外で飛ばしたら公然実施として公用になるというのも正しいと思うけど、
          即アウトではなく、特許法30条2項の新規性の喪失の例外が使えると思う。
          6か月っていう時間制限付くけどな。

          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 14時19分 (#3008938)

          守秘義務は、職員個人にかかります

          国家公務員法 第100条
          第1項 「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。」と定めている。違反者は最高1年の懲役又は最高50万円の罰金に処せられる。

          墓まで持ってけなわりに罰則はゆるい
          まあ個人情報と違って理論上金で解決できるから、損害でたら当事者同士で話し合えってことなんだろう

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            提出した書類は公文書扱いになり誰かが図面について開示請求した場合に開示されない保証はないってことでは?

            • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 21時25分 (#3009061)

              行政機関の保有する情報の公開に関する法律
              (行政文書の開示義務)
              第五条  行政機関の長は、開示請求があったときは、開示請求に係る行政文書に次の各号に掲げる情報(以下「不開示情報」という。)のいずれかが記録されている場合を除き、開示請求者に対し、当該行政文書を開示しなければならない。
              二  法人その他の団体(国、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人を除く。以下「法人等」という。)に関する情報又は事業を営む個人の当該事業に関する情報であって、次に掲げるもの。ただし、人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公にすることが必要であると認められる情報を除く。
              イ 公にすることにより、当該法人等又は当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるもの

              というのがあるので、公文書にはなりますが開示されることはないのではと思います。

              親コメント
      • by Anonymous Coward

        つか、そもそも特許とるためには「飛ばす」必用すらない。
        機体のデザインなら、机上のデザインで意匠登録すればいいし、
        姿勢安定などのメカニクスならば、その部分の性能を証明できる実施例(10秒間姿勢を保持した、など)のデータがあればいい。

        この会社が「何が問題なのか」をハッキリさせないだけ。
        言ってしまえば「~だから出来ない」「妨害が入った」「試作機は犬が食べてしまった」程度の詐欺じゃないかとも思える。

    • by Anonymous Coward

      そもそも申請してから許可出るまでどのくらい期間かかるんだろ
      特許並みの時間かかってたら開発中機器の申請できないだろうし

  •  「大自然独り占め」状態の過疎地で、ドローン特区を作ればダメなのかしら。
     航空機の運航に邪魔にならないことを確認した上で、造成したけど入居の予定の無い住宅地とか工業団地とか、落ちても突っ込んでも被害が出ないところを指定する。
     日本国内、新幹線も高速道路も必要以上に張り巡らされているし、通信回線だって張り巡らされている。日本に秘境は無いと思うよ(と、秘境在住者が言う)。
     うまくすれば、ドローン関係者相手の定食屋とか、土産物屋とか繁盛するかもしれないし。
  • 石投げないで

  • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 15時47分 (#3008972)

    日本ではもうベンチャーは生まれないでしょ。
    官僚がその方向へ誘導しているしね。
    新しいネズミ講や新興宗教は生まれるかもしれないけど。

    • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 20時39分 (#3009047)

      墜落テスト[2.0kgクラス 6モーター 2012年12月編]:ドローン空撮[技術解説] [04u.jp]

      1回目墜落

      高度10m程度の高さから、フリップ(宙返り)状態にて墜落。
      地面には脚方向から墜落。

      この会社、「事務所内のテスト場」で「墜落テスト」やってるんですぜ。
      「公道(空中線)から30mに入る」場所で、「高度10m程度の高さから」。
      むしろ、この会社こそ規制されるべきでしょ。

      別に墜落テストをするなと言うんじゃない。
      もっと安全を確保しろ、というだけのこと。

      >この4年間は事務所で制作して事務所の裏でフライトテストと言うのが、「いつも通り」でした。

      >本業の手を止めて、この分野に参入している0 [Zero]の様な小さな会社は、体力が持ちません・・・

      >これを何度も繰り返すのには、工房とテスト場が同一であることがベストです。

      >さらに、問い合わせの電話が入っても即時に対応可能。

      知 ら ん が な

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      乞食根性で嘘八百並べる会社の主張が通らなければ官僚批判ですか?
      そんな頭でベンチャー語るなんてちゃんちゃらおかしいわw

  • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 16時02分 (#3008977)

    2ちゃんねるやってたところ?

  • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 16時14分 (#3008983)

    特許出願予定の技術を使ったマイクロプロセッサのパッケージ図面やパッケージ写真を公開したら特許情報がダダ漏れになるとでも思っているのだろうか?(パッケージの特許だったら話は別だが)

    今回の話は外形図面や写真ですぐ分かる革新的な形状を有するドローンというわけではないだろう

  • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 17時34分 (#3008995)

    鼻薬が足りなかったのか

  • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 20時35分 (#3009045)

    反響がありますとか
    釣りだったとか?

    特許なんて出願中なら公開済みだし、
    出願予定のノウハウ満載なら、外部にばれないような安全な場所使いそうですし。

    許可がいるような場所の「試験飛行」時の撮影写真とかを売れなくなるので、
    会社の操業としてはきつくなりそうです。

    • by Anonymous Coward

      まあ、その通りスラドを利用した宣伝なわけです。
      ここはノイジーマイノリティが多いですから。

  • by Anonymous Coward on 2016年05月08日 22時20分 (#3009078)

    ノウハウを隠したいときに、あえて特許としては公開しないで、書類だけ作っておいて
    他が特許取ろうとしたら「それもう知ってる」つって対抗するようなやり方がなかったっけ?

    #まとまったお金がゲットできそうな特許なら、場所ぐらい借りるだろうし、
    #飛行ドローン振興が第一ってんなら、はなから公開してるだろうし。
    #記事書いた人の立ち位置がよくわからない。

  • by Anonymous Coward on 2016年05月09日 0時27分 (#3009107)

    > ラジコン飛行場の多くは河川敷の公の場です。
    河川敷地占用許可とった河川敷飛行場じゃなくて昔ながらの山奥の飛行場じゃだめなの?
    近場にないんだろうか。まあ、山あり県じゃないと厳しいかな?

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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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