Led ZeppelinのStairway to Heavenが著作権を侵害したと主張する裁判、陪審団は似ていないと判断 34
判断 部門より
この裁判はStairway to Heavenの冒頭から続くギターのアルペジオがTaurusの曲中で聞かれるアルペジオに似ているとして、SpiritのギタリストでTaurusを作曲した故Randy Wolfe氏(Randy California)の遺産管理人が2014年にLed ZeppelinのメンバーやWarner Musicなどを訴えたもの。
Taurusは1968年、Stairway to Heavenは1971年にリリースされた。1968年にLed ZeppelinはSpiritの前座としてツアーを回っていることから、Led ZeppelinのJimmy Page氏とRobert Plant氏がTaurusを聴いてStairway to Heavenを作曲したと原告は主張している。いずれも40年以上前の話だが、2014年にStairway to Heavenを収録したアルバム「Led Zeppelin IV」のリマスター版が発売されたことが訴訟のきっかけとなったようだ。
Page氏らはTaurusを聴いたことがなかったと証言したが、陪審団はPage氏らがStairway to Heavenを作曲する前にTaurusを聴いていたことを認めたうえで、著作権侵害が成立するほどの類似性はないと判断している。