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著作権

米連邦地裁、猿が撮影した写真の著作権者は猿自身であるとの訴えを却下 51

ストーリー by headless
却下 部門より
米国・サンフランシスコの連邦地裁は6日、インドネシア・スラウェシ島で野生のクロザルが撮影した写真について、クロザルの著作権を主張する訴えを却下した(連邦地裁の意見書: PDFConsumeristの記事Ars Technicaの記事)。

問題の写真は英国の野生動植物写真家 David Slater氏がスラウェシ島で撮影中に、野生のクロザルがカメラを奪って撮影したもの。米著作権局は自然や動植物により作られたものは著作権保護の対象にならないとの見解を示しているが、英国ではSlater氏の会社Wildlife Personalitiesが著作権を取得しているという。

しかし、動物愛護団体のPETAは写真を撮影したオスのクロザル「Naruto」が著作権を保持していると主張。これらの写真を使用したSlater氏の写真集でSlater氏とWildlife Personalitiesが著作権者として記載されているなどと述べ、Narutoを原告としてSlater氏とWildlife Personalities、写真集を出版したBlurb社を訴えていた。

連邦地裁のWilliam Orrick判事は2004年の連邦巡回区控訴裁判所の判例を示し、動物に人間と同様の権利を認めるかどうかは国会や大統領が判断することだが、著作権法改正の動きはみられないと指摘。人間だけが著作権を保持できるとする著作権局の見解に異論はないと述べている。

なお、Slater氏側は、そもそも写真を撮影したのはNarutoではなく、メスのクロザルだったと主張している。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 人類で構成された政府には現状では人類以外を保護することが難しいのかな、歴史的に考えて。

    • by Anonymous Coward

      現状では動物が何を訴えてるのかわからないけど、将来的に動物の感情というものが科学的に解明されていったら状況は変わるかと。
      また人工知能も自我がハッキリしてきたら、それに残酷な処理をさせたりプログラム自体を削除するのは倫理的に許されるのかといった議論も始まるかと。
      結局は動物とか機械が人類に脅威を及ぼさない限りは、人類主体の考えのまま進行するでしょうけど。

      今でも人工知能はともかく、動物に関しては動物愛護法、ペットや動物園での扱い、また食用目的で屠殺するときは苦痛を与えないようになど、ある程度の権利は求められている。イルカやクジラを食べるなって議論もその延長線上にある。
      今後の世界がどうなってくのか、SFとかの小説で語られてそうですね。

    • by Anonymous Coward

      人類がまともに生きられる社会にする方が優先ではないでしょうか。

    • by Anonymous Coward

      白人の左巻たちは、宗教を敵視するあまり、法の拡大解釈を続け全てを曖昧にして、人間の特権を否定した。
      その結果がこれ。

      そもそも、法と言うのは神の代用だ。
      神を持たない動物に法は必要ない。
      人類の存続に必要な範囲で保護する必要はあっても、人類と同じ権利を与える必要はない。

    • by Anonymous Coward

      人権は、市民が戦力や購買者になったことで獲得されたんです。
      猿が兵隊になったり労働者になって経済活動に参加するようになれば、猿権も受け入れられるんじゃないでしょうかね。

  • 作った人の苦労が報われるべく、それから発生したお金は作った人のところに行くようにしてあげようってことじゃないの?
    サルにそんな気遣いが不要なのは言うまでもない。

    • 黒いネズミが事実上永遠の保持を唱えている。。。

      --
      The 'Through'-Force is with you, young srader, but you are not a Hacker yet.
    • by Anonymous Coward

      そもそもそれが間違い。GoogleがOpenJDK採用のストーリーでもたくさんいたように誤解している人は非常に多いようだが。
      「額に汗理論」でぐぐってみるがよろし。著作権法は努力を保護するものではない。

      • ありがとうございます。勉強になります。
        では、「苦労」の部分を「創造」に置き換えて読んでください。
        論旨はほぼ変わりませんが。

        親コメント
        • by 90 (35300) on 2016年01月10日 16時33分 (#2947217) 日記

          では創造を定量化する方法を作って証明してください。ついでにその創造の価値に基づいた富の分配が
          平等であることも示して頂ければベストです。

          親コメント
          • その前に、「創造を定量化する方法」と「富の分配が平等かどうか」が「サルの創造が保護されるべきかどうか」とどう関係するか説明していただけませんか?

