アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
抜けている視点はデジタル流通ではなくデジタル制作 (スコア:5, 興味深い)
個人で手の届く価格のパソコンとソフトウェアシーケンサーでも、スキルさえあれば大衆をだませるクオリティの作品が作れるようになってます。 ついこの間も、ピアプロの投稿作品をiTunesで販売する [itmedia.co.jp]、初音ミク楽曲のアルバムがオリコンランクイン [itmedia.co.jp]なんてニュースもありました。
実力を持ったクリエイター、それもさまざまなジャンルの人がピアプロのようなコミュニティサイトに集まって作品を作って発表し、多
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:抜けている視点はデジタル流通ではなくデジタル制作 (スコア:0)
インディーズ系とか。
事業継続性では大手に及びませんが。
メジャーになりたければ大手からデビューする方法を模索します。
芸術面でも営業面でも方向性が違いますから。
デジタル流通はインディーズ系にとって諸刃の剣です。
メリットもデメリットもある。
PRの場としては良いがそれに全面依存することはマイナス面が多い。
趣味で自作を公開するのとプロの仕事を公開するのでは考慮すべき条件が違いすぎます。
少なくとも中小の製作会社は単独でデジタル流通に商品提供するだけの能力はありません。
例えば着メロ配信には小規模な業者も参入していますが、それは電話会社が課金や入金に関する面倒な手続きをすべて代行してくれるからです。
CDやDVDだってプレスして小売店に並べるには大手レコード会社の配送ルートに相乗りさてもらう必要があります。
通販業者だっていろいろと費用がかかる。
販路開拓とは安価な手数料で提携できる流通や決済の代行業者を探すことです。
結局のところ自社で販売網を構築できない中小は、大手の既存の流通経路に依存しないと成り立ちません。Amazonや楽天市場は流通大手ではないのでしょうか。
インターネットでの音楽配信サイトは利益抜きの宣伝広報費として見るのが正しい。
流通経費はCD販売とはさほど変わらず利益率は低い。
営利企業の事業として収益を上げていくのには配信と課金の手数料がまだまだ高すぎます。
製作は誰にでもできる時代になったからと言ってプロの商品が既存大手以外でも流通させられるはずだとの発想には違和感を感じます。
クリプトンだオリコンだの注目度の高い場所に出る時点で大手に依存しているし、そこからデビューすることを大手にお膳立てしてもらっていると言うのです。
オフトピですが、
サーバー型放送、二次利用許諾――関本好則氏が語る「NHKオンデマンド」の内幕
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081211/321237/
の記事を読んで、このような権利処理をやるにはNHKのような体力のある組織でないと不可能だと思いました。
同様に表になかなか出てこない、いや出せない事情は多々あります。
それは他の業界にも言えることだと思います。
Re:抜けている視点はデジタル流通ではなくデジタル制作 (スコア:1)
以前は、レコード会社の協力がなければ作品制作自体が難しかったので、音楽の世界ではほとんど問題にならなかったわけですが、デジタル技術の進歩で制作環境が、ネットの進歩で発表環境までがそろってしまった。
このような環境では、クリエイターにとって最終目標が商業デビューとは限りません。初音ミクJASRAC登録騒ぎのときなんて、商業流通ルートに乗ることを拒否した人の方が多かったくらいです。
コミュニティサイトに集まって作品を投稿してる人も大半は「あってもいいけどお金は二の次」です。人によって一番の目的は変わると思いますが、少なくともメジャー商業ルート故の制約というデメリットがお金というメリットを上回らない人も相当数いるということです。
著作権は商標や特許と違ってそういう人にも発生します。NHKオンデマンドの記事にもありますが、権利処理で一番問題になるのはこの手の「商業流通の中に入ってこない人・作品」なわけです。
ネット権だのフェアユースだのは、こういった商業外での作品制作を後押しする意味もあるわけですが、「デジタルコンテンツの流通は公益ではない」「誰かが安くコンテンツを使いたいからやっているだけ」等のコメントを見る限り、その視点が抜け落ちている人も多いですよね。
#それを産業にどう生かすかは別問題で、著作権法に頼るのもどうかと思います。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
メリット・デメリットあるというのは分かるけど、整理って難しいですよね。
>Amazonや楽天市場は流通大手ではないのでしょうか。
「流通」とくくれる気はするけど、実際の小売店+流通?とは異なるものでもある、と思います。
どちらも、広い店舗を持っていて、販売スペースに余裕があるところ、という。
実際の小売店は、商品を置くにもキャパシティが限られること、また、流通から商品を仕入れないと売るものがないためか、流通に制御されてしまう面もある。
中小モノでは、そもそもこういった小売店から見ると商品ではない、ということですよね。