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車には厳しい安全基準があって、これを遵守する限りはほぼ事故は起きないことになっています。身近な家電でも動作不良の物はほとんど返品可能です。この感覚からすれば「この論点について以前、法律家の方と話をしていたときに、「バグは直すべきじゃないの?」という発言が出てきて驚いたことがある。」という意見はそんなに常識からずれてはないと思います。
なぜソフトウェアの議論に限って「バグは許容されるべき」なのか。この点について詳しい人、教えてください。
もちろん、私見であることを断っておきます。
「ソフトウェア」の定義にもよると思いますが、「バグは許容されるべき」です。なぜなら、「仕様」自体が定義上完全でないからです。
あ、もちろん「仕様」が「人を害すること」、例えば盗難を助長するプログラムとか、明瞭ならば別ですがそれは除きます。
明瞭な場合を除くと、「仕様」をすべての時空を含めた事象として定義する文書が存在し得ない以上、絶対に「バグ」は存在しえます。
ある時点の時刻t1で「バグ」でなかったものが、「仕様」の「前提」が異なっていくにつれて時刻t2から「バグ」になる可能性がある以上、「ソフトウェア」に「バグ」を排除することは不可能です。
ハードウェアの場合は「前提」つまり物理的な定数がいきなり変更されたりはしないわけです。例えば、「鉄」という物質がいきなりやわらかくならないでしょ?
「ソフトウェア」は違います。「鉄」という物質に相当する定数が、いきなり変わったりします。しかも変えた本人が分かっていない可能性もあります。
私はよく言っていましたが「ソフトウェアはなまものです」ほんとですって、と言っていました。
「ソフトウェア」とは「世界」そのものなんです。ハードウェアは「この」プランク定数が固定されている「世界」だけですが、「ソフトウェア」ではプランク定数は可変です。「仕様」によりすべてが全部変わります。
そもそもこの世はすべて流転してるんですけどね。。。
>そもそもこの世はすべて流転してるんですけどね。。。
車なんかだと、シートベルト着用義務の件で、結構旧車マニアさんが困ったそうだが、それでも猶予期間を与えていたり、後付けについて認可制度をだしたりして乗り越えている。ソフトウェア関係では、そういった猶予期間や救済のための方式を提示することなく江田ってのが馬鹿を言ってしまったのがまずは第一の問題なんだ。だけど、そういった救済や猶予期間が与えられたとしても、それはソフトウェアの発達のためにはマイナスにしかならないわけで、バグがあったら直せ/サポートしろってのは無理がありすぎるんですよ。
実際、シートベルトでも付けにくい車が結構あって、フレームに穴あけたり(逆に強度が落ちる)といった無理があったりするわけです。
撲滅が事実上不可能だからじゃないかと。よく言われることにはソフトウェアにバグがないことは数学的に証明できないとかなんとか。そして証明できない以上完全ということができないのでバグは存在しなければならないとかなんとか。
車と言うシステム自体が交通事故というバグを内包していますが、仕様上では許容されています。防弾~と言った製品でも防弾性能が発揮できないケースが存在しますが、それも許容されています。
つまり事故や悪意を受けて発生する危険(バグ)というのは許容されています。無論、可能な範囲で対策をとり続ける事は要求されますが、出荷済みの製品でのリコールは限定的な話です。
むしろなぜソフトウェアの議論に限って「バグは許容されない」のでしょうか。なぜソフトウェアの議論に限って悪意を受けて発生する危険への対策が義務のように扱われるのでしょうか。そして「ミスが許容されない」から「ミスを想定しない」に歪んだ業界が原発業界ですが、それは正常なのでしょうか。
交通事故はバグじゃ無いな。現状なら正しく機構が働いた結果ってのがほとんどだと思う。稀に正しく動ないで事故に繋がる場合はリコールという修正義務が有るし。防弾を謳っていた例外事項(それは事前に適応外とされている範囲を示すわけだが)以外の使用条件で防弾性が発揮されないなら、それは契約不履行と同義。ただ、この場合は犯罪や紛争などは保証範囲に含めない状況が多い。
と言う事で、これはちょっと不適だと思うぞ。ていうかさ、わざわざそういう例外状況が出やすい例ばかり出してないか?
なぜソフトウェアの議論に限って「バグは許容されるべき」なのか。
まずソフトウェアの定義をお願いします。 #車にはCPUもソフトウェアも搭載されていますよ。家電にも。
「この論点について以前、法律家の方と話をしていたときに、「バグは直すべきじゃないの?」という発言が出てきて驚いたことがある。」
ですか?それとも
「バグは直すべきじゃないの?」
ですか?
