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米国ではデジタルミレニアム著作権法(通称DMCA)によって著作権保護技術の解除などが規制されている。
ふむふむ。
つまり、著作権登録局によれば、iPodで曲を聴くためにCDをリップしたことのある人は皆、著作権違反を行っていることになる
おや? 音楽CDに著作権保護技術って施されてましたっけ? それとも前者の「など」に何か別のものが含まれている?
CDにはデフォルトでSCMSというものがあるみたいです。孫コピーを許可しない保護技術。http://ja.wikipedia.org/wiki/SCMS [wikipedia.org]
日本でも法律を厳密に解釈したら問題になるんじゃないでしょうか。
以前にもわからないなりに書いた [srad.jp]ことですが、一般に市販されているような音楽用CDはSCMSで保護されているわけではありません。(CDレコーダーで作成したCD-Rには関係します。) 元々SCMSはCDの後に登場したDAT [wikipedia.org]が、デジタル音楽を無制限に複製することを防止するために考案されたものですので、時系列的に音楽用CDに適用されているはずがないのです。 ただし、音楽用CDにもQサブコードと呼ばれるデータ領域に、コピー許可/禁止ビットは存在しています。存在しているだけで(例えばコピー禁止CDからはアナログ出力しか許さない、等の)技術的保護は行わないので、技術的保護手段とはみなされてないみたいです。
まぁ、それでも、例えばこの文化庁の解説のように [bunka.go.jp]
音楽CDなどに用いられている,デジタル方式の複製を一世代のみ可能とする技術(SCMS [Serial Copy Management System] )
音楽用CDにSCMSが適用されているかのような解説はよく見かけますね。 これは、SCMSは先述のコピー許可/禁止ビットの後ろに1ビット付け加えて拡張する形でコピービットを表現しているため、「音楽用CDは"10"のコピービットを持つ、1回コピー可の媒体にSCMSからは見える」ことが拡大解釈されているのではないか、と考えています。 ちなみに、その付け加えられたコピービットのとばっちりで、S/PDIFには元々CDがQサブコードに持っているエンファシスのon/off情報が出力されないようです。参考:こちらのkakaku.comへの書き込み [kakaku.com]
SCMSは一世代まではOKなので、CDから直接DAPに取り込める構造ならOKですね。最近のラジカセなどはDAP用のコネクタ持ってるのも多いのでそれほど問題ではないかと。
PCにライブラリ作るタイプだと結構微妙な気もしないでもないですが。
>SCMSは一世代まではOKなので、
いや、市販の音楽CDの多くがそう設定されているだけで、コピー不可にも設定できますよ。
そのSCMS厳密に守ったのが、初期のSonicStageだったかと。PCにライブラリを作るけど、DAPにはmoveになって、書き戻し作業やらないと別のDAPには移動できない。
あの仕様強いられるのなら、iTunesを含め、今のDAPは全滅でしょうね。
DAT(デジタルオーディオテープの規格)のデッキが出た時に、CDを劣化なく何世代にわたってもデジタルダビングすることが問題になって、途中からDATデッキは、SCMSを導入したんですよ。
それが直接関係したわけではないとは思うんだけどDATは見事に消滅してしまったし、その後に出たMDも実質滅亡しました。
音楽を楽しむ形が刻一刻と変わっていく状況に、コピー保護技術が対応できないところが、その技術を適用した商品やサービスごと消え去ってしまう歴史が、今まで何度も繰り返されていますから、この先も似たことが繰り返されていくんだと思います。
> それが直接関係したわけではないとは思うんだけどDATは見事に消滅してしまったし、
DATを使っていた方は、高音質が必要とされる音源、つまり、生演奏やインタビュー、業務用・放送用で、SCMSはあっても良いが必須ではない。
コンシュマーが音楽CDからコピーして持ち歩くならMDの方が便利。
> その後に出たMDも実質滅亡しました。
MDはポータブルオーディオ用途では成功していたといっていいでしょう。それがiPodようなメディアを使わないものに世代交代した。
多くのユーザはCDからMDにコピーして持ち歩くだけで、一度だけコピーできれば不満に感じることは少なく、ATRACであることも意識しないですむ。著作権管理と利便性のバランスが取れた事例だった。
それは違うなぁ。君は当時の事情知らないでしょう。>DATを使っていた方は、高音質が必要とされる音源、つまり、生演奏やインタビュー、業務用・放送用で、SCMSはあっても良いが必須ではない。
DATに著作権保護機能を入れる入れないで散々揉めたあげくに、第一世代DATデッキは44.1KHzのサンプリングレートは記録できない馬鹿仕様でリリースされた。そして、第2世代でSCMSが導入されたと思ったら、SCMS対応の民生機は高音質が必要とされる音源、つまり、生演奏やインタビューであっても孫録音で打ち止めになるまたまたお馬鹿仕様になってしまった。SCMSは民生機は必須仕様でしたよ。あっても良いとか悪いとかそういうタチのものではない。君のターゲットとしているユーザーにそんな仕打ちをしたから普及が頭打ちになるのは当然。
まあ、DATもMDも一番大きかった打撃は、CDを完全に複製できるCD-Rの登場でしょうね。DATはその前にもう人気がなかった気もしますが。
読み書き転送の高速化も同時に重要なファクターかと。動作がやかましくないとか携帯用途であれば動作中にふりまわしても問題ないとかもあるし。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
CD? (スコア:0)
米国ではデジタルミレニアム著作権法(通称DMCA)によって著作権保護技術の解除などが規制されている。
ふむふむ。
つまり、著作権登録局によれば、iPodで曲を聴くためにCDをリップしたことのある人は皆、著作権違反を行っていることになる
おや?
