電子フロンティア財団、ソフトウェア特許申請におけるコード添付の義務化を提案 34
ストーリー by hylom
これにどのような意味があるのだろうか 部門より
これにどのような意味があるのだろうか 部門より
taraiok 曰く、
ライセンス料や損害賠償金の獲得行為を目的として特許権を利用する「パテントトロール」が大きな問題となっている。それに対しアメリカの非営利組織「電子フロンティア財団(EFF)」 は、ソフトウェア特許関連の分野でのパテントトロール問題の解決に向けた提案を行っている(itnews、Defend Innovation、EFF、本家/.)。
それによると、ソフトウェア特許を米国特許商標庁に提出する際、仕様書レベルの内容だけではなく、実際に動作するコードを添付し、さらにコードの機能に関して行単位で説明を含めるべきだとしている。それに加え、特許を与える基準を厳しくする必要があるとも指摘している。
EFFは提案の中で、特許は正しい発明にのみ与えられるべきだ。単なる思いつきを新しい機能と称し、特許請求を行うことは社会や経済に対して筆舌に尽くしがたいほど有害だとしている。
意味 (スコア:2)
動作するソースコードが付いていれば、商業利用でなく、そのアイデアを私的に使わせてもらう場合には気軽に試してみられるのではないでしょうか。
そうでない場合でも、そのソースコードを踏み台にして改良したり、別のアイデアを付け加えたり、新しいアイデアを生み出したりするのが、多少は楽になるかも。
実装コード例とくらべて請求項の抽象レベルが高くて、このコードでそこまで請求するのか、みたいなことはありそうなので、あまり意味がないのではという意見もあると思います。
でもまあ、サンプルコード付きというのは、そうでないよりは産業界にとっても人類にとっても有益かも。
特許情報とそこにあるサンプルコードを収集して目的のソフトウエアを開発するために有用そうなサンプルコード集をリストアップするとか、さらには自動的に組み上げるようなボットないしボットネットだって作れそうだし。
そうやって作ってしまってから(または作りながら)発明者に対して「これこれの対価以下で(もしくは無料で)アイデアをライセンスしてくれるならお前のアイデアを使ってやる。さもなければ他のアイデアを使うまでだ」なんていう通知を出してくるものがどんどん現れてきたら、発明家はわずらわしいかもしれませんね。
Re: (スコア:0)
曖昧な説明で類似のものがざっくり訴訟ターゲットにされてしまうと、進歩・発展を妨げる
と言う程度の話じゃないですかね。
特許嫌いとしては (スコア:1)
ソフトウェアに限らず機械でもなんでも、実際に動作するものの提出を義務付ければより良い。そうすればタイムマシンとか永久機関とかのアホ特許がなくなる。
が、機械の場合はカネがかかるから、大企業が有利になっちゃうか。。。
Re:特許嫌いとしては (スコア:1)
ソースコードも、肝心の部分だけ書かれていれば、コンパイルが通る必要はないでしょうし。
機械であれば、設計図レベルまで提出すればOKじゃないですかね。
ちゃんとした設計図であれば、特許範囲の判断が明確にできるし、
ちゃんとした設計図がないなら、その特許を利用した商品はきっと存在しないでしょう。
Re: (スコア:0)
Re:特許嫌いとしては (スコア:2)
ソフトウェアに関してはその敷居は低くなったと考えて良い…ですかね?
ジャンルにもよりますか。
「大規模計算を高速にできるようになりました」 とかは大変ですかね。
UIに関しては実証コードを作るのは今は敷居が低いのかもしれませんけど。
Re: (スコア:0)
一応、現行では実際に動作する物があるのが受付の前提になってたような・・・。
Re: (スコア:0)
Re:特許嫌いとしては (スコア:1)
#申請だけなら非科学的でもできる、という話は置いといて
実機がある必要はありません。でも何の理屈も証拠もないアイデアだけでも不可です。
○○することで□□を可能とする××、というのであれば、一応「○○により□□した実施例」とかが無いといけない。
・・・一応ね。
あまりに科学的・技術的には自明であり「コロンブスの卵」なだけだから実施例なくてもいいや、という例も中にはあるでしょうね。
>特許庁は手数料丸儲けするだけだもの。
余計な一言入れなきゃいいのに。
Re:特許嫌いとしては (スコア:1)
> 日本企業ってアメリカにぼったくられているからな。
日本資本の企業と米国資本の企業の話をしたいのか、
国別の特許利用料の収支の話をしたいのか明確にする様に。
> カメラのフォーカスとかも「ぼけていないところ」で賠償金を取られたんだっけ?