ここで言ってるソフトウェアとは、Windowsとかの一般消費者向けのソフトウェア製品ですよね。
自動車や家電にもソフトウェアは組み込まれていますが、自動車や家電の安全基準が、それに組み込まれているソフトウェアの欠陥のせいで満たされなくなった場合、ソフトウェアの欠陥だからと言って言い逃れはできません。
一般消費者向けのソフトウェア製品は、人命に関わるところに使うな、なんて但し書きがあったりしますね。とはいっても、現実問題として、社会全体が一般消費者向けソフトウェアに依存するようになってきており、不具合があると社会に重大な影響を与えるようになってきていますから、そうは言ってられない時代が来るでしょうね。
「ソフトウェア」の範囲が広すぎて特定されていない範囲だから問題だっていってるのにWindowsとかの一般的ー・・・ってどこからでてくるんですか?そうするとMac向けはシェア率が低いから一般的ではないから法律の適用外ですか?Linux、Unixでも同様に?
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
車に欠陥はあってはならない (スコア:0)
車には厳しい安全基準があって、これを遵守する限りはほぼ事故は起きないことになっています。
身近な家電でも動作不良の物はほとんど返品可能です。
この感覚からすれば「この論点について以前、法律家の方と話をしていたときに、「バグは直すべきじゃないの?」という発言が出てきて驚いたことがある。」という意見はそんなに常識からずれてはないと思います。
なぜソフトウェアの議論に限って「バグは許容されるべき」なのか。この点について詳しい人、教えてください。
Re:車に欠陥はあってはならない (スコア:4, 興味深い)
もちろん、私見であることを断っておきます。
「ソフトウェア」の定義にもよると思いますが、「バグは許容されるべき」です。
なぜなら、「仕様」自体が定義上完全でないからです。
あ、もちろん「仕様」が「人を害すること」、例えば盗難を助長するプログラム
とか、明瞭ならば別ですがそれは除きます。
明瞭な場合を除くと、「仕様」をすべての時空を含めた事象として定義する文書が存在し得ない
以上、絶対に「バグ」は存在しえます。
ある時点の時刻t1で「バグ」でなかったものが、「仕様」の「前提」が異なっていくにつれて
時刻t2から「バグ」になる可能性がある以上、「ソフトウェア」に「バグ」を排除することは不可能です。
ハードウェアの場合は「前提」つまり物理的な定数がいきなり変更されたりはしないわけです。
例えば、「鉄」という物質がいきなりやわらかくならないでしょ?
「ソフトウェア」は違います。「鉄」という物質に相当する定数が、いきなり変わったりします。
しかも変えた本人が分かっていない可能性もあります。
私はよく言っていましたが「ソフトウェアはなまものです」
ほんとですって、と言っていました。
「ソフトウェア」とは「世界」そのものなんです。ハードウェアは「この」プランク定数が固定されている
「世界」だけですが、「ソフトウェア」ではプランク定数は可変です。「仕様」によりすべてが全部変わります。
そもそもこの世はすべて流転してるんですけどね。。。
Re:車に欠陥はあってはならない (スコア:1)
>そもそもこの世はすべて流転してるんですけどね。。。
車なんかだと、シートベルト着用義務の件で、結構旧車マニアさんが困ったそうだが、
それでも猶予期間を与えていたり、後付けについて認可制度をだしたりして乗り越えている。
ソフトウェア関係では、そういった猶予期間や救済のための方式を提示することなく
江田ってのが馬鹿を言ってしまったのがまずは第一の問題なんだ。
だけど、そういった救済や猶予期間が与えられたとしても、それはソフトウェアの発達の
ためにはマイナスにしかならないわけで、バグがあったら直せ/サポートしろってのは
無理がありすぎるんですよ。
実際、シートベルトでも付けにくい車が結構あって、フレームに穴あけたり(逆に強度が
落ちる)といった無理があったりするわけです。
Re:車に欠陥はあってはならない (スコア:4, すばらしい洞察)
車も釘を踏めばタイヤがパンクして事故になるときもあるし、
屋上駐車場から落ちたりもできるし、人をひき殺せたりもする。
これらも起きない方がよいことなのだから本質的には「バグ」ではあるはずだけど
諸事情により「仕様」と認められている。「車の厳しい安全基準」で。
つまり、車は「仕様」と「バグ」の区別がしっかりしているから
「バグ」を作らないようにすれば、安心して車を製造して販売することができる。
でも、ソフトウエアの場合は「仕様」と「バグ」の区別が明確にせずに規制をかけようとしているので
安心して製造して販売/配布することができなくなるのが心配されている。
---
そもそも、ソフトウエアと同レベルなのはハードウエア、
車と同レベルなのはたとえばブラウザなどになるかと。
ソフトウエアという単位で括って規制をかけようとするのは
ストーブも電子レンジも自動車も原子炉も
すべてたった一つの安全基準で規制をかけようというのと同レベルなどではないかな?