            親コメント
            • by 90 (35300) on 2016年01月10日 18時33分 (#2947263) 日記

              額に汗理論というのでしょうか、それであれば汗の量を測り、個人ごとの発汗量で補正する必要があるでしょう。
              加えて、サルが汗をかくかどうかが明らかにされる必要もあるのではないでしょうか。汗の量が問題なら、ということですが。

              親コメント
              • morimonさんはすでに額に汗理論を撤回しましたが、それでも同じ要求をしますか?

                「汗=創造」とおっしゃるのでしたら、わたしの勘違いです。ただし、この場合、創造があれば保護に値し、量で補正しません。

                #morimonさんはサルの創造に対価は不要、という主張をしていることになる

                親コメント
        • by Anonymous Coward on 2016年01月10日 15時12分 (#2947190)

          ものすごい苦労をして、ご飯を食べる暇も眠る時間も惜しんで死にそうにながら何日間もかけて作ったものでも、
          鼻くそほじりながら左足だけでテキトーに数分間で作ったものでも、等しく創造物であり、何ら変わりなく保護されるべきものなんだけどね。

          # むしろ後者のほうが出来が良かったりするし。
          # 苦労とか、額に汗してとか、努力とかに価値を見出す風潮無くならんかね。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        努力への報償というのは副次的効果かもしれませんが、
        知財の供給と公開のためにはその副次的効果が重要であること自体は否定しませんよね。
        全く努力なしでの創造って神様の領域の話だし。

        他の無体財産権法には供給への配慮(特許法だと「発明を奨励し」とある)が記載されてるようだし、
        単に著作権法だけの特殊事情かなとも思いました。

  • by Anonymous Coward on 2016年01月10日 13時24分 (#2947155)

    人間に限らず動物でも権利を認めて欲しいってのは、日本でもイリオモテヤマネコを原告にした裁判とかあったね。
    http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-119001.html [ryukyushimpo.jp]
    このへんの動物や自然にも権利があるって概念はWikipediaの「自然の権利」ってのに簡単なまとめが載ってる。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%81%AE%E6%A8%A9%E5%88%A9 [wikipedia.org]

    さてと、動物愛護団体のPETAがどういう思想を持ってるのか調べてみるかな。

    • by Anonymous Coward

      つか、シャッターを切ったということだが、そもそもそのようなハプニング込みで機材を仕込み
      プリントもその人がやっているのだからサル側に著作権はどうかなって思うんだよ。

      サルにも肖像権を認めろくらいなら何ら問題はないのかもしれないが、

      • by Anonymous Coward on 2016年01月10日 19時56分 (#2947299)

        猿はシャッターを押しただけで、実際はカメラが撮影したんだろ?

        だったら著作権はカメラのもの

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        「猫がピアノの鍵盤の上を歩いた結果発生した雑音は著作物か?」みたいな感じがする。
        観光客に頼まれて偶然その場にいあわせた俺がシャッターボタンおしただけの記念写真にも著作権が
        発生して、その記念写真を他人に配ることについて云々みたいな面倒なことにもなりかねん。

        ある程度訓練をうけた象が「鼻にくくりつけた筆で書いた、高い芸術性を持つ風景画」とかなら、
        著作権が認められてもいいのかもしれない。

        • 著作権の話とは違うけど、「児ポのダウンロードをやったのは俺じゃねえ、猫がやったんだ」と主張した人 [srad.jp]を思い出した。
          その主張は結局は撤回したみたいですが。

          --
          ぽぇんぷしゅう。
          親コメント
        • by Anonymous Coward

          飼育環境下の象の場合、象の著作権と同時に象の養育者に親権に類する代理権を認めてお金などを管理することが出来るから、認めても何も問題ないと思う。
          そうすると監督者のいない野生動物の作品は一切流通しなくなるが、それとも国や土地の所有者が監督者になるのか、というところが議論の焦点になりそう。

        • by Anonymous Coward

          猿や猫の場合と「観光客に頼まれて偶然その場にいあわせた俺がシャッターボタンおしただけ」ってのは同列じゃない。
          #あなたが猿や猫なら同列だが

          著作物は「創作的に表現したもの」であり、著作者は「著作物を創作する者」であるから、その創作的な表現への寄与度が反映されるべきだ。
          ただし、猿や猫には著作権は認められない。

