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パテントトロールが訴えてきたときに「貴様の事務所はわが社の自動返信特許を窃用している」とか反訴するのかな
「技術A」が既存のものとしてあって、IBMが「技術A+α」というのを使用する予定だったとき、今回の特許を出さず開発を進めていて、他の誰かが「技術A+α」という特許を出願したとすると、IBMが製品を出した時に「IBMはん、あんたウチの特許を侵害してますよってに」って面倒事が起きる危険がある。(たとえその特許を無効化できるとしても、その対応のために製品上市が遅れるかもしれない)
一方、IBMが自分で当該技術を出願しておけば、(IBMより早く出願した人がいない限り)IBMが「技術A+α」を使うことに何の問題もない。特許が有効である必要は大してないから、申請する必要もない(低コスト)し、事前に実施できるからスケジュールも読める。
IBMとしては、馬鹿馬鹿しい特許だとは分かっていても、「技術A+α」が技術Aと異なるものだとして特許化され得る可能性があれば先に対応しておきたくなる気持ちは分からんでもない(コストが読める一方、リスクが極小化できるから)。これを「何を無駄な」と呼ぶためには、その「+α」がどこまでなら権利化されず、どこからなら権利化されるのかということについて当局が信頼されていなければならない。しかし残念ながら、当局も時にどうしようもない特許出願を権利化してしまうことがある。なので「万に一つのため、事前にコストを払って馬鹿特許を出す」か「バクチをうって、馬鹿特許を出さず事後にコストを積む」かの二択が大企業に求められているのだ。(中小はそもそもバクチするしかないのだ・・・)
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
どう防衛するのか (スコア:0)
パテントトロールが訴えてきたときに「貴様の事務所はわが社の自動返信特許を窃用している」とか反訴するのかな
Re:どう防衛するのか (スコア:1)
「技術A」が既存のものとしてあって、IBMが「技術A+α」というのを使用する予定だったとき、
今回の特許を出さず開発を進めていて、他の誰かが「技術A+α」という特許を出願したとすると、
IBMが製品を出した時に「IBMはん、あんたウチの特許を侵害してますよってに」って面倒事が起きる危険がある。
(たとえその特許を無効化できるとしても、その対応のために製品上市が遅れるかもしれない)
一方、IBMが自分で当該技術を出願しておけば、(IBMより早く出願した人がいない限り)IBMが「技術A+α」を使うことに何の問題もない。
特許が有効である必要は大してないから、申請する必要もない(低コスト)し、事前に実施できるからスケジュールも読める。
IBMとしては、馬鹿馬鹿しい特許だとは分かっていても、「技術A+α」が技術Aと異なるものだとして特許化され得る可能性があれば先に対応しておきたくなる気持ちは分からんでもない(コストが読める一方、リスクが極小化できるから)。
これを「何を無駄な」と呼ぶためには、その「+α」がどこまでなら権利化されず、どこからなら権利化されるのかということについて当局が信頼されていなければならない。
しかし残念ながら、当局も時にどうしようもない特許出願を権利化してしまうことがある。
なので「万に一つのため、事前にコストを払って馬鹿特許を出す」か「バクチをうって、馬鹿特許を出さず事後にコストを積む」かの二択が大企業に求められているのだ。
(中小はそもそもバクチするしかないのだ・・・)