車の安全基準のようなことをしたいなら、ハードウエアで個々に安全基準が分かれているのと同様に
「ブラウザの安全基準」とか「表計算ソフトの安全基準」とか「動画プレイヤの安全基準」とか
個々のソフトウエアで安全基準を定める必要があるのではないかと思う。
めんどくさがってやらないだろうけど。
Re:車に欠陥はあってはならない (スコア:2)
撲滅が事実上不可能だからじゃないかと。よく言われることにはソフトウェアにバグがないことは数学的に証明できないとかなんとか。そして証明できない以上完全ということができないのでバグは存在しなければならないとかなんとか。
Re:車に欠陥はあってはならない (スコア:2)
製造されても、動かされていない車は安全。
また、運転者が道交法に基づいた運行を行い、その車の周囲の人物も
同様に道交法に基づいた動きをしている間は安全。
但し、道交法に基づかない運行を行ったり、周囲の人物が道交法に基づかない
動きをしていたりすると大変に危険。
(子供のいるアーケードに全速力のトラックで突っ込むとか)
ソフトウェアも仕様として与えられた条件に基づいて、動かしている間は
多分正常。勿論動かしていなければ、正常。
動かしているときに、他のプログラムがこちらに与えられている条件に背くような
環境を作り出していたら、異常動作をするかもしれない。
(だから、検索条件のtextboxに生クエリ流しこまれたきに検出するなんで仕様はむがぐぐ……)
=============================================================================
なんてことを考えているようじゃ、ワシも先は永くないのぉ。ふぉっふぉっふぉ
fj.jokes出身:
Re:車に欠陥はあってはならない (スコア:2, すばらしい洞察)
車と言うシステム自体が交通事故というバグを内包していますが、仕様上では許容されています。
防弾~と言った製品でも防弾性能が発揮できないケースが存在しますが、それも許容されています。
つまり事故や悪意を受けて発生する危険(バグ)というのは許容されています。
無論、可能な範囲で対策をとり続ける事は要求されますが、出荷済みの製品でのリコールは限定的な話です。
むしろなぜソフトウェアの議論に限って「バグは許容されない」のでしょうか。
なぜソフトウェアの議論に限って悪意を受けて発生する危険への対策が義務のように扱われるのでしょうか。
そして「ミスが許容されない」から「ミスを想定しない」に歪んだ業界が原発業界ですが、それは正常なのでしょうか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
どんな一般市民向けハードだって
弾道ミサイルや衛星軌道からの一撃で吹っ飛ぶ。
ネットで到達時間的にほぼ0距離同等だからって、
製造者責任問われるいわれはない。
だって現実に照らし合わせればそれって国防じゃん?
# そうはいっても金盾なんてごめんこうむります
# は!?もしやその布石???
Re: (スコア:0)
交通事故はバグじゃ無いな。現状なら正しく機構が働いた結果ってのがほとんどだと思う。
稀に正しく動ないで事故に繋がる場合はリコールという修正義務が有るし。
防弾を謳っていた例外事項(それは事前に適応外とされている範囲を示すわけだが)
以外の使用条件で防弾性が発揮されないなら、それは契約不履行と同義。
ただ、この場合は犯罪や紛争などは保証範囲に含めない状況が多い。
と言う事で、これはちょっと不適だと思うぞ。
ていうかさ、わざわざそういう例外状況が出やすい例ばかり出してないか?
Re: (スコア:0)
まずソフトウェアの定義をお願いします。
#車にはCPUもソフトウェアも搭載されていますよ。家電にも。
Re: (スコア:0)
「この論点について以前、法律家の方と話をしていたときに、「バグは直すべきじゃないの?」という発言が出てきて驚いたことがある。」
ですか?それとも
「バグは直すべきじゃないの?」
ですか?
Re: (スコア:0)
ここで言ってるソフトウェアとは、Windowsとかの一般消費者向けのソフトウェア製品ですよね。
自動車や家電にもソフトウェアは組み込まれていますが、自動車や家電の安全基準が、
それに組み込まれているソフトウェアの欠陥のせいで満たされなくなった場合、
ソフトウェアの欠陥だからと言って言い逃れはできません。
一般消費者向けのソフトウェア製品は、人命に関わるところに使うな、なんて但し書きが
あったりしますね。とはいっても、現実問題として、社会全体が一般消費者向けソフトウェアに
依存するようになってきており、不具合があると社会に重大な影響を与えるようになって
きていますから、そうは言ってられない時代が来るでしょうね。
Re: (スコア:0)
「ソフトウェア」の範囲が広すぎて特定されていない範囲だから問題だっていってるのに
Windowsとかの一般的ー・・・ってどこからでてくるんですか?
そうするとMac向けはシェア率が低いから一般的ではないから法律の適用外ですか?
Linux、Unixでも同様に?