          「観光客に頼まれてシャッターボタンおしただけ」の場合、観光客はおおまかなアングルを提示するなどしているが、同時に、あなたは何も見ずに押したわけでなく、アングルの調整やタイミングを図るなどしており

          • by Anonymous Coward

            >「観光客に頼まれてシャッターボタンおしただけ」の場合、観光客はおおまかなアングルを提示するなどしているが

            ウソを付け。
            誤:観光客はおおまかなアングルを提示するなどしているが
            正:観光客は撮影を依頼しているが(アングルを依頼するとは限らない)

            むしろアングルを指示したことの方が珍しい気がする。
            まあ世の中には図々しい客というのもいるかもしれないし、その辺は文化にも依存するのだろうけども。

            • by Anonymous Coward

              観光客にシャッターを押してくれと頼まれる場合、大抵「このあたりから撮ってください」のようにカメラを渡して、
              自分は映りたい位置に移動するだろう? その場合、その観光客をフレームに入れずに写真を撮るか?

              観光客は写真を撮影したい場所で頼んで自分が映りたい場所に移動することで
              「そこからこっちにいる私がフレームに入るように写真を撮ってください」と指示しているんだよ。
              これを「大まかなアングルを指示している」以外の何者だと言うんだ?

              • by Anonymous Coward

                その通り。
                さらに言えば、多くは「指示」というほど明確に示さないから「提示」とした。
                そして蛇足かと書かなかったが、中には自分でフレームを確認してこんな感じでと指示する人もいるし、
                逆に、写す側が単純に真ん中に写すのではなく背景や余白を考えて写す事もあれば、「もう少し右」など立ち位置を指示することもあるし、自らもう一枚別アングルを提案する事もある。
                単なる通りすがりではなく、ガイドさんなどだとなれているので、そういう傾向も大きいと思う。
                もっと言うと、ツアーの集合写真などでは、当然それで飯を食っているプロが様々なセッティングを行って撮影するのだが、その際に客のカメラでも撮ってあげるサービスが行われる事もある。その場合、客の寄与は皆無で著作権を持つとは考えられないが、世の中は問題なく回っている。

          • by Anonymous Coward
            なんか映画の著作権は監督じゃなくてカメラマンにあるって話になりそうで
            にわかには納得しがたいですな
            • by Anonymous Coward

              著作権は複数で持つ事が出来る。
              ただ、映画などでは監督やカメラマン個々人としてではなく、職務著作として団体として持つのが通常だろう。
              だが、例えば友人二人が監督・カメラマンとなって撮影したものの著作権が、監督役一人のものでカメラマン役にはないという話で納得できるの?
              さらにいうと、これは監督・カメラマンといった役職名で決まるものではなく、あくまで作品への寄与度で決まることであって、監督とは名ばかりで何にもしてなければ監督役のものが著作者となるのはおかしいし、カメラマンといっても監督の決めたアングルにカメラ固定で撮影の開始停止をしてるだけならカメラマンは著作者たりえないでしょう。
              #さらに映画では編集もある

              • by Anonymous Coward
                チャップリンの映画は(C)ユナイテッド・アーティスツって書いてあるにもかかわらずチャップリンの個人著作という判例が出てますね。通常だろうというのはちょっと違うでしょう。彼がカメラ覗いてないのも明らかですしね(少なくとも最も重要な被写体が映ったファインダーは絶対に見ていないはず)。
              • by Anonymous Coward

                職務著作のくだりは間違いでしたね。映画は職務著作でなくても制作会社など団体が持つのが普通でした。
                チャップリンのは旧法の、しかも存続期間の話なのでそのへん誤解を生みそうです。
                #現法の著作権存続期間はどうなるんでしたっけ?
                ただ、書かれているように、著作権表示やファインダーを覗いたかどうかといった形式的な事で著作者が決まらないというのは現法も旧法も変わりなくその通りですね。

