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かの問題に関するネット上の議論で面白いのは論点ずらしとレッテル張りの横行がすごいことかなぁ。
思想面の問題を除いた上でも、大きな問題点として
1、 現在の出版状況が青少年へ悪影響を及ぼしているとする具体的するデータがない2、 対象媒体の偏り3、 18禁とする場合の基準が明確にされていない
とかがあると思うわけですよ。(勉強不足で間違いがあったらすみません) この点についての議論がつくされていないのは今回の出版社側発表にもあるように散々いわれている通り。
なのにネット上の議論だと反対派がエロ本は性犯罪を抑えるとか言ってたり、賛成派が反対者はロリコンだとレッテル張りしてたり。 フレームとしては面白いですが議論になってねぇ。
まぁ推進側の人がきちんと議論しないのもわかります。理屈で遣り合ったら負けますよ。 ですが、机上での批判にも耐えられない条例がまともに機能するとは思えません。 出版社の行動は機能不全の第一段階じゃないですかね。
1、 現在の出版状況が青少年へ悪影響を及ぼしているとする具体的するデータがない
「メディア上の性・暴力表現が、受け手である青少年を暴力や性的逸脱に向かわせるという『強力効果説』は、社会学者のジョセフ・クラッパーらをはじめとする数多くの実証的な調査研究の結果、現在までに、ほぼ否定されている」とかを根拠にしているのなら勉強不足としか言いようがない
参考文献:佐々木 輝美「メディアと暴力」勁草書房 (1996)
反対派が「悪影響を及ぼしていない」具体的なデータを出す以前に、推進派が「悪影響を及ぼしている」具体的なデータを出していないってことだろ。「悪影響を及ぼしていない」具体的なデータが見つかってないから、「悪影響を及ぼしている」具体的なデータが無くても規制すべきだってのは暴論だろうに。
普通社会的に影響のあるアクションを起こすなら、これくらいの段階を踏んで慎重にやるだろう。
1. 「悪影響を及ぼしている」具体的なデータから、「具体的な原因」とそれによって発生する「具体的な悪影響」を分析2. 「具体的な原因」に対する「具体的な対策」を立案し、「具体的な対策」によって発生する「悪影響に対する効果」を「定量的に」計算3. 「具体的な対策」から生じるリスクを「定量的に」計算し、効果とリスクの評価を実施
で、今回は1の段階から憶測とレッテル貼りに終始してるから、議論になってないって批判されるんでしょうに。まぁ、1以前に「悪影響とは何か」すら具体的には定義されていないんだが。
岐阜県青少年保護育成条例事件以来だっけ?
本条例の定めるような有害図書が一般に思慮分別の未熟な青少年の性に関する価値観に悪い影響を及ぼし、性的な逸脱行為や残虐な行為を容認する風潮の助長につながるものであって、青少年の健全な育成に有害であることは、既に社会共通の認識になっているといってよい。
去年の福島県青少年健全育成条例事件でも繰り返されてたね科学的データなんていらないよ常識だもの
で、今回の条例案の内容は、そのデータとやらから分析して効果のほどを計算して導き出された結果なんですか?
ああ、つまりわいせつ図画の規制を撤回させたいのかがんばれよ
#世の中、そんな単純なロジックで規制が行われてるわけじゃないことぐらい知ってるだろうに #自分に都合の悪い規制のときだけ、そういうことを要求するのはフェアじゃないわな
ですが、机上での批判にも耐えられない条例がまともに機能するとは思えません。
そして、ネット上での議論を見ていて面白いのは、そんな運用可能性すら怪しい条例案に、まるでこの世の終わりのような論調が平気でまかり通っている点ですかね。まるで成立した日を境に漫画作品は書店から消滅し、コミケは警察の狩場になり、漫画・アニメファンは発覚し次第憲兵が片っ端から撲殺して回るような未来像を妄想しているようにすら見えて来る。冗談でも皮肉でもなく。ただでさえ脆弱な業界ですし、日本の東京一極集中は有名ですから、結構な影響が出るのは確かで
紀伊国屋事件ってごぞんじない?
んー、あなたも勝手に反対派の考えを誇大妄想し過ぎでは?