うろ覚えな記憶 (というか記憶違い) に基づく議論は避けるように。
> 欧米はいつも自分達の都合の良いようにやるよな。
嘘を書かないように。
欧州でまともに特許で稼げてる国はイギリス、フランス、スウェーデンくらい。
それでも日本ほどは稼げてない。
ということは (スコア:1)
で、普及した暁には公知のため却下されるわけだ。
楽しそうだな。
Re: (スコア:0)
OT: 部門名をモデレートしたい (スコア:1)
本当にそう思うのなら取り上げるべきではないし、取り上げる価値があるならそんな部門名をわざわざつける必要もないのでは?
Re: (スコア:0)
どのような意味があるのか疑問である、という主張をしてはいけない、ということ?
Re: (スコア:0)
そういう主張は日記でやれってこと
hylomの部門名にどのような意味があるのだろうか 部門より (スコア:0)
「なんだかこきおろしたいけれど自分では取っ掛かりすらつかめない。
このEFFの提案に対して/.諸氏はどうお考えだろうか。」
程度の意図しかないでしょ。
どう審査するんだ (スコア:0)
ただでさえ審査官不足で同業者が理解可能レベルが下がっているのに、いろいろな言語で書かれたコードを理解できないと思う
仮想コードだったら、手順の特許だしなあ。
Re:どう審査するんだ (スコア:2)
まるきり動かないと仮に特許として認められても裁判で成立してないと判定されて負けるのでは…
Re: (スコア:0)
審査員を増やせばいい。
コストは社会的に、もしくは特許出願者が負担すればいいんじゃないかな。
公務員が一人、公務員が二人、公務員が・・・ (スコア:0)
C++の専門家とJavaの専門家と、Rubyの専門家と、Objective-Cの専門家と、Pythonの専門家と・・・(きりがないので省略)
Re: (スコア:0)
コードをつけろっていってるEFFが負担すべきでは?
受益者負担という意味で。
Re: (スコア:0)
審査段階では(いままでの特許と同様w)ろくに理解できなくてもいいんじゃない。
裁判になった時、特許侵害があったかを「機能が似てるか」ではなく「ソースの類似性」で判定できるわけだから。
行単位で説明 (スコア:0)
i = i + 1; # iに1を足してiに代入します
if ( i >= j + 50) # もしiがj + 50以上ならば
{ # ブロックはじまり
i = 0; 0をiに代入します
} # ブロック終わり
# こんな感じの意味のないコメントを見たことがあるw
Re:行単位で説明 (スコア:3, おもしろおかしい)
構文エラー
Re: (スコア:0)
MINDにコンバートしたのを後ろに付けただけだろ。
Re: (スコア:0)
アセンブリ言語でかかれたものなら、そういったコメントをよくみる。
言っている事は正しく見えるのだが (スコア:0)
なんか、中国でそんな法律があったような。。。
Re: (スコア:0)
や、これはあくまで、
ソフトウェア特許を取る場合に、
「何かこんな感じのシステム」じゃなくてソースレベルで出せってことだから。
中国のは、国内で売るIT製品はソースコード出さないと売らせない、だもの。
もう施行したんだっけ?
Re: (スコア:0)
#タイトルに反応
「正しい」というより「正論」「理想」に近い気がする。
それが悪いわけじゃなくて、誰かが理想を語らないと前に進まないことも多いですが
テストじゃダメ? (スコア:0)
実装方法は言語系とかに依存するからさ、テストを添付するようにすればよくね?
何をすると何が起こるか、すごいはっきりすると思うよ。
Re:テストじゃダメ? (スコア:1)
結果は同じだけど、そこに至るロジックの改善…みたいな特許がダメになってしまわない?
プログラムに限らず物質の合成手順とか…
~パタポン教徒~
「ソフトウェア特許」の定義 (スコア:0)
が気になるんだよね。まいどまいど。
電子フロンティア財団もちゃんとは言ってないんじゃないか。
ところで、
・ソフトウェアで「も」実装できる
・半導体チップ上で「も」実装できる
・ディスクリート素子を使って「も」実装できる
・メカ的な歯車(笑)の組み合わせで「も」実装できる
という「ある測定値を高精度かするための手法」で特許を出願してみようと思うんだけど、
ソースコードは出さなくていいよね。
↑いくらなんでもこれは「ソフトウェア特許」ではないよな。
Re: (スコア:0)
x86マシンコードを実行可能な歯車製解析機関、とか言うのが頭に浮かんだ。
でも機械語実行可能な歯車装置用のプログラムはやっぱりソフトウェアってことになるよなぁ…
ソフトウェアのような手続きではなく、論理回路のような式で表せる発見だと…
…アレ?単なる離散数学的な定理の発見になって特許要件から外れてしまうような?
カーマーカーのアルゴリズムも結局結論出ていないようだしゴリ押しは出来るかもだけど難しくね?