          • by Anonymous Coward

            観光客に頼まれて偶然その場に痛くなってる猿がシャッターを押すと

    • by Anonymous Coward

      PETAというとポケモンのアレを思い出す

  • もし猿が権利を持ったとしても、許可は勿論、拒否の意思表示を他人が客観的に確認することができない。
    著作権は複製やらの行為を禁止する権利であるが、意思表示ができないなら権利行使は不可能。それはコピーフリーと同じことなわけで、権利を与える意味はない。

    猿の自撮写真に著作権は発生しないし、他の誰かが権利を主張する事も出来ないとすべきだよね。

    • by Anonymous Coward

      むしろ、猿は他人と著作物の利用契約を結べない以上、誰も(合法的に)利用できない死蔵作品になってしまう可能性もあるのでは…。人間でも契約に関する責任能力に著しい欠如が見られる場合は成人後見人制度等が適応されるわけで、猿は著作権保持者としての活動ができない以上、著作者として認められないのは致し方無いのでは。

      • by Anonymous Coward

        あー、成人後見人制度は、被後見人が誰かに騙されて権利侵害されることを防止する制度だから意味が違うか。
        この場合に適応しようとすると、「猿が権利侵害されないように(人間の)後見人をつけるべき」って話になっちゃうか…。でも、この方向性で話を進めると、「髭クジラが歯クジラに強殺されないように人間の警備員をつけるべき」みたいな話になっちゃいそうな気も…。

  • by Anonymous Coward on 2016年01月12日 8時31分 (#2947757)

    もしもこれが認められたら......
    ・動物に人間が付けたカメラによって撮影した動画の撮影権は動物のもの
    って事になるよね。
    ナショジオとかで放送されている、動物の生態動画の中に、
    動物にカメラを付けて撮影した動画って結構あったと思うんだけど、
    これも、カメラを取り付けた人間じゃなく、そのカメラで様子を撮影した動物が著作権
    を持っているって主張になると思うのはオレだけか?
    (その動物が意図的に撮影した訳ではないから、明らかにおかしいとオレは思うけど。)

    で、上記が認められないならい場合、"上記とこのサルとの違いは何か?”と考える。
    すると、
    ・このサルに、カメラで撮影しているという認識があったか
    という部分なんじゃないかなと。
    で、このサルは、
    ・ファインダーや液晶をしっかりと確認して、意図的に撮影したのか?
    ・うまく撮影できていない写真を自分で取捨選択したのか?
    という部分まで考えると、多分、そんなことはしてないだろう。
    で、更に、そのカメラに写っていた写真の中で、面白い構図だと思って採用したのは、
    そのカメラの持ち主であって、サル自身ではない。
    ......ってな訳で、オレはこのサルに著作権を発生させる必要はないと考えるよ。

    まぁ、それ以前に、この団体は動物の権利とか何とか言ってるけど、
    その権利主張自体が人間のエゴでしかないし、動物も人間と同じように考えているに”違いない”
    という発想自体がそもそもの間違いだと思うのはオレだけか?

  • by Anonymous Coward on 2016年01月10日 15時16分 (#2947192)

    でいいんだよな?

    • by Anonymous Coward

      どこをどう解釈したらそういうことになるのか不明

      • by Anonymous Coward

        著作権保護の対象にならないから普通に解釈したらそうなんじゃないの。
        知的財産権が発生してない状態なんだから。

        • by Anonymous Coward

          英国ではSlater氏の会社Wildlife Personalitiesが著作権を取得している

          って書いてあるから著作権は発生してる
          で今回はPETAが主張している猿の著作権を却下したってだけ

          だからアメリカでもベルヌ条約でSlater氏の会社Wildlife Personalitiesが著作権は認められてる

  • by Anonymous Coward on 2016年01月10日 16時34分 (#2947219)

    そもそもPETAにこんな訴訟を起こす当事者適格があるのか、という疑問。
    100歩譲って猿に著作権があるとしても、その著作権の使い方を勝手に決めようとしているPETAって何様のつもりなのか?

  • by Anonymous Coward on 2016年01月10日 17時40分 (#2947251)

    下手したらNaruto君が窃盗罪や、強制わいせつ罪で逮捕されてたかもしれない。

  • by Anonymous Coward on 2016年01月12日 11時35分 (#2947811)

    特別住民票を与えられ西区民となったたまちゃんとえらい扱いが違うなと
    なんでほんわかニュースじゃなくそんなに目くじら立ててんの?

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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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