まるで成立した日を境に漫画作品は書店から消滅し、コミケは警察の狩場になり、漫画・アニメファンは発覚し次第憲兵が片っ端から撲殺して回るような未来像を妄想しているようにすら見えて来る
いきなりそういう事態が起きるとは、誰も思ってはいないのでは?ただし、いけないルナ先生の絶版騒動やその後の出版社の委縮を見ている立場としては、ゆるやかに社会がその方向に進んでいる懸念は感じますよ。今回は主要出版社が反対の立場を明確にしているので、ToLOVEる絶版とかにはならないかもしれませんが、条例が可決された場合、その後の都の出方次第では、あり得ない話ではありません。
例え実写作品であっても一歩たりとも譲らない、という強硬な意見が目立つように思えます。
私の周りの反対派でも、「実写児童ポルノ」への規制はやむなしから積極的賛成まで、少なくとも「実写児童ポルノ」を積極的に守ろうという意見は聞かないのですが、私とは意見とやらを見ている場所が違うのでしょうか?反対派の言い分は、非実在青少年云々言う前に実在青少年の保護(実写児童ポルノに関わる業者・「親」の摘発、虐待児童の発見・保護)に力入れろよ、でほぼ集約されると思います。
後段の意見に関してはほぼ同意見なので、突っ込みなし。
俺は本物の児童ポルノも守りたいよ芸術性とポルノ性(わいせつ性)が判例上次元の異なる問題とされている以上は論理的に考えて高い芸術性を有する児童ポルノも存在するはずだもの思想の押しつけはやめてほしい
そんな運用可能性すら怪しい条例案
元のコメントと、そして多くの人が心配しているのはおそらく「本来守るべきものが守られない」という点で機能しないと言う点ではないか。できた条例が良くも悪くも一切機能せず、全く役に立たないのならばまだマシですが、本来守るべきものは守られず、弊害ばかり目立つようになっちゃうのを心配している。
こういった点で、著作物保護と言うより、児童ポルノ防止に役に立たない(むしろ悪影響がある)として反対している人もいる。と言うかむしろ私の周りにはこういう人の方が多いというか、この条例が実在する児童に対する児童ポルノの抑止につながると思って反対運動している人はいないよ。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
議論の焦点が矮小化されるのはなんでなんだぜ (スコア:5, すばらしい洞察)
かの問題に関するネット上の議論で面白いのは論点ずらしとレッテル張りの横行がすごいことかなぁ。
思想面の問題を除いた上でも、大きな問題点として
1、 現在の出版状況が青少年へ悪影響を及ぼしているとする具体的するデータがない
2、 対象媒体の偏り
3、 18禁とする場合の基準が明確にされていない
とかがあると思うわけですよ。(勉強不足で間違いがあったらすみません)
この点についての議論がつくされていないのは今回の出版社側発表にもあるように散々いわれている通り。
なのにネット上の議論だと反対派がエロ本は性犯罪を抑えるとか言ってたり、賛成派が反対者はロリコンだとレッテル張りしてたり。
フレームとしては面白いですが議論になってねぇ。
まぁ推進側の人がきちんと議論しないのもわかります。理屈で遣り合ったら負けますよ。
ですが、机上での批判にも耐えられない条例がまともに機能するとは思えません。
出版社の行動は機能不全の第一段階じゃないですかね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
1、 現在の出版状況が青少年へ悪影響を及ぼしているとする具体的するデータがない
「メディア上の性・暴力表現が、受け手である青少年を暴力や性的逸脱に向かわせるという『強力効果説』は、社会学者のジョセフ・クラッパーらをはじめとする数多くの実証的な調査研究の結果、現在までに、ほぼ否定されている」とかを根拠にしているのなら勉強不足としか言いようがない
参考文献:佐々木 輝美「メディアと暴力」勁草書房 (1996)
Re:議論の焦点が矮小化されるのはなんでなんだぜ (スコア:1, すばらしい洞察)
反対派が「悪影響を及ぼしていない」具体的なデータを出す以前に、推進派が「悪影響を及ぼしている」具体的なデータを出していないってことだろ。
「悪影響を及ぼしていない」具体的なデータが見つかってないから、「悪影響を及ぼしている」具体的なデータが無くても規制すべきだってのは暴論だろうに。
普通社会的に影響のあるアクションを起こすなら、これくらいの段階を踏んで慎重にやるだろう。
1. 「悪影響を及ぼしている」具体的なデータから、「具体的な原因」とそれによって発生する「具体的な悪影響」を分析
2. 「具体的な原因」に対する「具体的な対策」を立案し、「具体的な対策」によって発生する「悪影響に対する効果」を「定量的に」計算
3. 「具体的な対策」から生じるリスクを「定量的に」計算し、効果とリスクの評価を実施
で、今回は1の段階から憶測とレッテル貼りに終始してるから、議論になってないって批判されるんでしょうに。
まぁ、1以前に「悪影響とは何か」すら具体的には定義されていないんだが。
Re:議論の焦点が矮小化されるのはなんでなんだぜ (スコア:1, おもしろおかしい)
岐阜県青少年保護育成条例事件以来だっけ?