音楽CDに著作権保護技術って施されてましたっけ?
それとも前者の「など」に何か別のものが含まれている?
Re:CD? (スコア:0)
CDにはデフォルトでSCMSというものがあるみたいです。
孫コピーを許可しない保護技術。
http://ja.wikipedia.org/wiki/SCMS [wikipedia.org]
日本でも法律を厳密に解釈したら問題になるんじゃないでしょうか。
Re:CD? (スコア:3, 参考になる)
以前にもわからないなりに書いた [srad.jp]ことですが、一般に市販されているような音楽用CDはSCMSで保護されているわけではありません。(CDレコーダーで作成したCD-Rには関係します。)
元々SCMSはCDの後に登場したDAT [wikipedia.org]が、デジタル音楽を無制限に複製することを防止するために考案されたものですので、時系列的に音楽用CDに適用されているはずがないのです。
ただし、音楽用CDにもQサブコードと呼ばれるデータ領域に、コピー許可/禁止ビットは存在しています。存在しているだけで(例えばコピー禁止CDからはアナログ出力しか許さない、等の)技術的保護は行わないので、技術的保護手段とはみなされてないみたいです。
まぁ、それでも、例えばこの文化庁の解説のように [bunka.go.jp]
音楽用CDにSCMSが適用されているかのような解説はよく見かけますね。
これは、SCMSは先述のコピー許可/禁止ビットの後ろに1ビット付け加えて拡張する形でコピービットを表現しているため、「音楽用CDは"10"のコピービットを持つ、1回コピー可の媒体にSCMSからは見える」ことが拡大解釈されているのではないか、と考えています。
ちなみに、その付け加えられたコピービットのとばっちりで、S/PDIFには元々CDがQサブコードに持っているエンファシスのon/off情報が出力されないようです。参考:こちらのkakaku.comへの書き込み [kakaku.com]
Re:CD? (スコア:2)
SCMSは一世代まではOKなので、CDから直接DAPに取り込める構造ならOKですね。
最近のラジカセなどはDAP用のコネクタ持ってるのも多いのでそれほど問題ではないかと。
PCにライブラリ作るタイプだと結構微妙な気もしないでもないですが。
Re:CD? (スコア:2)
>SCMSは一世代まではOKなので、
いや、市販の音楽CDの多くがそう設定されているだけで、コピー不可にも設定できますよ。
Re: (スコア:0)
そのSCMS厳密に守ったのが、初期のSonicStageだったかと。
PCにライブラリを作るけど、DAPにはmoveになって、書き戻し作業やらないと
別のDAPには移動できない。
あの仕様強いられるのなら、iTunesを含め、今のDAPは全滅でしょうね。
Re:CD? (スコア:2)
DAT(デジタルオーディオテープの規格)のデッキが出た時に、CDを劣化なく何世代にわたっても
デジタルダビングすることが問題になって、途中からDATデッキは、SCMSを導入したんですよ。
それが直接関係したわけではないとは思うんだけどDATは見事に消滅してしまったし、
その後に出たMDも実質滅亡しました。
音楽を楽しむ形が刻一刻と変わっていく状況に、コピー保護技術が対応できないところが、その技術を適用した
商品やサービスごと消え去ってしまう歴史が、今まで何度も繰り返されていますから、
この先も似たことが繰り返されていくんだと思います。
Re:CD? (スコア:2)
> それが直接関係したわけではないとは思うんだけどDATは見事に消滅してしまったし、
DATを使っていた方は、高音質が必要とされる音源、つまり、生演奏やインタビュー、業務用・放送用で、SCMSはあっても良いが必須ではない。
コンシュマーが音楽CDからコピーして持ち歩くならMDの方が便利。
> その後に出たMDも実質滅亡しました。
MDはポータブルオーディオ用途では成功していたといっていいでしょう。それがiPodようなメディアを使わないものに世代交代した。
多くのユーザはCDからMDにコピーして持ち歩くだけで、一度だけコピーできれば不満に感じることは少なく、ATRACであることも意識しないですむ。著作権管理と利便性のバランスが取れた事例だった。
Re: (スコア:0)
それは違うなぁ。君は当時の事情知らないでしょう。
>DATを使っていた方は、高音質が必要とされる音源、つまり、生演奏やインタビュー、業務用・放送用で、SCMSはあっても良いが必須ではない。
DATに著作権保護機能を入れる入れないで散々揉めたあげくに、第一世代DATデッキは44.1KHzのサンプリングレートは記録できない馬鹿仕様
でリリースされた。
そして、第2世代でSCMSが導入されたと思ったら、SCMS対応の民生機は高音質が必要とされる音源、つまり、生演奏やインタビューであっても
孫録音で打ち止めになるまたまたお馬鹿仕様になってしまった。
SCMSは民生機は必須仕様でしたよ。あっても良いとか悪いとかそういうタチのものではない。
君のターゲットとしているユーザーにそんな仕打ちをしたから普及が頭打ちになるのは当然。
Re:CD? (スコア:1)
Re:CD? (スコア:2)
まあ、DATもMDも一番大きかった打撃は、CDを完全に複製できるCD-Rの登場でしょうね。
DATはその前にもう人気がなかった気もしますが。
Re:CD? (スコア:1)
読み書き転送の高速化も同時に重要なファクターかと。動作がやかましくないとか携帯用途であれば動作中にふりまわしても問題ないとかもあるし。