去年の福島県青少年健全育成条例事件でも繰り返されてたね
科学的データなんていらないよ
常識だもの
Re: (スコア:0)
それで議論になるはずがない
Re: (スコア:0)
で、今回の条例案の内容は、そのデータとやらから分析して効果のほどを計算して導き出された結果なんですか?
Re: (スコア:0)
ああ、つまりわいせつ図画の規制を撤回させたいのか
がんばれよ
#世の中、そんな単純なロジックで規制が行われてるわけじゃないことぐらい知ってるだろうに
#自分に都合の悪い規制のときだけ、そういうことを要求するのはフェアじゃないわな
Re: (スコア:0)
自分に影響が無い「不適切な規制」に対しても行動しない限り、自分に都合の悪い「不適切な規制」に反対してはいけないなんて法がありますか?
他人が犯罪に巻き込まれている時に体を張れない奴は、自分が犯罪に巻き込まれた時に抵抗してはいけない、って言ってるようなもんですよそれ。
で、挙句巻き込まれるのを厭ってはいけないとかに話が飛躍する。
規制したい人はそれを逆手にとって、「テメェらも巻き込むぞ」ってレッテル張りして回ってるわけですが。
実質この手の規制は恐喝と似たようなもんだと思いますね。
Re: (スコア:0)
そして、ネット上での議論を見ていて面白いのは、そんな運用可能性すら怪しい条例案に、まるでこの世の終わりのような論調が平気でまかり通っている点ですかね。まるで成立した日を境に漫画作品は書店から消滅し、コミケは警察の狩場になり、漫画・アニメファンは発覚し次第憲兵が片っ端から撲殺して回るような未来像を妄想しているようにすら見えて来る。冗談でも皮肉でもなく。
ただでさえ脆弱な業界ですし、日本の東京一極集中は有名ですから、結構な影響が出るのは確かで
Re:議論の焦点が矮小化されるのはなんでなんだぜ (スコア:2, 興味深い)
紀伊国屋事件ってごぞんじない?
Re:議論の焦点が矮小化されるのはなんでなんだぜ (スコア:1)
んー、あなたも勝手に反対派の考えを誇大妄想し過ぎでは?
いきなりそういう事態が起きるとは、誰も思ってはいないのでは?
ただし、いけないルナ先生の絶版騒動やその後の出版社の委縮を見ている立場としては、ゆるやかに社会がその方向に進んでいる懸念は感じますよ。
今回は主要出版社が反対の立場を明確にしているので、ToLOVEる絶版とかにはならないかもしれませんが、条例が可決された場合、その後の都の出方次第では、あり得ない話ではありません。
私の周りの反対派でも、「実写児童ポルノ」への規制はやむなしから積極的賛成まで、少なくとも「実写児童ポルノ」を積極的に守ろうという意見は聞かないのですが、私とは意見とやらを見ている場所が違うのでしょうか?
反対派の言い分は、非実在青少年云々言う前に実在青少年の保護(実写児童ポルノに関わる業者・「親」の摘発、虐待児童の発見・保護)に力入れろよ、でほぼ集約されると思います。
後段の意見に関してはほぼ同意見なので、突っ込みなし。
Re: (スコア:0)
俺は本物の児童ポルノも守りたいよ
芸術性とポルノ性(わいせつ性)が判例上次元の異なる問題とされている以上は
論理的に考えて高い芸術性を有する児童ポルノも存在するはずだもの
思想の押しつけはやめてほしい
Re: (スコア:0)
元のコメントと、そして多くの人が心配しているのはおそらく「本来守るべきものが守られない」という点で機能しないと言う点ではないか。
できた条例が良くも悪くも一切機能せず、全く役に立たないのならばまだマシですが、本来守るべきものは守られず、弊害ばかり目立つようになっちゃうのを心配している。
こういった点で、著作物保護と言うより、児童ポルノ防止に役に立たない(むしろ悪影響がある)として反対している人もいる。
と言うかむしろ私の周りにはこういう人の方が多いというか、この条例が実在する児童に対する児童ポルノの抑止につながると思って反対運動している人はいないよ。